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僕は『愛と青春の旅だち』を、10回以上観ていますが、まだまだ観たい!

僕は、オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』のメンバーです。
このサロンは、

西野さんが、毎日、2000~3000文字の記事をFacebookグループに投稿し、サロンメンバーだけが読める

というものです。月額980円のメルマガ、という感じですね。

西野さんの活動を、いち早く知ることができて、かつ、活動の裏側も垣間見れます。

オンラインサロンですので、【サロン記事、公開NG】です。
でも、もう1つ、【1年後なら公開OK】というルールもあります。

そこで僕は、

①西野さんの過去記事(1年以上前の記事)を、コピペする
②その記事を、小学生でも読めるように、短く書き直す

これらを、毎週土曜日に投稿させていただきます。
昨日書けず、1日遅れです。スミマセン。

西野さんの挑戦マーケティングは、1~2年前のものでも超最先端です。

では、let'sサロン!(第121回)


◆2022年12月6日(火)

・記事のコピペ

おはようございます。
「ホットカーペット」と「電気毛布」が別物だということを今朝知ったキングコング西野です。
#なんで誰も教えてくれなかったんだ

さて。
今日は『100万人が観たミュージカルの大阪公演のチケットが全公演完売』というテーマで、いろいろ考えてみたいと思います。
さっそく本題です。

▼「補助金問題(2000席問題)」を撃破!
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いろいろとお騒がせしましたファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の大阪公演の「補助金問題(※開幕10日前に2000席を売り始める事件)」は、今日のタイトルにありますとおり、無事、解決に向かっています。

残すは「8日(夜公演)」と「13日(夜公演)」の二公演のみで、どちらも「あと数席」という感じなので、本日中にも『全公演完売!』を打ち出せそう。
#ついさきほど全公演完売しました
#ありがとうございます

もともと、ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』が目指しているところは、「キャストさんの『集客力』に頼らない」(=集客力があるキャスト依存モデルからの脱却)なので、今回の大阪公演のように、まだまだ駆け出しの若手役者さんがたくさん参加されている公演で「全公演完売」と打ち出せるのは本望です。

ちゃんと、『えんとつ町のプペル』という作品にお客さんをつけて、キャストさんのキャスティング理由には「知名度」や「集客力」を絡めない。
そうすれば、ただしく「その時代の才能」を選ぶことができて、作品は“鮮度を保ったまま”生き残ることが可能です。

集客力があるからといって、口がモゴモゴ言っちゃって、台詞が聞き取れない役者さんをキャスティングし続けたり、
集客力があるからといって、歌や演技が苦手なアイドルをキャスティングしたりせず、
キチンと「才能(クオリティー)」で選ぶ。

それがファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の目指すところです。

▼動画時代に備える
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2022年の年末にもなって、今を「動画の時代」と呼んでしまうのは、いささか抵抗(時代遅れ感)もあるのですが…とはいえ「動画の時代」ですので、

「動画×劇場」の可能性についてもお話ししたいと思います。

今回の大阪公演の一つの実験として、「YouTubeで全編公開後にチケットが売れるか?」というのがありました。
しかし、まぁ、こちらに関しては、『えんとつ町のプペル』という作品はそもそも「絵本の無料公開」から始まっている作品ですので、そのことを知るサロンメンバーさんに、「YouTubeで全編公開後にチケットが売れるか?」と訊けば、100人中100人が「売れる!」と答えるでしょう。
「ていうか、逆に、中見が分からないミュージカルとか観に行く勇気無いんだけど!」とも。

この時代が来ることを10年前から予測し「無料で見せたら売れなくなる!」という全日本人&全業界人をガン無視し、「すべてのエンターテイメントは確認作業になる」と号令をかけて動いていたキングコング西野さんに、まずは大きな拍手を贈りたいと思います。

現在、ミュージカル『えんとつ町のプペル』(東京公演)はYouTube上で全編無料公開され、その再生回数はまもなく「100万回」。

ミュージカルを100万人に観てもらうのは至難の技で、たとえば今回の大阪公演の会場である「YES THEATER」で換算すると「約4000公演」をおこなわないと100万人には届きません。
大変な人数です。

