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才能のせいにして努力から逃げるな、そして、主旨ではない細部に異を唱えるな

僕は、西野亮廣エンタメ研究所のサロンメンバーです。
西野さんのサロン記事の感想を、毎日Twitterでつぶやいています。

その週のツイートの中から2~3選んで、このnoteでも紹介する。
普段と異なるビジネス思考のじょーじをチラ見せする。それが土曜日です。

なお、サロン記事の内容は”非公開”というルールのため、その点はご了承くださいませ。

では、let'sサロン!

◆ダサすぎた僕の勝負コーデ


若いころの僕は、「僕にはファッションセンスがない」と言っていました。
確かに、僕が選んで買った洋服は、すこぶる評判が悪い。
僕のお気に入りのスーツとシャツの組み合わせは、今思い出すとチンドン屋です。

お笑いコンビCOWCOWカウカウの、多田さんのスーツ。

「伊勢丹の袋で~す」


このスーツと、ほぼ同じスーツがお気に入りでした。
赤や黄色や緑はなく、濃い茶色と薄い茶色のタータンチェックでした。

こんな ↓ 感じだったかな。

Textile-net(テキスタイルネット)さんのサイトから
Textile-net(テキスタイルネット)さんのサイトから


そのスーツに、ピンクのボタンダウンを合わせるのが、若きじょーじのお気に入り。

コットン オックスフォード ソリッド ボタンダウンシャツ


色はガチャガチャ、素材やテイストはバラバラ。
なのに、僕の”勝負コーデ”だったのです。

絶望的なほど、僕にファッションセンスがなかったのは事実です。

では、その原因は?

・一切、ファッションというものを学んでいない
・ファッション雑誌を1冊も買ったことがない
・ファッション雑誌を立ち読みすらしたことがない

ファッションに費やした時間が、ほぼゼロなのです。
購入時に5分悩むだけ。
そして、分からないから店員さんの言うとおりに買う。

下調べもゼロ。
購入時の真剣な吟味もゼロ。
失敗して後悔しても勉強ゼロ。

不努力の極みなのに「僕にはファッションの才能がない」と、天賦の才に責任を押し付ける。

ダメ人間の、正に、典型でした。


「才能がないから」

これ、禁句にした方がイイですよ。
少なくとも、どれだけの努力を重ねてそのセリフを吐くつもりなのか、そこんところは振り返った方がイイです。

イチローさんのことを「彼は才能があるから」と評して良いのは、イチローさんと同等の努力を重ねた人だけです。


◆本題や趣旨には同意です


記事の全体には異論ありません。
本題や趣旨には、深く同意です。あらたに学びにもなりました。

僕が異を唱えたのは、一部分に対してです。

例えるならば、

え? 洗濯板で洗うの? 時代は変化していますよ。
洗濯機を使いましょうよ。洗剤も”ジェルボール”を「ポン」と1個、入れるだけっすよ。

という話だった、とします。

話の趣旨は、『時代の変化』で、『その変化に対応しましょう』です。


そこに僕は、

いや、西野さん。
洗濯洗剤や柔軟剤は、洗濯槽のウラ(見えない所)の、汚れの原因になりますから、マグネシウムで洗うのが正解ですよ。

みたいに、細部へ、異を唱えたのです。


ただ、細部とはいえ、けっこう重要な思考ポイントでもありました。
本題や趣旨では、全くもってなかったのですが…。

僕にとっては、どうしても一言、もの申したいジャンルでした。


それに、こんな思考も浮かびました。

なんでもかんでも、絶賛、承認、肯定の雨あられって、それが100%の本心ならイイのですが、もし、0.1%でも忖度が混じったなら?

どうでしょうか?


僕は、西野さんが大好きなので、一言もおべっかや忖度は言いたくありません。本音のみを言いたい。

無礼を言いたいわけでもありませんし、あえて問題提起をしたいとも思いません。

そうではなくて、フラット、素、普通、でいたいのです。

例えば、ほりえもんさんや箕輪さんなら、
「そうそう」も、「え、僕はそうは思わないなぁ」とかも、
どちらもごく普通に、本音を語りますよね。

僕が本音を言わなかったなら、いつもの肯定や賞賛の言葉さえ、ウソクサくなりませんか?

僕は西野さんの大ファンゆえに、一言、意を唱えてしまいました。
僕の中には、そういう、ややこしい美学があるのです。

そして今。

「あれは西野さんの、主旨や本論じゃなかったのだから、意を唱えるのではなかった」

と、後悔しています。




・お知らせ

西野さんのオンラインサロンは、月額980円です。
ココから ↓ 入れます。





おしまい


※この記事は、エッセイ『妻に捧げる3650話』の第841話です
※僕は、妻のゆかりちゃんが大好きです

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