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配偶者には甘えて良いのか? 配偶者だからこそ甘えちゃダメなのか?

配偶者には、甘えても良いのだろうか?

良い場合と、ダメな場合がありそうだ。
「良い甘え」と「悪い甘え」とがあるのだろうか?

書きながら考えてみたいと思う。

まず、辞書で「甘える」の意味を調べてみよう。

あま・える【甘える】
1 かわいがってもらおうとして、まとわりついたり物をねだったりする。甘ったれる。「子供が親に―・える」
2 相手の好意に遠慮なくよりかかる。また、なれ親しんでわがままに振る舞う。甘ったれる。「お言葉に―・えてお借りします」
3 甘ったるい感じや香りがする。
「いと―・えたる薫物(たきもの)の香を」〈源・常夏〉
4 恥ずかしがる。はにかむ。
「―・えて爪食ふべき事にもあらぬを」〈源・竹河〉

引用:デジタル大辞泉

ふと、辞書とは違った角度の思考が浮かんだ。

・相手が嬉しい、あるいは許容できる「甘え」
・相手が迷惑を感じる、あるいは許容できない「甘え」

と、甘えには2種類あるのではないか。

・可愛がってもらおうとして、「ねえねえ~」とまとわりついてくる、美しい妻や、かわいい彼女。

僕は、もちろん嬉しい。
でも、 何かに集中している時に、それをされたなら「イラッ」とするかもしれない。

・小っちゃい子どもがオモチャ売り場で、「買って~」と母親にダダをこねる。

「もう、仕方ないわね~」と微笑みながら買ってくれる場合もあるだろう。
でも、「ダメったらダメ!」と、買ってくれない場合も大いにありそうだ。

「子どもは親に甘えていいんだ。なんかあったら、いつでも帰ってきなさい。ここは、いつだって、おまえの家だ」 

ひとり暮らしを始める息子への、父親の言葉としてカッコ良さそうだ。
でも、その息子が本当に帰ってきて、何年もニートを続けいると、

「いつまでも親に甘えてんじゃない!」

と、真逆のセリフを言って怒り出しそうだ。

・娘が父親にハグしてまとわりつく。

夢のような楽しい妄想じゃないか。
しかし、その手口で、何度もお金をせびられたなら話は変わってくる。
何度も同じ手口にダマされそうだが…。

【第○○条
 娘は父親に対し、一切、何も求めず、ただ純粋に「大好き」と、1日1回、必ず抱きついて甘えなければならない】
…みたいな法律、作れないかなぁ。


書いてみたら、良い甘えと、ダメな甘えの違いが見えてきた。
受け手の「感じ方」次第、だと思う。

受け手の「感じ方」次第。
セクハラやパワハラと同じだ。

同じ甘えでも、「甘えてくる人」によって、その甘えの良し悪しが変わる。
「ねえねえ、貸して。ね? イイでしょ」というセリフや態度は同じでも、その甘えてくる人によっては、
「え? ごく浅~い、単なる知人なのに? ちょっと貸せませんよ~」ということもあるだろう。
逆も真なりで、「もう、甘え上手なんだから~」とデレデレしながらOKすることもある。

さらに、人もセリフも態度も同じでも、受け手の都合で変わることも、間違いなくありそうだ。
嫌なことがあって気持ちが落ち込んでいる時や、体調が悪いときは、甘えられても鬱陶しく感じるのではないか。

要するに、甘えられる側の人次第なのだ。


ならば、甘える側は、そこをキチンと吟味しなければならない。
1.自分は、その人に甘えても構わない人物だろうか?
2.これまでに信頼を重ねてきただろうか?
3.このタイミングで甘えても大丈夫だろうか?
4.ここで、このような甘えを行なったなら、どう感じるのだろうか?
5.どんな甘え方なら許容してもらえるだろうか?

などなど、慎重に考えてから甘えた方が良い。


さて。

配偶者には、甘えても良いのだろうか?


「パートナーに甘えず、誰に甘えるの」、という考え方もありそうだ。
そして、
「パートナーだからこそ、甘えても良いか、甘えちゃダメか、真剣に考えなきゃダメ」という考えもありそう。

甘えちゃダメ、なのではなく、
甘えても良いけどチャンと考えなきゃダメ、なのだ。


違う話かもしれないが、思いついたので書く。

27歳の娘は、ときにぶりっ子的な言動をする。
本気のぶりっ子ではなく、ギャグとしてのぶりっ子を、ちょいちょいするのだ。

例を挙げると、木村拓哉さん主演のドラマ『Believe―君にかける橋―』を観た娘は、

「はい!」

と手を上げて、「用件を言え」と言って欲しがる。
こっちを見て元気よく「はい!」と手を上げ続ける。

これを、妻のゆかりちゃんがマネするのだ。
ニヤニヤしながら「はいっ!」と、娘以上に元気よく挙手をする。


僕は、天然の可愛らしさは大好きだ。
そこには計算がない。

ぶりっ子は、苦手なのだ。
僕は、ゆかりちゃんが大好きです。






おしまい


※この記事は、エッセイ『妻に捧げる3650話』の第1498話です
※この記事は、過去記事の書き直しです

PS. 僕のKindle本 ↓『いいかい、タケルくん』【考え方編】です。


読むと、恋人ができてしまう自分に変わります。
恋愛とは、若者だけのものではありません。

人生100年時代。
40代、50代、60代、70代でも、恋愛って必要です。(僕の主観です)
そばにいるパートナーは、誰にだって必要ですよ。(僕の感想です)

「考え方」ですから、若者だけでなく中年にも参考になります。
もちろん若い男性には、モロ、参考になります。

女性にも参考になります。
【男の思考】が詳しく書かれていますから。
「男性って、そんな考え方をするんだぁ」と、きっと参考になります。

ご一読いただけたら幸いです。


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奈星 丞持(なせ じょーじ)|文筆家
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