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厄介なのは、中途半端な知識を持つオッサンで、良かれと思って害をなす

hanasakiさんが、またまた記事の中で、僕の記事を紹介&引用してくださいました。

ドラマ『silent《サイレント》』の第3話を観まして、
そしてまた、
hanasakiさんの記事を読み、とても考えさせられました。

今日は、その辺を綴ってみます。

◆佐倉 想は、発声できた

僕には、「高校3年生まで聴者で、日本語で会話していたのだから、発声はできるはずだ。なのに何故、声を発さないのだろうか?」という疑問がありました。

僕なりの仮説も、思い浮かべました。
① 自分の発声を確認できないので、発声することが怖い
② 発声しなかった期間が長く、発声が少し、下手になっている
③ 『手話の世界で生きて行く』という、決意がそうさせた

このような仮説が浮かびました。

そして、「この疑問に、このドラマは触れるのか? 触れないのか?」と、気になりました。もし触れないのであれば、「最後まで観ることはやめよう」と思っていました。

触れて当然の、ストーリーの流れでしたから。

そして第3話。
ちゃんと触れていました。

主人公の佐倉 想は、発声できたのです。
ただし、家族の前でだけ……。

家族にだけ。これは納得です。

また、妹の言った「しゃべられるとつい、『聞こえないんだ』ってことを忘れちゃうんだよね」というセリフに、想が発声しない理由が込められていたと感じました。

hanasakiさんの見解と一致しています。
詳しくは、コチラの記事をご一読ください。


◆浅い思考

思考には深さがあると思います。
階層(レイヤー)が、ありますよね。海の深さに喩えてみます。

☘ くるぶし程度の浅瀬

佐倉想くん、耳、聞こえなくなっちゃんだ。
だから手話で話すのね。

☘ 膝や腰くらいの深さ

いや、18歳まで日本語を話せたんだ。
発声はできるだろう。発声までできなくなるのはオカシイぞ。

☘ 水深2~3メートル

腰あたりの深さの人の思考って、厄介だなぁ。
それって、『発声した方が良い』という、聴者の傲慢なんだよなぁ。きっと無意識で、罪の意識はないんだろうけどねぇ。


きっと、もっともっと深い思考があるはずです。

僕は、膝くらいの深さの思考をして、
くるぶしくらいの深さの思考の人と比べて、
ちょっと、得意になっていたのかもしれません。

無意識に、
発声した方がイイ、
発声を忘れない方がイイ、と思っていました。

これは、発声と聴力を使う、聴者の傲慢です。


◆思考の変化

僕がアメリカに移住したなら?
もう、一生、日本には帰らないとしたなら?

日本語を忘れないための努力って、ことさら重要ではありません。
してもいいけど、しなくても構わない努力です。

この例え話の場合、英語と手話は同じと言えるでしょう。
人が扱う【言語】の話ですから。

このような考え方は、55歳にして初めてです。
hanasakiさんの、この記事を読んだからです。


ろう者への、僕の理解は、恥ずかしいほどに浅かった……。

そして、くるぶしレベル思考の人よりも、深く考えていると得意になっていた。
それは、「かえって性質たちが悪い階層」と言えるのです。

ろう者に、発声の練習を義務付けたり、【聴者に合わせられる=賢い】といった判断基準など、まさに性質が悪すぎます。

思考=言語です。
思考=人間、でもあります。
ろう者に手話を教えなければ、思考ができません。
人間らしい人間になれないのです。

これは大問題です。

この大問題を起こしているのが、厄介な、性質の悪い、中途半端に深い思考をしたやからです。
僕のようなヤツです。

hanasakiさんは、遠回しに、直接ではなく、間接的に、それとなく、かなり気を使って、
そのことを僕に教えてくださいました。

hanasakiさん、ありがとうございます。
もっともっと、深く、正しく、学ぼうと思います。


◆ドラマにも深さが

現、の彼氏の戸川湊斗は、ただ単に嫉妬しているのではない……。
彼女を失う怖さだけではない……。
たぶん、
高校の友達が、友達として好きだったんだ。

そして、たぶん、1番は、
友達が、聴力を失ったことを受け入れがたいんだ。

色々な感情が入り乱れ、すごく複雑なんだ。
それらモロモロを受け入れられない……。

僕は、そう感じました。

決して、浅いストーリーではない。
そう感じましたので、これからもこのドラマ、観ます。


◆蛇足

このドラマの、もう1人の主人公の青羽紬を演じる、川口春奈さん。
めっちゃ可愛いです。

娘にそっくりです。

しかし!
これは、若者には全く支持も理解もされないでしょうが、仕草や表情が、

僕には、かわいい、とは映りません。

僕は、【イイ女の可愛らしさ】を期待してしまいます。
でも、【可愛いだけの女の可愛らしさ】に見えてしまう……。

「違うんだよな~」
「それじゃあ~、オジサンは萌えないのよ~」
と、そう思ってしまうのです。

顔は、娘そっくりで、マジで可愛いです。
表情や仕草の話です。


ちなみに、
妻のゆかりちゃんには、

「メッチャ可愛いやん!」
「なんで?」
「言っていることが全然わからん!」

と言われました。

「しゃべるな」
「お口、チャック」

とも言われました。


◆〆

hanasakiさんが、さらに記事を書いていました。
またまた、紹介&引用をしてくださっています。


あと、これもメッチャ勉強になります。


メッチャ参考になりますので、僕は、すぐ見つけられるように、ブラウザでブックマークしました。


ゆかりちゃんも、お気に入りに入れといた方がいいですよ~。

僕は、
ゆかりちゃんが大好きです。





おしまい


※この記事は、エッセイ『妻に捧げる3650話』の第927話です

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