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うまければ見てもらえると…

僕は小さな美容室に勤めていた…

まだ見習い一年目ででやれることはシャンプーのみ

お客さんが流れ作業でまわってくる手荒れも酷くしんどかったことを覚えている

丁度、景気が悪くなり出したのはその頃からだった…

少しずつシャンプーの回数も減り出し
手荒れも治るようになってきた…

そんな調子なので一年目の私は少人数でやっている支店に移動させられた

その支店は忙しい時は忙しいが暇な時は暇だった…

ちょっと変わったお店で支店と本店では方針が全然違い支店はすごくゆるく暇な時は忙しくする方法を考えさせられた…

その分、色んな事にチャレンジ出来た

その時はじめて挑戦したのがお店前のPOPを描く事だった…

絵は元々大好きだったのでそれを褒めて欲しい一心でカッコイイヘアスタイルを描いて貼ってみた…

1ヶ月そのPOPは貼ったままにしていたが見られているのか見られてないのか全くわからなかった…

絵を上手く描いたのに…

『表の絵を見てきました』って言う言葉はずっと聞くことは出来ませんでした…

絵がうまくても写真がうまくても何かが心に響かないと動かないことになんとなく気付きました…

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