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第207話 僕のアイデンティティー①


こむずかしい話になる。

こむずかしい話になると、ゆかりちゃんは、読んでて眠くなる。なので、『こむずかしい話なのに、ゆかりちゃんが眠くなることのない記事』というのを、がんばって書いてみようと思う。(正直、自信はない)(途中で、ギャグを入れるか、写真やイラストを多用するか? しかし、それでは『自称文筆家』の名折れではないか?)(ダメもとでチャレンジだ)


◆アイデンティティーの寿命

僕が今、繰り返し聞いているオーディオBOOK、『反応しない練習』の著者、草薙龍瞬さんが「アイデンティティーの寿命」というワードを、その本の中で使っている。

ドキッ、っとしたワードだった。

草薙龍瞬さん自身は、そのアイデンティティーの寿命を迎えて、インドへ行き出家されたのだと思う。

***

「アイデンティティーの寿命・・・。ああ、僕にもあったなぁ」と、そう思った。「このことを記事に書こう」とも思った。

僕は、30歳くらいまで、「とにかく銭や」というアイデンティティーだったなぁ。昔、リクルートの求人雑誌があって、僕は転職するとき『とにかく銭や』というカテゴリーしか見なかったんだよなぁ。

そして、エリアマネージャーを辞めたときは、「ブラック企業をホワイト化する!」という、そんなアイデンティティーの寿命やったなぁ。

つい先日が、「僕の考えは正しい」っていうアイデンティティーの寿命だったなぁ。

ーーー マインドマップに書き始めた ーーー

ん?

そもそも「アイデンティティー」ってなんだ?

「自分らしさ」とかでイイのか?

***

このような思考を経て、「アイデンティティー」の定義を明確にしようと思った。Google検索してみた。


◆アイデンティティーとは、チンプンカンプンだ

Google検索した。

アイデンティティとは、「同一性」、すなわち「《他ならぬそれそのもの》であって他のものではない」という状態や性質のこと、あるいは、そのような同一性の確立の拠り所となる要素のことである
同一性
他ならぬそれそのもの   引用:実用日本語表現辞典の解説

ほかの辞書を読んでみても、だいたい同じような説明だった。

辞書さんたち。「さーせん! この文では、僕は、意味がわかりません!」


読んでいて、「ふむふむ」と、1番分かりやすい(じょーじ基準で)サイトがあった。

【 アイデンティティとは何か?―僕が僕であるため 眼鏡文化史研究室 】で、検索すれば、1地番上に出てくる。詳しくは、Google検索して見に行ってほしい。

このサイトを読みながら、僕が行なった思考は、以下のとおりだ。

アイデンティティーとは、僕が僕であると言える大事な思想のことか?
僕の身体は僕だが、でも身長も体重もかわる。変わらないモノ? これが「僕」と言えるもの? 尾崎豊は「僕が僕であるために勝ち続けなきゃならない」と歌ったが、あれがアイデンティティーなのか? うん、居住地も変わるし、そんなものは変わらないモノではない。
それでも「ぼく」と言えるモノ・・・。
これが僕! これこそが僕だ!とそう言えるモノ・・・。
考え方も、変わったりする。さっき僕が「アイデンティティー」って思っていたのは、「主義」とか「主張」とかだ。アイデンティティーに近い気がするけど、でもきっと違う。
変わらない考え方。変わらない。普遍。
大事にしているモノ。
変えないと決めたモノ。
変えられないモノ。
「アイデンティティーの寿命」、寿命。
変化するのなら、そもそも「アイデンティティーではなかった」となる。
だから、寿命か~?
そして、別のアイデンティティーが生まれる?
それって、もはや、「人間」が、生まれ変わってるやん。
それを失うことは「死」を意味するのか? そこまでの「僕」、「僕が僕である『これ』」ってことか?
どうしても失くせないモノ。プライド?
あるプライドがアイデンティティーって、なんかありそう。

すこし、アイデンティティーが見えてきた。

でも、見えそうで見えない。

そうだ! 僕は、僕が大切にする価値観をハッキリさせたばかりだ。

あれがアイデンティティーなのか? なんか違う気がするが、でも、どうなんだろうか?

もう一度、価値観を吟味してみよう!


◆〆

こむずかしい話になるので、僕は、『2話にして、1話を短くする』という作戦を決行する。

これならば、ゆかりちゃんも、睡魔に襲われるまえに読み切るであろう。

続きは、明日の②をお待ちいただきたい。

なんなら、価値観をビシッと明確にした『第204話』を読んでいただくのも良いかと思う。


ゆかりちゃんは、今日は何度も、「わたし最近、胸、デカいんやて~」「これが本物ならなぁ」と、ブラなのか、はたまたパットなるものなのか、えらくお気に入りの様子だった。

ゆかりちゃんは、スタバでフラペチーノを飲んで、ノドが冷たくて「ググぐ~」と、悶絶していた。

ゆかりちゃんは、母子の動きに、適当なアフレコを入れていた。

ゆかりちゃんは、対向車が、僕たちの前を強引に右折したと勘違いをして、「ん、なんだ? 今の車? ゆかりは厳しいんやで~!」とタンカを切った。(相手には聞こえはしない)

ゆかりちゃんは、メルカリの手続きで、アップアップだった。

ゆかりちゃんは、今、大河ドラマを観ている。

ゆかりちゃんは、午前中の試験が、ぜんぜんダメだったようだ。

僕が、「試験があるなら、戦略を立てるよ~」と言ったが、僕の戦略は聞きたくないようだ。(うるさいことを言われかねん、と思っているのだろう)


僕は、そんなゆかりちゃんが大好きなのだ。

アイデンティティーは、明日に、つづく。




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