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歌の力で球場にパワーを!田畑実和が目指す「うたリポ」エール

<トップ写真提供:ORIX Buffaloes>


舞洲プロジェクト「大阪にエールを!リレー企画」!


第3回に取材したのは、2021年シーズンよりオリックス・バファローズの3代目リポーターに就任した田畑実和さん。

歌えるリポーター「うたリポ」として、音楽を通じて野球をどのように盛り上げていきたいと考えているのでしょうか?また、ファンの方々と一緒にやっていきたい活動とは?

(取材日:2021年6月25日)


コロナ禍でリポーターに。「直接会えない寂しさ」

私がリポーターに就任したのが今年の3月だったので、既にコロナ禍でした。当初は上限10,000人の制限の中で始まりましたが、緊急事態宣言の発令で無観客試合も増えました。私自身、スタジアムに行けない日もありました。

スタジアムリポーターは全く新しい初めての経験。その中で、ファンの方々とお会いしたりお話したりする機会がなく、寂しかったです。


実を言うと、野球に関わることが私にとって初めての挑戦でした。大学卒業後に就職したものの音楽を諦められず、2年前にシンガーを目指して活動を始めました。知人の方の紹介でオリックスのスタジアムリポーターの募集について知り、やってみようと思ったのがきっかけです。

オリックスの試合を初めて見た時、率直に「野球ってこんなに面白いんや」と思いました。一人ひとりが繋いで点を取っていく姿がかっこよくて。私はテニス経験者で、チームスポーツをやったことがなかったので、より魅力的に感じました。

まずはボールの速さにびっくりして、「曲がったりするボールをなぜ打てるの?」と。ボールとストライクの線は見えないのに、あのスピードでよく見分けられるなとも思いました(笑)。特に、山本由伸投手は本当にすごい球を投げていて驚きましたね。

田畑実和さん

<写真提供:ORIX Buffaloes>


私は3代目のリポーターですが、これまで担当されていた方は全員いわゆる“正統派”のリポーターの方でした。「歌を取り入れるのが斬新」だと球団の方にも言っていただいていて、私も歌の力で、試合を盛り上げていきたいと思っています。


今はまだライブ活動ができないので、試合中のイニング間にスクリーンからお知らせをお届けしています。もちろん、ギターを持って、歌で。

少しでも新しいものを取り入れて、ファンの方々に「こういうことをするんだ」と知っていただきたいです。野球の試合を通じて、歌の楽しさも感じていただければなと。どういうタイミングで、どういう曲を出すのかは、球団の方々と相談しながら企画しています。


共に応援できる日を、楽しみに!


コロナ禍が明けて一番やりたいのは、試合会場でのライブ活動です。音楽を通じて、ファンの方と一緒に盛り上がって応援できるような企画をやりたいですね。京セラドームで歌うことになるので、とても緊張すると思いますが。

あとは、選手とコミュニケーションがまだ全然取れていないので…。普段どういう生活をしているのかをはじめ、選手一人ひとりの人となりを知るために、インタビューしてみたいです。

人数制限もあり「行きたい試合に行けない」ファンの方もまだまだ多いかと思います。でも、もう少し粘って、ぜひ画面越しからでもオリックスを応援していただきたいです。

コロナ禍が明けたら、ファンの方々と一緒に応援ソングを作ったり、例えばイニング間で直接交流できる機会を作りたいと思っています。その日が来ることを楽しみに、今はみんなで頑張って乗り越えましょう!











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