男の成長を見守れるオンナになる
夫に対して感謝をあらわす妻と、夫のグチを外で言う妻ではパートナーシップの在り方がずいぶんと変わってくる。
結婚後、「夫のグチを外で絶対言ってはいけない」という事ではないのだけど、築くパートナーシップ次第で、家庭の中の雰囲気は朗らかなものになるか、ギスギスしたものになるか変わるのは確かだ。
ひいては、自分自身が輝けるか、影のある妻になってしまうかにも影響する。
もちろんDV夫などは例外だけど、「真の彼」と結婚したとしたら、夫婦は鏡という言葉が当てはまる。どちらかが不満を持っていれば、どちらかも不満を持っている、というように。
そして、一方が成長しすぎても距離がひらいてしまうし、一方が成長しなさすぎても、成長した方から見ればイライラしたり物足りなく思えてくるから不思議だ。
「真の彼」と結婚したら成長スピードは同じ速さが通常だけど、面白いもので、どちらかがどちらかの教育係になったりする時もあるのだ。
ということからしても。
パートナーになったら、男をアゲるのは女の仕事でもある
と私は思っている。
恋愛時代、あなたにとってヒーローだった彼は、パートナーになったら、同時に小学5年生くらいの男児になるという感覚でいると、意外とうまくいく。
男は女によって成長するものだから。
例えば、私の主人はサラリーマンから独立して起業家になったけど、震災後の打撃といったら凄まじいものだった。
年収がサラリーマン時代の4/1にまで下がった時は、さすがに私も不安になって騒ぎ立てたのだけど、不安をぶつけても夫婦関係は悪化するばかりだった。
その後、私も態度を改め、主人がどん底を抜けて目標年収を達成してくれたことで、つくづく分かった。
夫が転職や転換期で一時的に稼ぎが少なくなったとしても、妻が不安がらずに騒ぎ立てずに、ドンとした姿勢で見守ったり、時にハッパをかけたりすると、ぐんと伸びるものだということを。
男にとって辛いのは、不安でただただ混乱している妻なのだ。おそらく、男としての自信をどんどん失っていくのだろう。
男は女を幸せにしたい、小学5年生のヒーローだから。
さらに、男は永遠のマザーコンプレックスでもあるというのも私の持論。
マザコンが過剰だと困るけど、男が実母から自立するにも、パートナーの妻が、母の部分を多少なりとも担う、と関係はうまくいくように思う。
ということから見ても、パートナーシップで大切なのは、男の成長も見守れるオンナになる、という事なのではないだろうか。
そうすれば、夫の愚痴を外で言わなくても済むようになるかもしれない。
あなたはどう思う?
追記:この記事は柴崎マイ主宰「おいしそうな女」になるサロンに掲載した、2020年5月3日の記事<愛され講座VO.5>です。オンラインサロンでは、柴崎マイが分析・考察・啓発したイラストエッセイが読める他、サロン限定のライブ配信やランチ会に参加できます。
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