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蛍火に偲ぶ

彼女の人差し指の指先に、
止まる蛍火に
亡き人の面影を重ね。

 

入れ替わりて、
舞い飛ぶ蛍は
戯れ好きの父に似て、
誘われて寄り添う光は
母の様

留める時間の短さも
我を忘れて見とれるならば
永遠の光を放つ
蛍火の乱舞よ


2019年6月5日
#自由律俳句
#蛍火

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