このYouTubeでの全編無料公開は凄く意味がありました。

1つ目はシンプルに「たくさんの人に観てもらえた」ということ。

2つ目「クリエイティブのサポートになった」ということ。
稽古時間が無い中での「ゼロ→1(雛形を作る)」作業というのは本当に本当に大変で、「キャストさんの演技をつけながら(ゼロから動きを創造しながら)、音楽と、衣装と、美術を作る」というデタラメな仕事量でした。
#ちなみに西野は稽古終わりに予算も作ってた

ただ、東京公演の皆で死に物狂いで作った(#本当に戦場でした)『ひな型』は、キチンと大阪公演に引き継がれ、大阪公演のメンバーは、演出家だけでなく、すべてのクリエイターが東京公演の『ひな型』を更にアップデートされる方向で作業を進めることができました。

後輩達にはよく「僕がした苦労(車輪の再発明)はするな! お前がすべき苦労を正しく選べ!」と口酸っぱく言っています。
そうしないとプロジェクトが大きく強くなっていかないからです。
#いちいちゼロに立ち返っている場合じゃない

そういう意味でも、東京公演を『ひな型』として大阪チームに渡せたのは本当に大きくて、チームの全員がサクッと動画で確認できる環境は大きかったです。

そして、3つ目
YouTubeの全編無料公開では、これが一番大きかったと思うのですが、「劇場に来られたお客さんが、すでに作品の楽しみ方(盛り上がり方)を知っていた」ということ。
拍手のタイミングや、「そろそろ来るぞ~」を、お客さんが全員知っている(スタンバイできている)ので、お客さん発のアクションに躊躇いがないんです。「…ここ、拍手するところかなぁ~?」みたいな躊躇いが。

ミュージカルというよりも、どちらかというと「歌舞伎」っぽい雰囲気です。「よっ!成田屋っ!!」的なアレ。

動画時代はミュージカルの価値を見直す必要があり、「こんな内容だったんだ!」という【発見】から、「あの内容を生で観れた!」という【確認】価値を移動させる必要がある。

そう考えると、作品の中には生でしか味わえない「風」「匂い」「温度」「首の動き」などを、もっともっと織り込んでおく必要があり、『劇場から作る』という結論になるのだと思います。

このあたりは、照明さんや美術さんと「ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』は、どこに照明機材を置けたら、もっと魅力的な舞台になるのか?」という話し合いをする必要がありそうです。

ストーリーの「サプライズ」を徹底的に排除して、動画を200万回、300万回、1000万回…と回し続けて、「いつか生で観てみたい」を加速させる

このあたりを、もっともっとエグく詰めていく作業が必要だと感じた「YouTube公開からの大阪公演全公演完売」でした。

このへん(動画時代に備えて劇場から作る話)は、明らかにNFTを絡められるポイントでもあるので、もうチョイまとめて、また記事にしますね!
とにもかくにも、大阪公演がまもなく全公演完売です。
#本当にありがとうございました

現場からは以上です。

・じょーじの要約

テーマ:100万人が観たミュージカルの大阪公演のチケットが全公演完売』

▼ 「補助金問題(2000席問題)」を撃破!
ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』大阪公演の「補助金問題(※開幕10日前に2000席を売り始める事件)」は、無事、解決です。

僕たちが目指しているところは、「キャストさんの『集客力』に頼らない」(=集客力があるキャスト依存モデルからの脱却)です。
今回の大阪公演のように、まだ駆け出しの若手役者さんがたくさん参加されている公演で、「全公演完売」と打ち出せるのは本望です。


▼動画時代に備える
今回の大阪公演の一つの実験として、「YouTubeで全編公開後にチケットが売れるか?」というのがありましたが、10年前から「すべてのエンターテイメントは確認作業になる」と訴え続けてきた通り、今回も完売しました。

