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35歳ではじめたい、漢方美人の更年期対策。【女性の変化は7の倍数】

こんばんは。maison de megriのタケウチアツコです。

漢方養生コンシェルジュ タケウチアツコ
関西在住40代漢方薬剤師。二児の母。特技ミシン。
今年の目標はオーダーメイドカンポウ茶を多くの人に知ってもらう事。
自宅マルシェも主催するパワフル薬剤師!めぞめぐイチのしっかり者…と見せかけて永遠の妹キャラ。

漢方では昔から女性の体は7の倍数ごとに変化する、と言われています。
例えば、14才で初潮を迎え、49才で閉経を迎えるというふうに、約1800年前(!!)中国最古の医学書「黄帝内経(こうていだいけい)」にそう書かれているのです。1800年前って日本で言ったら何時代?

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現代の女性も、そんな昔の女性と比べて、初潮は13才くらい、閉経の平均年齢は約50才とほぼ同じ。寿命は長くなりましたが生理にまつわる年齢は,大昔の女性と大きく変わっていません。

女性の節目年齢は7才ごと

7才:永久歯に生え変わる
14才:初潮を迎える
21歳:身長が伸びきり女性の体ができあがる
28歳:筋骨がしっかりし、女性として体が最も充実する
35歳:顔の色つやにかげりが出て、肌や髪が衰え始める
42歳:白髪が気になり始める(顔にシワが目立つ。心身の不調が起こりやすくなる)
49歳:閉経(閉経前後の不定愁訴が起こりやすくなる。集中力や記憶力が低下する。トイレが近くなる。不安感が強くなったり落ち込むことが多くなる)


35歳以降は、ちょっと明らかなディスりを感じないこともないですが、約2000年前に書かれている医学書に怒っても仕方がないことで。逆に、その年齢を経験してきた身としては「よく分かるよなあ。。そうなんだよ。。」と感心してしまいます。

さて、年齢に応じてホルモンバランスが変化していき、エネルギーが減っていくのは仕方がないと思いますが、同じ年齢でも若く元気に見える人と、年齢より老けて見える人がいると思います。その差はいったい何なんでしょう?

その差にはズバリ!更年期を迎える前の時期、生理や性機能に徐々に変化が見られる前から行う漢方の知恵を生かした「養生」がカギになります。

漢方ではエイジングと最も深い関係があるのは「生理と性機能」であると考えます。生理の経血量や周期、生殖能力は35歳ぐらいから徐々に変化し、42歳ぐらいから衰え始めます。この衰えのカーブに大きく影響するのが「ふだんの生活」です。暴飲暴食や睡眠不足、不摂生な生活や過労や冷えなどエネルギーを消耗しやすい生活を送っていると、それだけ老化を早めてしまいます。

28歳からはゆっくりと下り坂?

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女性のエネルギーはホルモンの作用によって波打つように変化していきます。社会進出が進み、ライフスタイルが変わっても、月経があって女性としてのサイクルがあるという体の仕組みは昔も現代も変わってはいません。28歳を境に体のエネルギーもそれを巡らす力も徐々に落ち始めてくるのです。それまで若さで、はねのけていられたストレスや不摂生、冷えなどのダメージも影響を受け始めます。28歳なんてアラサーの手前でまだまだ全然若い!若い!と思いますが、この時期から養生するかしないかで、それ以降の心身の調子が大きく変わってきます。

違ってくる更年期の迎え方

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「私は30代だから、まだまだ更年期なんて先のことだわ」と思っている人。
甘い!!

更年期に入るのは一般的に40代半ばからですが、プレ更年期の年代に、不摂生な生活やちょっとした不調を抱えたままでいると、いざ更年期になったときに様々な症状が現れてきます。
更年期を楽に迎えるためには30代からのプレ更年期の生活を見直し、心と体を整えておくことが、とっても大切なのですよ。

漢方はアンチエイジング知識の宝庫

現代の西洋医学では様々なアンチエイジングの治療法や美容法が開発されています。しかし、専用のクリニックで特別な機械や薬品を使う必要がありますので、なかなか気軽に誰でも!というわけにはいきません。
その点、伝統医学である漢方には長い年月に渡って蓄積された役立つ知識がたくさんあります。特別な機械や薬品のない時代から、漢方医学には、1000年以上前の書物にも、女性専門の項目がありました。性差医療の先駆けすぎる先駆けですね。そして、そこに書いている「漢方的アンチエイジング」は、お金もかからず、誰でもその日から実行できるとても簡単な「ふだんの生活の心がけ=養生」です。

「養生」という誰にでもできるセルフケアで若々しさをキープできる方法があります。自分の年代ごとの体の変化を知り、それに合わせて養生することで老化のスピードを緩やかにする方法、7の倍数の変化に負けない養生法をこれからお伝えしていきますので気になる方はぜひ読んでみてくださいね。

おまけ:めぞめぐメンバー、7の倍数実感してる?

mag(34歳)
21~27歳までの無敵感はヤバかった。バイト掛け持ちして、海外旅行行きまくって、風邪もいっぱいひいたけど回復早かったような。28歳から急に体力落ちたのは覚えてる!あれ?疲れがとれんぞ…って。このままのカラダを酷使する働き方はできんぞ…とソムリエの勉強し始めたのもこの頃やな。
今まさに顔に年齢が出てきたなぁって感じることが増えたから、35歳からに備えて養生したい。ごきげんに美しく歳を重ねたい!!

タケウチアツコ(48歳)
30代で3回妊娠出産、24時間の授乳生活をこなしたせいか、40代に入ってどんどん体調は下り坂。慢性疲労、肌荒れ、極度の冷え性、イライラしてばかり、、、この頃から漢方に興味を持ち始め、生まれて初めて漢方薬局に相談に行き、漢方薬を飲み始めました。それがちょうど42歳!それから徐々に体質は改善。漢方薬の影響かはわかりませんが、白髪がほぼなくなりカラーリング不要、髪がツヤツヤになりました。

なみみ(54歳)
42歳・・夜勤明けの疲れが取れない
49歳・・夜勤明けに楽しみにしていたモーニングに行けないくらい疲労困憊
54歳・・養生を始めて一年。
    自分のエネルギー(気)が、人よりも少ない事に気付き、
    低燃費で夜勤を乗り切るべく試行錯誤中。
    夜勤前後の養生 に励む日々。
余談・・元気な先輩方は60歳過ぎても夜勤の休憩中にお掃除したりして、くるくる働きます。でもそれは人それぞれ。自分のエネルギーに見合った仕事、生活をしていきましょう。



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