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猫用おやつの種類と選び方

🥫ウェットフード系

缶いり、パウチ入り、チューブ入り、プラカップ入りなど多種多様。
缶詰は1個あたりの量が多く、空き缶の処理も面倒。その点パウチタイプは開封も処理もしやすく手軽です。

色々なシリーズがあります

原材料の品質が高いシリーズ

無添加シリーズ

体調に配慮したシリーズ(ヘアボールケア・肥満ケア・水分補給など)

医療用シリーズ(腎臓ケアなど)

海外輸入品

うさぎ肉100%・アヒル肉100%・七面鳥100%など、日本ではまずお目にかかれないワイルドなシリーズもあります。
1個300円以上など、ややお値段は張ります(あと量が多いです)

年齢や体調によって最適な形状を選ぶ

食材の形状がある程度残るフレークタイプ

見た目はツナにそっくり。
若い健康な猫なら、食べ応えのあるフレークタイプがオススメ。
がっついて吐いてしまう子は何度かに分けて与えましょう。

形状が殆どないペーストタイプ

離乳食のような見た目。フレークを散らかしてしまう、高齢で食べにくそう、歯周病などがあり口内の刺激を減らしたい、などの場合はペーストタイプがオススメ。
ペチャペチャと舐めて食べることができます。
近年はペーストタイプが非常に多くなりました。

完全に液体のスープタイプ

療養中、ダイエット中、水分を多く摂らせたい場合はスープタイプがオススメ。低カロリーな商品も多く販売されています。

🍿スナック系

チーズが挟まっていたり、またたび入りだったり、少量を気軽にあげられます。ただし、ウェットタイプに比べるとジャンクな商品が多めなので品質に注意。パッケージ・裏ラベルをよくチェックしましょう。

🐟素材そのまま系

・減塩にぼし、きびなご
・減塩かつお節
・茹でた鶏ささみ・茹でカツオなど

最も加工度が低いので、塩分のみ気をつければ一番安心。

にぼし・きびなご

1日あたりの適量が案外少ないので、あげすぎに注意しましょう。また、骨があるので胃腸の弱い子はほぐしてからあげると安全です。
頭は眼球が硬く残しがちなので、食べないようなら最初から取り除いた方が良いです。

かつお節(おかか)

ドライフードのトッピングに使い勝手が良いです(かつお節だけ舐め取らないよう混ぜあわせる)。いつものフードの食いつきがイマイチな日に使ってます。

ボイルチキン・蒸し魚など

単価あたりで考えるとかなり割高なので、可能であればスーパーで買った食材を自分で調理するのが一番安上がりです(味付けはしないこと)。

😽またたび

猫がトリップする不思議なアイテム。
何故トリップするか明確にはわかっていません。

ストレス解消効果がありますが、中にはアレルギーをもつ子もいるので注意しましょう。
(とくに1歳以下の子猫にはあげないように)

多量に与えると呼吸系麻痺で死亡する恐れもあるので、あげるにしても極少量に留めてください。

また、屋外やベランダでまたたびを与えると死亡事故に繋がる恐れもあります(判断力を失い道路に飛び出す・落下事故など)
興味本位で野良猫に与えないでください。

💡またたびは環境省・農林水産省の定める「ペットフード安全法」対象外。品質保証がないので、注意しましょう。

👅CIAO ちゅ〜る

異様なほど猫ウケする魔法のおやつ。警戒心の強い保護猫も陥落。
様々な味のほか「エネジーちゅ〜る」というハイカロリータイプ、「国産ソウダガツオ」など素材にこだわったタイプ、歯磨き粉のようなチューブに入った大容量タイプもあります。

とにもかくにも大人気。ペロペロする様子はインスタ映えしますが、あげすぎには注意しましょう。

一時期、Twitterで「ちゅ〜るの塩分は高すぎ、腎不全になるからあげちゃダメ」というデマツイートがバズり炎上したことがあります。

🌿猫草

食べる子・食べない子はっきり分かれます。

何故、肉食獣の猫が猫草を食べるのか理由はハッキリしていません。
ビニールを舐めたり、段ボールをかじったりする子同様『食感が楽しいだけ
』という可能性もあります。

獣医師によると『栄養にはならないので特に食べさせる必要性はない。肉食獣である猫は草を消化するのがニガテで胃腸に負担をかける。特に子猫やシニア猫にはあげないようにしましょう。』とのことです。

💡猫草は環境省・農林水産省の定める「ペットフード安全法」対象外。
品質保証がないので、注意しましょう。

🛒どこで買う?

スーパーよりは、大きめのドラッグストアやホームセンター、駅ビルの方が種類が揃っています。
(特に医療用・介護用などの専門食)

コンビニではローソンが比較的多めの種類を揃えている印象です。

基本的には1袋ずつのバラ売りなので、まとめ買いするならAmazonや楽天を利用した方がラクです。
※ホームセンターによっては箱単位で売っているところもあります

🙂あとがき

完全室内飼いが基本の現代、飼い猫は基本的に退屈しています。おやつはストレス解消にとっても効果的。コミュニケーションも深まります。

しかし、主食にはなりません。あくまで嗜好品として『量と頻度』に注意しつつ上手に使いましょう。

高級フードを取り扱うお店では、犬が食べるような猫用ジャーキー、国産うずら肉など、普段みかけないおやつもあります。

食材をそのまま乾燥させた『フリーズドライタイプのおやつ』は、市販の食品乾燥機を使えば自作することも可能。犬用ジャーキーは手作りしている飼い主さんも多いようです。
(食材を選べる・塩も使わず無添加なので安心)

🐾🐾🐾

当マガジンでは『猫飼育の超基本』をリスト形式で掲載していきます。
あくまでマニュアル・実用的な内容なので、エモい部分はありません。

おやつを買い与える、おもちゃを買い与える、そうしたプラスアルファの愛情を注ぐ前に、まずは『してはいけないこと』を知って欲しい。
後悔先に立たず。
愛情が毒にならないように。

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『このおやついいよ〜😁』『これ食べなかった〜😭』などありましたら、是非コメント欄にお願いいたします。

自然栽培・オーガニック食品の生産者に還元します