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田中圭に出会って人生変わった話
途中まで無料です。後半ちょびっとかくします(恥ずかしいので)。たいして変わってねーよというツッコミはどうかこっそり胸におしまいください。どうかどうか。何卒。
私が田中圭という役者をきちんと認識したのが今から4年前。2018年のこと。
仕事がまあまあ忙しくてプライベートでも変化が大きくて、心身おかしくなりそうな、まあちょっとおかしくなってたかな、くらいのときでした(のちにしっかり心身ぶっ壊しますがここでは割愛します)。
「なんか最近、おっさんずラブってよく見るなー。面白いのかな?」
余談ですがその当時の私にはテレビドラマを観る習慣がありませんでした。朝起きて、「会社爆発しないかなー」と思いながら会社行って、残業して、ご飯食べて風呂入って、あー今日も何もしなかったな最悪、という後ろめたさからスマホでTwitterかYouTubeをぐだぐだと見て、諦めて寝る。毎日「このまま死ぬのかな」と思っていました。
そんな私の生活に彗星のごとくあらわれたのが『おっさんずラブ』という作品。気付いたときには地上波の放送はすでに折り返しを過ぎていたので、配信サイトに課金してとりあえず1話を観ました。深夜のキッチンでひとり分のご飯を作りながら、ちっちゃいスマホの画面で。
で、ゲラゲラ笑いました。
地上波で「けぇったぞ〜」の酔っ払い春田から牧の「○○じゃ駄目ですか?」(アレなので伏せるが)まで行くのありなの? ドラマっておもしれぇー! てか田中圭って脚長いなー!
そんな感じで2話、3話……と気付いたら最終話まで。あっという間にハマりました。
春田と牧くんが幸せになってよかったなあ、と思うのと同時に、今度は春田の中の人・田中圭がどういう人なのか知りたくてたまらなくなり、配信で観られる過去の出演作を漁るように観ました。ほとんど活用されていなかったわが家のアマゾンプライムビデオが日の目を見た瞬間です。このとき気付きましたが、私は邦画というものをほとんど観たことがありませんでした。
ドラマも面白いけど、映画も面白い!
こうして私の変わり映えのしない日常に、ドラマや映画が流れ込んでくるようになりました。相変わらず会社に行くのはつらかったけど、画面の中で圭さんが役をまとって動き回っているあいだは元気でいられました。まあお察しの通りこの頃には沼の底です。圭さんのお芝居に対する姿勢の、いい意味での変わらなさと表裏のなさ(と勝手に思っている)に惹かれてファンサイト、通称・圭モバにも登録しました。
そのうち興味の範囲は共演者や監督、脚本家にもおよび、芋づる式にたくさんの映像作品に出会うことになりました。学生時代以来、ほとんど行っていなかった映画館にも足を運びました。
そうしたら今度は圭さんが主演する舞台があると言うじゃないですか(『サメと泳ぐ』)。ストレートプレイは高校生のときに観た(見せられた)芸術鑑賞会でのお芝居がトラウマになっていて苦手意識があります。でも光の速さでチケットを取りました。このときの私の行動力には私も驚く……。
舞台ってすげーーー! あと田中圭は現実に存在したーーー!
忘れもしない、世田谷パブリックシアターの最後列、どセンターの席。私はスポットライトに照らされた舞台の上を食い入るように見つめました。映像とは違い、ひとつの場、限られた空間で繰り広げられる台詞の応酬、舞台上の照明や美術、小道具の奥深さ……そういったものに魅せられたのです。
ドラマも、映画も、舞台も。お芝居の世界に浸かる面白さはすべて圭さんから教わりました。
今までこれといった趣味のなかった私のプロフィールに「ドラマ・映画鑑賞」というのが加わったのです。私的パラダイムシフト。その時歴史が動いた、です。「ドラマ・映画鑑賞」は趣味に入りません、という外野の声は一旦置いておきましょう。
それで、私はやりたいことをひとつ見つけました。
自分で脚本を書いてみる、ということです。
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