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【インタビュー】1st Story ~デザイナー/ダヨンさん~ part1

メゾンドでデザイナーとして、Webサイトのデザインやメンバーのアイコン作成などコーポレート関係のクリエイティブを担当するダヨンさん。
幼少期から「美術に関わる仕事に就く」と決め、辛い時も楽しい時も”Art”や”Design”と人生を共にしてきた彼女の個性あふれるStoryと、メゾンドでのお仕事について数回にわたりお届けします!

プロフィール
・Dayoung Cho 
・韓国で生まれ、13歳から一家で米国に移住。中学・高校を卒業後、アートセンターカレッジオブデザインに入学し本格的にデザインを学ぶ。
・その後、米国でフリーのデザイナーとして活動、2019年から単身で日本に移住。
・日本での活動中、メゾンドCEOの塩谷と知り合い、入社に至る。


“Home”と”Art”で乗り越えた学生時代 

Mina
:ダヨンさんは13歳からアメリカに移住されたそうですが、そもそもどういったきっかけでアメリカに行くことになったんですか?
Dayoung:最初は私と妹の勉強のために2年だけ行く予定でした。でもその間にお父さんがゴルフにはまって、アメリカでプロを目指したいと言い始めて..笑
それがきっかけでアメリカに移住し、結果的に10年以上住むこととなりました。
Mina:すごいですね、そんな事があるんですか...!!
Dayoung:そうですよね笑
アメリカに住み初めて10年以上たった2017年に、妹と一緒にアメリカの国籍を取ったんです。

~中学高校は”暗黒の時代”~

Mina:アメリカの生活はどうでしたか?
Dayoung:中学・高校は、自分の中で「暗黒の時代」です。
中学も高校も公立の学校に通っていたのですが、何も面白くないし、友達もいたけれど本当に少ないし、英語もできなくて。。
Mina:ほとんど周りはアメリカ人だったんですか?
Dayoung:最初の1年間はサンフランシスコで住んでいて、そのときはESLのクラス(英語を第二言語として学ぶ生徒たちのクラス)だったので、日本人も台湾人もいました。その時は本当に色んな人がいたし、先生も発音などをすごく頑張って教えてくれたんです。でもその後、テミキュラーという、今私の家族が住んでいるエリアに引っ越したあとが大変でしたね。
Mina:どんなことが大変だったんですか?
Dayoung:テミキュラーには韓国人やアジア人が全然いなくて気持ち的に寂しかったのもありますし、高校ではアジア人という理由で傷つくような場面もありました。嫌なことや傷つくことを言われても、英語が出来なくて言い返せなかったのをとてもよく覚えています。
もっと英語を勉強して言い返したかったけど、それが出来ない自分に対してすごく悔しく思いました。。
Mina:それは辛いですね...でも、「こんな事言われて悲しい」ではなく「言い返せなくて悔しい!」と思うところに、なんだかダヨンさんのパーソナリティを感じます...!!!
韓国に帰りたいとは思わなかったんですか?
Dayoung:それはあんまり思わなかったです。韓国に行ってもいじめられたり嫌な思いをする可能性だってあるし、何より制服のスカートを着たくなかった。(笑)
その時は、自分の脚が嫌いで、すごく気にしていて。
Mina:なるほど、そういう理由があったんですね!
私だったら、もう帰りたい!とか、もう嫌だ!!と思ってしまいそうだけど、そう思わなかったのがすごいですね。
Dayoung:うーん、多分私は鈍感なんですよね。嫌なことがあっても、家に帰ると大丈夫で、家で絵を描いたり家族と過ごすのがとても好きでした。学校で嫌なことがあっても、家に帰ったら全部大丈夫!という感じで。
Mina:すごいですね。。!!

「家族」や、自分の好きな「絵を描くこと」に支えられ、辛い学生時代を乗り越えたダヨンさん。大学に入学しいよいよ本格的にデザインの勉強を始めるもさらなる試練が...!?

ダヨンさんインタビュー中のようす

~デザイナーへの道~

Mina:高校卒業後、アメリカのArt Center College of Design(デザインの大学)に行ったと伺いましたが、そこを選んだ理由はありましたか?
Dayoung:幼稚園の頃から、自分は美術以外にはやらない!とずっと思っていたんです。絵を書くのが好きだったし、それ以外の将来は深く考えたことがなかった。
他のことを考えたことがないまま大学に進んで、大学を卒業した後はちょっと苦労しましたね。
Mina:どんな苦労ですか?
Dayoung:在学中は、卒業したらフリーランスでデザイナーをやりたいと思っていたし、それで生活ができると思っていました。でも実際のところ、フリーで生活できるようになるのは本当に大変なんだと思い知ったんです。
Mina:大学を卒業してすぐ就職はしなかったんですか?
Dayoung:しませんでした。しなくても大丈夫と思っていたんです。デザインの大学を出ていれば、フリーで仕事を取って生活できると思っていました。でも本当は自分でゼロから10までやらないと仕事がとれないので、最初の仕事を頂くまでに1年くらいかかりました。その間ずっと、アルバイトしながら案件獲得のための活動をしていました。
Mina:例えば、ポートフォリオを充実させたり、メールを送ったりしていたんですか?
Dayoung:そうです、ポートフォリオもそうだし、ギャラリーにいってみたり、色々検索して仕事を探してみたり、メールで自分の作品を売り込んでみたりとか。最初はそういうことも、何をすれば良いのか分からなくて手探りでしたね。

ダヨンさんが作成した、
メゾンドのサービス"BRADDY"のイメージイラスト
ダヨンさんが作成した、
メゾンドのサービス"SIRCREW"のイメージイラスト


大学を卒業し、フリーの道の厳しさを思い知ったダヨンさん。ここからデザイナーとしてどのようにキャリアを積んでいくのでしょうか?
次回、「最初のお仕事」から苦労、やりがい、駆け出しデザイナーとしてのエキサイティングな経験を深堀ります。

メゾンドLinkedin:
https://www.linkedin.com/company/maisond



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