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73 ハアーイ!

私が芸能という仕事に初めて興味を持ったのは、幼稚園のとき。
マイマミー(私の母)が、お米の広告モデルに応募したのか理由は定かではないが、家にカメラマンが来てカメラマンの前でお米を食べながら「こっちむいてー」とシャッターを切っていた瞬間を私はいまだに覚えている。
(その広告ページは今も額縁に入れて持ってる。)


その当時は、モーニング娘。がテレビに出ていてキラキラしている姿を見て、アイドルになりたいと思ったのも芸能界に興味を持ったキッカケ。(その時の推しはゴマキ)

だけど、現代のように、自分らしく生きることを尊重される時代では無かったし、みんなと同じが良いとされて、みんなとズレてると笑われたり、変なのーって言われる対象になる。幼稚園の先生に将来は何になりたいの?って教室で聞かれた時、アイドルになりたいなんて絶対言えなかった。

先生は「こっそり教えてぇ」と耳元に手を当てて聞いてきて、コソっと言うシステムなのになぜかすぐバレる不思議。だから、「お花屋さん」って言ってた。お花屋さんっていいよね。


幼稚園の頃に芸能界に興味を持って、試行錯誤を繰り返して生きてきた中で、こんなにもSNSが発達して自分を曝け出して生きていける時代が来る前に感じたことがある。

見えてる世界が全てではない。見え方も表現の一つで仕事の一つ。裏なんてどうであったって関係ない。って。

彼女いてもいないって言うとか、体調悪くても悪くないフリするとか、バカなフリするとか。

悪い面で言ったら、表面上の姿というか、仕事のオンとオフ、照明の前と照明に当たっていない時の姿を見て、現実を知り、悪の部分を見てしまった瞬間、心が強くないとやっていけないと思ってしまった。

テレビで見てたら明るくて元気なのに、スタッフさんに対しての対応とか、裏でみんなで集まってる時の態度が良くなかったときは、結局こーゆうものかと思って、性格悪いとか感じなくなってた。


肌荒れしてて挨拶もしない女の子が主役のCM撮影で、その子のスタンドインに入った時、なんでこの子?なんで私がスタンドインをしてるんだ?って怒りと悲しさと色んな感情が込み上げて、帰り道に、性格悪いとか画面通したら関係ないのか、肌荒れとか修正すればいいのかって、独り言ぶつぶつ言いながら帰った。結局自分の実力不足に腹が立って頑張ろって落ち着いた。あの経験をできたことに今となっては感謝。あの子元気かな。

言いたいことを包み隠さず言ったり、自分らしく生きてる方が良くも悪くもフォーカスされる2023年になって、女優だからって清楚にいなきゃいけないって概念も変わったり、モデルは痩せてなきゃいけないなんてこともなくなってとても生きやすく変化したと感じる。リアルが求められてる。もっと早くこの変化が起きていればなぁ。笑


表面上の姿と裏の姿なんてものがどんどん無くなってきてるよね、ありのままの〜姿見せるのよ〜。ちがう?笑。
それと同時に、あのときはこーゆうもんかって思ってた考え方が色んな方と接して私の中で正されて、大物さんほど優しく謙虚だと実感している。

信用、謙虚、わきまえるってことを心に刻みなさいって演技を勉強していたときに教わりました。(好きな先生の言葉は忘れないタイプ。笑)



今も昔もキラキラして見えるのは変わりなく、表現の仕方が広がって自分らしく表現しやすく生きやすくなったこの世界をわたしは今も離れられない。

これからも色んなものを見て経験して楽しくレッツゴーライフ!( ◠‿◠ )

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