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辻ちゃんとお坊さんと土井先生と

時間について、気を付けていることや思うところがあれば教えてほしい、と
言ってきてくれたのはパン学校同期の仲間。

テーマが壮大なのでnoteに書いてみる!と言ってみたものの、どの角度から何をどう書いたらいいのやらと頭を悩ませ、長いこと待たせてしまっています。


4人の子がいて、夫の仕事も手伝って、自分のやりたいことも叶えている、
一体どうやって???と思ってくれての質問。

よく聞かれます。
でも、実際は多分イメージしてくれているような感じでは全然ないのです。
家事はなるべくやりたくないし、やるべきことが抱えきれず、手からこぼれ落ちてます。
ちゃんとできなくて、へこむこともよくある。
ちなみに夏に、幼稚園の子供のプールのご用意をうっかり持たせ忘れるというのが、へこむ度、第1位です。

時間について思うこと。


辻ちゃんのyoutube


もしかして持たれているかもしれないイメージ。
そうまさに辻ちゃんのようなスーパー主婦的な?
同じ4人の母なのですが、辻ちゃんは本当にすごい。

辻ちゃんは、土曜の朝起きて、洗面所で顔を洗った流れでささ~っと、子供の上靴を洗っちゃうのですよ。そんなことできない。スーパー主婦ですよ。
私は日曜の晩に「はっ!上靴洗うの忘れてた!」って気づいて
今から洗うかどうか、乾くのか?裏だけ洗う?って迷ったりしてます。

めっちゃ忙しいはずなのに仕事から帰ってからつくるごはんの品数も多い。いつでも可愛くしていて、家族への愛情で溢れている。
動画編集も全部自分でやってるんだそう。すごいなぁ。と思わされます。


思い通りにいかない時や、やりたいことの半分もできない、やってもやっても片付かない日はイライラします。
だからと言ってそんな状況に抵抗するようにちょっと無理してしまうと翌日以降にガタガタと響いてしまう。
そうなると、「辻ちゃんはすごいなぁ」という気持ちさえ、ネガティブに働いてしまう。

いちばん良くないのは、そうなったときにできない理由を人のせいにしてしまうこと。「こんなにがんばってるのに!」「旦那ばっかり自由!」「みんなして私の時間を奪う!」みたいな思考になってきて、頭の中で延々とセルフトークするようになったら危険。

潜在意識が「頑張っているのに報われない私」「時間が奪われる私」を誕生させようとしている状態。

そういうときは、一旦ストップ!頑張ることをやめます。


手帳術

去年から手帳術をゆるく実践しています。

簡単に説明すると、1日のタイムスケジュールが縦に書き込める手帳を用意して、

将来の目標、やりたいことリスト100を書き出し、その実現のために何が出来るかな?と日々に落とし込んでいきます。

1日のタイムスケジュールには、「決まっている予定」「やるべきこと」を書くだけではなく、「やったほうがいいこと」「やりたいこと」の時間を先取りして書いていくというもの。
たとえば。やってみたいことがあるけど、調べたりする時間がないなぁと思っているなら、そのための予定を入れてしまう。
たまにはひとりでカフェに行きたいなぁと思うなら、それも書いてしまう。「時間が空いたら」ではなく先取りするところがキモなのです。



大して書き込む予定なんてない、ただのパート主婦が大きな手帳を使って・・みたいな気持ちが最初はあったけど(ネガティブ!笑)、やってみると、自分の手持ちの時間が実は思い込んでいるよりもあるんだというのが目に見えるし、自分の時間=人生は自分でデザインできるんだと感じられるので、これはおすすめ!

とはいえ、そんなにきっちりとはやっていなくて、1週間書いてないなぁなんてときもあります。すると頭の中が散らかってきて、書くことの大事さがわかる。

余裕がなく、自分がいっぱいいっぱいになってきたな、と感じたら、予定の内容を大きく見直します。

この中で必須なのはどれ?今じゃなくても大丈夫なのはどれ?頭の中だけで考えるのではなく実際に文字を消す。書き換える。
そうすると随分、気持ちが軽くなります。

余った時間は、寝ることに回すことが多い。睡眠大事。


以前経営していたパン屋時代を経て、今ここにきて、パン学校で学び、
心底思い知ったことは、何を置いても1番大切なことは楽しむための人生だということ楽しむために心身ともに健康でいること
楽しむために、やりたいことをやるために、心身がボロボロになったら意味がない。このバランスを取るのが私にはまだ難しいけど、とても大切。

そうやって考えていくと、忙しい日々とやりたいことの両立の秘訣は、
時間管理術やスーパー主婦になることよりも、
心がいつでも「楽しい」と感じていられるための工夫
なのかも。

逆にそれさえ出来れば、やるべきことに追われていても問題ない。

怒り、悲しみ、イライラに飲み込まれない心。
飲み込まれても、すぐに戻ってこれる工夫。


もう、怒らない

10年くらい前に読んだ「もう、怒らない」という本があります。
お寺の住職さんが書かれたもの。


私は、誰かに怒りをぶつけることはないけど、感情を自分の中に閉じ込めて大きな渦を作って自分が飲み込まれてしまうことがあります。
そして限界がきたらめっちゃ泣く。

以前、忙しすぎるパン屋仕事をしながら、体は悲鳴を上げて心はいつも悶々とし、悲しんでいました。
こんなんで、おいしいパンが焼けるわけがないと思って読んだ本。

怒り、悲しみ、嫉妬などの感情がどうして沸くのか、そのメカニズムから解説してくれていて、私はこれをバイブルにして繰り返し読んで、そういった感情が起きるときになるべく鎮めることが出来るようになったと思う。
今でも思い出したら引っ張りだして読む、心の処方箋です。

ちなみに、私は時間がめちゃくちゃ大切で、人生そのものだと思っているので、誰かに自分の時間を雑に扱われるととても悲しい。

夫が「ごはん要らないよ」の連絡もなく飲みに行ったら、この人は私の時間=人生を大切にしてくれないんだな、と思ってしまいます。(こわいね~笑)
怒りを抑えられるようにはなった。けど、こういうときはちゃんと伝えるほうがいいんだろうなぁと思います。思うんだけど、感情をぶつけるのが苦手。ただ「悲しいです」と伝えれるのも苦手。

で、最近読んだ本が「怒る技法」笑。
これもお坊さんが、書いた本。とても良かった。



土井善晴先生

土井先生のあの提案。

土井先生の本を初めて読んだときは付箋が止まりませんでした。

食事とは。生きるとは。人間本来の大切なことが優しい語り口で書かれている大切な本。日本人全員がこの本を読んだら日本はめっちゃ良くなるに違いない。

頭の中で「こんでええんですよ」と言ってくれる土井先生に私はしょっちゅう救われている。

余裕がなくてどうしようもないとき、スーパーのお惣菜やテイクアウトに頼ることもある。そうすると、結果生まれるのは罪悪感。

余裕がない、そんなときはお味噌汁とお漬物か納豆でも並べればいいじゃないか。それだって、その時できる範囲の中で精一杯家族のことを思って用意した食事。
十分しあわせじゃないか、と思えるようになりました。

土井先生のおかげです。



そんなこんなで、思いつくままに、飲みながらつらつら書いてみたので
落としどころも締まりもない文章ですが、結局のところ、
時間=人生だから、楽しむことが大事。
 
色んな人のワザや考えを知って、自分にぴったり合いそうならモノにして。
そうやって自分なりのやり方を見つけていけばいいのかなと思います。
まだまだ道の途中。


さとちゃん、ナイスなお題をありがとう~!





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