猫が食べると危ない花・観葉植物
ペットは好奇心旺盛なので、観賞用の草花を齧って食べてしまうことがあります(特に子猫)
実は『猫にとって毒性の高い観葉植物』ってすごく多いんです。
💀ユリ(ユリ科の植物全般)
最も危険度が高いのが百合。そう、花束・花瓶の定番です!!
花弁、花粉、葉、茎、球根、全体に非常に強い毒性があります。
花瓶の水を舐めただけでも中毒を引き起こし、目に入れば失明する恐れもあるほどの危険因子。
💔具体的な症状
不可逆的な腎臓の尿細管損傷(及び壊死)を引き起こす。腎臓機能が完全に停止する致命的な中毒症状。治療になかなか反応せず、ほぼ一週間前後で死亡します。
即座に吐き出させ胃洗浄をすれば、助かる可能性も(僅かに)あるそうです。しかし本当に直後でなければ手遅れなので、救命はほぼ不可能です。
✅特に危険な百合
- テッポウユリ
- スカシユリ
- オニユリ
- コオニユリ
- カノコユリ
- キスゲ
✅その他のユリ科
- カサブランカ
- イースタリリー
- チューリップ
- ヒヤシンス
- イヌサフラン(コルチカム)
- スズラン
- エンレイソウ(タチアオイ)
- シュロソウ
🌷身近な花
- ツツジ
- 彼岸花(ヒガンバナ、スイセン、アマリリスなど)
- アジサイ
- アサガオ
- アヤメ
- オシロイバナ
- キキョウ
- ロベリア
- キク(仏花だけでなくデイジー、マーガレットなど含む)
- アネモネ
- ランタナ
- シクラメン
🌿身近な観葉植物
- ポインセチア
- ポトス
- ドラセナ(幸福の木)
- アロエ
- ニチニチソウ
- ショウブ
- ジャスミン
📝猫に危険な植物は700種類以上
観葉植物や花は部屋に華やかさ、癒しを与えてくれます。しかし、1歩間違えれば大事な家族の命を脅かす爆弾にもなるもの・・・。
よく調べて、無害が判明している観葉植物のみを置きましょう。
💐フラワーギフトを貰ったら
年末年始のギフトシーズンは花束をもらう機会も少なくありません。
万が一ペットにとって危険度が高い植物だった場合は、ご近所や知人に譲るか破棄しましょう。贈ってくださった相手には申し訳ないものの、命にはかえられません。
🔗参考リンク
上記サイトは非常に詳しくまとめられています。
『全体的にアウト』なのか?
根っこや種子など『まず口にはしない部位のみアウト』なのか?
植物ごとに危険箇所が違うので、たいへん参考になります。
🙂あとがき
8年〜9年ほど前、頂きものの花束(百合入り)を部屋に飾ったことがあります。
その頃は花が危険だなんて梅雨知らず・・・。
マロも子猫のイタズラ盛りで、食べはしないもののニオイを嗅いだり、花瓶を倒そうとしたり、今思えばゾッとするほど危険なことでした。
SNSでは『インスタ映え〜な猫と花の写真』をアップされている方も少なくありません。もし、それが危険な植物だった場合『かわいい〜』に水を挿す勇気をだして、危険性をお伝えしましょう。
🐾🐾🐾
当マガジンでは『猫飼育の超基本』をリスト形式で掲載していきます。
あくまでマニュアル・実用的な内容なので、エモい部分はありません。
🐾🐾🐾
『この花も危険だよ〜!!』『この観葉植物は大丈夫〜』などのアドバイスありましたら、是非コメント欄にお願いいたします。
自然栽培・オーガニック食品の生産者に還元します