見出し画像

くせ毛もじゃもじゃ

私は幼少の頃からくせ毛です。
若い頃はコンプレックスでした。
もちろん今もコンプレックスなのですが、
諦めがついたというか、気持ち的に乗り越えたというか...って感じです。

特に中学・高校の時なんかは、まっすぐでつやっつやな友達の髪がうらやましくてうらやましくてたまりませんでした。
高校入学の時ストレートパーマをあてたのですが、
次の日髪を洗うと、元のもじゃもじゃに戻りました。
1万円かけて一晩かよ、ってものすごい衝撃を受けたのを覚えています。

どうやら縮毛矯正ってやつじゃないと私のくせ毛には太刀打ちできない、
ということを学び、高額な縮毛矯正費を貯め、あてました。

もう25年ほど前の話で、その頃の縮毛矯正というのは板を髪に貼り付けて伸ばすというものでした。
できあがりはもちろんピーンとまっすぐ。
まっすぐすぎて違和感アリアリなのですが、私は自分の髪がまっすぐ伸びたことに感動し打ち震えたのです。
次の日シャンプーしてもまっすぐのままだし!!

ただ、2,3ヶ月もすると根元が伸びてきます。
伸びてきた髪はもちろんもじゃ毛です。
もじゃ毛の下は定規をあてたかのようにまっすぐなのです。

高校生にそんなしょっちゅう縮毛矯正をあてる余裕はありません。
この時に「縮毛矯正とは終わらない旅」と学びました。

その後、美容院ジプシーとなり、あちこちさまよっている内に、
なんかもじゃ毛はもじゃ毛なりに、まとまった感じにカットしてくれる美容師さんがいることに気がつきました。

決して、髪の綺麗な人には敵わないのだけど、
これならまあアリかな、みたいな。

こうなると周りの人から急に
「パーマあてたんだ?」
「似合うよ」
等々褒められることが増えてきたのです。

私が髪型を褒められるなんて!と有頂天になりかけたのですが、
私が天然パーマだというと口では「わー、いいねー」と言われるのですが、
なんかいつも違和感がありました。

例えば...(友は髪がつやつやのストレートです)
友:「あっパーマあてたんだ。似合ってるよ」
私:「ありがとう。でもパーマはあててないねん。これは地毛というか癖」
友:「嘘っ!パーマあてたようにしかみえないよ。うらやましい。私パーマかかりにくい髪質みたいで、すぐ落ちちゃう。いいなー」
(ココで、いいなとはこっちのセリフじゃいっていつも思います)

私:「まっすぐの方がぜったいいいよ、綺麗に見えるし」
友:「いやいや、ストレートなだけでつまらないよ」

私:「じゃあ、生まれる時に私みたいなくせ毛かストレートか選べるとしたら、どっち選ぶ?」
友:「えっ? えっと、それはストレートかな...」
だって。
私こういう、結局正直な人好きだなって思っちゃいました。

今はもう、くせ毛は加齢に加え乾燥もひどく、
どうしていいかわからない状態なんですが、
後ろにひとつしばりで逃げてます。

なんかいいアイデアないっすかね。
伸ばしてヘアアレンジがんばるとか??

#日記 #思い出 #エッセイ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?