感謝って結局なんですか? / 幸せのフリーエネルギー&永久機関 / 脅迫・恐喝・命令・搾取の感謝モドキ
とにかく繰り返される「感謝」
実はこれ自体が マジック・ワード と化している側面があり…。「それだとミスリードでは?」と思うことも多いです。
今回は 感謝の定義と、間違った解釈 について。
感謝って結局なんなんでしょう?
『あなたが本音・本心から嬉しいと感じ、喜びを感じている自分自身を俯瞰して、さらに嬉しくなる状態』
THE シンプル!!たったそれだけです!!
『愛=合い』が発生したときに自然と、むねの内から《ジンジンジン…》おなかの底から《グワ〜っ》と生じてくる『嬉しい・楽しい・おいしい・心地よい・喜び』の感覚。
その感覚にギュッとフォーカスすることで、喜びの木霊と『倍音効果』を生み出します。
心をワッサワッサとふるわせ、幸せな気持ちを増幅させるのが感謝の醍醐味 です。
感謝はフリーエネルギー / 無料の霊薬
感謝は『今起きたこと』だけでなく『過去』にも適用できます。
牛が4つの胃袋に長期間食べ物を保存して、好きな時に反芻できるように、感謝は 好きな時に取り出せるフリーエネルギー。便利なエネルギーバンクといえますね。
人には4つの胃袋はないものの、心には無限のエネルギーポケットをつくれます。
幸せな気持ちを取りだして、モグモグよく噛みしめてみる。苦い過去も、解釈一つで感謝にかえられたら、何があっても心は飢餓になりません。
飢餓にならなければ、心身ともに余裕を保てます。少々のダメージではビクともせず、いつも堂々と落ち着いていられます。
大変な時、辛い時こそ感謝が大事なのはなぜ?
今周りになにもなく、かなり消耗しているようなピンチの状態でも、フリーエネルギーである『感謝』を活用できれば、精神的な活力・胆力を失わずに居られます。
何度も何度も転んで、もう絶望して座り込んでしまいそうな場面でも 底力 を発揮できます。
他人に向ける感謝は幸せの永久機関
上記の倍音効果は『合いの発生した他者』とも生み出せます。
歌でいう『ハモり』『デュエット』『二重唱』
嬉しい気持ちを胸にひめず『嬉しいよー!!』と表現すると、嬉しいと行った相手を見た人も嬉しくなり『嬉しそうで嬉しいよー!!』と返します。
うれしうれしのデュエット効果で、お互いの幸せ感は何倍にもなります。
間違った感謝の解釈とは?
『だから感謝すべき』は満足の強要
●●をして貰ったんだから感謝しろ。
●●があるのだから感謝しなさい。
●●で済んで感謝しないと。
その本質は『脅迫』です。実際に言っているのは『文句をいうな』『それで我慢しろ』という命令 ですから。
相手は嬉しいと思っていないのに『いいやお前は満足すべきである』と、横柄な態度で気持ちを押し付けるのは 暴力 です。
心は萎え、気分は白けます。退屈で鬱陶しい、ムカムカモヤモヤする感覚だけが残ります。
『感謝してるなら●●すべき』は返礼の強要
感謝の気持ちとして●●をすべき。
感謝してるなら●●しなさい。
感謝があるなら●●くらいできるでしょ。
その本質は『恐喝』です。実際に言っているのは『よこせ』『やれ』という搾取 ですから。
一方的に恩着せがましい行為をしてきて『君には常識がないのか?』『お前はロクでなしのクソ野郎か?』とイチャモンをつけるのは 迷惑 です。
当たり屋・ボッタクリBAR・架空請求(振り込め詐欺)のような理不尽さで、ゲンナリする感覚だけが残ります。
感謝モドキはエネルギーを消してしまう
本音・本心に紐づく『嬉しい・楽しい・おいしい・心地よい・喜び』の感覚ではない、『恐怖心と不安』から発せられている『感謝モドキ』
モドキはエネルギーを生み出しません。それどころか、今あるエネルギーを消耗してロストさせます。
感謝ハスバラシイモノ…という言葉のウワバミだけが一人歩きして
『感謝している私は素敵・いい子』
『感謝されてる私は素晴らしい・価値がある』
『感謝させてやる私は賢い・善の存在』
などの自己陶酔、優劣意識に成り下がっているケースは本当に多いです。
最も酷いのは『感謝してないのか!地獄に落ちるわよ!』のような脅し文句。感謝してる証を見せろと、セミナーに参加させたり、何か買わせたり、黙らせたり。相手の人間性を人質にとって、命令や搾取を正当化する手口は最悪です。
『感謝モドキ・ファッション感謝・カルト宗教カンシャ教』はまったく有益ではなく、自他ともに有害です。
する側はもちろん、される側に甘んじてもいけません。
いかがでしたでしょうか?
感謝モドキに騙されない為には、常日頃から主体性をもち、何かを決める際に『自分自身の本音本心を基準にするよう心がける』ことが大切です。
外側にあるもの(教祖的存在・ブランド・属性)に依存せず、精神的に自立していれば『感謝』と『感謝モドキ』を見間違えることはありません。
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