さらに、YouTubeでの全編無料公開には、大きな意味が3つありました。

1つ目はシンプルに「たくさんの人に観てもらえた」ということ。

2つ目「クリエイティブのサポートになった」ということ。
東京公演で作った『ひな型』は、キチンと大阪公演に引き継がれ、大阪公演のメンバーは、東京公演の『ひな型』をアップデートすることに注力できたのです。

3つ目「劇場に来られたお客さんが、すでに作品の楽しみ方(盛り上がり方)を知っていた」ということ。

動画時代は、やはり、ミュージカルの価値を見直す必要があって、
「こんな内容だったんだ!」という【発見】から、
「あの内容を生で観れた!」という【確認】に、価値を移動させる必要があります。


▼そう考えると・・・
舞台作品には、『生』でしか味わえない、
「風」

「匂い」
「温度」
「首の動き」などを、もっともっと織り込んでおく必要がある。

つまり、『劇場から作る』という結論になります。

ストーリーの「サプライズ」を徹底的に排除して、動画を200万回、300万回、1000万回…と回し続けて、「いつか生で観てみたい」を加速させる

このあたりを、もっともっとエグく詰めていく必要があると感じた、
「YouTube無料公開からの大阪公演全公演完売」でした。

・じょーじの(書くまでもない)解説

YouTube、Netflix、TVer、kindle、Amazonオーディブル、Voicy、stand.fm、TV、ポッドキャスト、映画、ミュージカル、舞台演劇、スポーツ観戦……。

現代は、ハイクオリティーの娯楽が安価に楽しめます。
それが無数にあるのです。

もう、アチコチで散々言われていますが、我々は、時間が足りません

劇場に足を運ぶには、足を運ぶだけの理由が必要になりますね。
確かに、確認作業です。

大好きな映画『愛と青春の旅だち』が、もし映画館でリバイバル上映されるなら、僕は必ず観に行きます。
もう、12~13回は観た映画ですが、まだまだ観たい!

あの感動の確認行為です。
確認は強いですね。


◆西野亮廣エンタメ研究所

月額980円です。
西野さんの毎日の投稿を読めます。それだけです。

投稿は、西野さんの活動を現在進行形で報告、という内容です。
西野さんの気づきを、現在進行形で投稿。


記事の内容は、具体的にはこんな感じ ↓ です。

・現在の、思考報告(思考の結果だけではなく、思考プロセスも共有)
・現在の、作品制作報告(都度都度、制作過程を報告)
・現在の、マーケティング報告(マーケティング解説や結果報告)
・現在の、チームビルディング報告(経験談の共有)
・現在の、感情・心境の吐露とろ(主に日曜日)

ライブDVDには、メイキング映像がありますよね。あれです。
西野さんの作品のメイキング記事なのです。

後出しのメイキング記事ではなく、
先出しのメイキング記事、
進行形のメイキング記事、
生中継的なメイキング記事、です。

・作品の制作過程
・ヒットさせるための広告やマーケティング(最先端の手法が多い)

それらを進行形で知ることができます。
これって、メッチャ面白い!
そして、メッチャ勉強になります

この他にも、サロンへの参加メリットがあります。
それは、『サロンメンバーと仲良くなれる』です。

挑戦する人を応援する、とか、
弱者に優しい、とか、
知らない「人」や「事」を否定しない、とか、
健全でステキな文化が根付いているコミュニティーです。


参加はこちらから ↓


◆キンコン西野さんの朝礼

西野さんは、Voicyも毎朝配信しています。
無料です。

朝7時ごろに配信されます。







おしまい


※この記事は、エッセイ『妻に捧げる3650話』の第1575話です
※僕は、妻のゆかりちゃんが大好きです

PS

私、奈星 丞持(なせ じょーじ)は、note創作大賞2024に応募しました。
恋愛小説です。
タイトルは『恋の賭け、成立条件緩和中』です。

こちら ↓ です。

ご一読、お願いします!


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奈星 丞持(なせ じょーじ)|文筆家
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