姉孝行をしてもらったんだ。

姉孝行をしてもらったんだ。
５歳下の弟に。
ずっとベイビーと呼んでる弟に。
多分物心ついた頃には私にボッコボコにされてた弟に。
小学生の頃は自分が嫌いなものを食べたくないが為にお母さんのお昼ご飯を断り、勝手に私を昼食係にした弟に。
俺は姉ちゃんみたいにはならないと勉強して大学院まで行った弟に。

弟に買い与えることはあってもお金なんて出させたことはないし一方的に貢いできたんだけど。
ついにそんな弟も社会人になり、無事宣言通り姉ちゃんみたいにならなかった弟は良い企業に入り収入もだいたい私の倍。初年度なのにな。

両親共働きで姉弟で過ごす時間が多分他の家庭よりめちゃくちゃに長かったぶん喧嘩も多かったんだけども代わりに今は姉弟仲は相当良い方だと思う。
昔ね〜力加減もわからずバチボコに５歳下と殴り合った結果弟が吐いちゃったことがあったわけ。
わたしも幼いながらにやりすぎたな、とめちゃくちゃ焦ったんだけど近所に住んでる祖父が来たときに弟が「ぼくが泣きすぎて吐いただけ」って幼稚園児ながらに言ったことがあって。
まーーーじで反省した。今でも忘れないもん。
それ以降もつかみ合いの大喧嘩はしてるけどその日を境に力加減はするようになったのと、弟とは守るべき生き物なんだなと思って行動するようになった結果、私は弟の財布になったし、弟はちょっとした高学歴ポンコツになった（）

そんなこんなで姉と出掛けても財布すら出さない弟が「初任給でディズニー連れてってあげるよ」と。
お姉ちゃん大歓喜。
嬉しすぎて言いふらしまくった。

そして無事5/5にディズニーシーに連れて行ってもらいました。
チケットはもちろんサングラス代も。
食べ物はわたしと母が欲しかったランチボックス買ったら付いてきたフードチケットを上手く使った。
乗り物の課金はやり方知らなそうだから私がやったけど。
楽しかったなあ。感慨深かったなあ。
親にとって我が子は一生子供なんだなと聞くし去年実感したけど、
姉にとっての弟もずっと小さくて生意気なクソガキだと思ってたぶん、
成長したんだなと嬉しくなりました。
大きくなったね（物理的にも）

あとはもう弟に結婚を見据えた彼女が出来るのを待つのみ。
そしてお願いだから結婚してくれ。
孫は頼んだ。金なら出す。
とにかく本当にありがとう。幸せでした。

p,s,弟の貧血が酷かった時、鼓膜が無くなった時。おかんがまともに取り合わなかったのは姉がありとあらゆる仮病を使いまくった弊害です。まじごめん。