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ブログ「けあけあ 子どもをケアする人がケアされる社会に」(https://mumeinojibunshi.com/)を運営しています。元々児童相談所に勤めていましたが、この業界を良くするためには、子どもの現場の人たちが健やかに働ける必要があると思い、それにまつわる活動をしています

最近の記事

「誰かが死なないと変わらない社会」で生きる 事件から5年

この時期になると、複雑な思いになる。 2019年1月24日。私が事件について報道で知ったのは、確か少し後のこと。2019年4月に千葉県に入庁し、児童相談所への勤務をする私にとっては、大きな衝撃だった。まさに身近な場所でそれは起こっていた。 2020年1月、毎日新聞で私を取材してくれた記事が匿名で公開された。その記事は1月24日、当時の厚生労働大臣への質問になったという報道を知る。その後もこの時期、2021年(朝日・読売)・2022年(朝日・NHK)・2023年(東京)と記

    • 児童相談所職員だった私が元職場の千葉県を訴えたわけ

      1 児童相談所の労働環境を改善し、子どもたちのよりよりケアにつなげるため 2022年7月、元々千葉県の児童相談所の職員であった私は、千葉県に対して、休憩時間中の労働に対する未払い賃金など約1200万を請求する裁判を起こした。  まず伝えたいのはなぜそんなことをしたか、である。それは、千葉県をはじめとした、児童相談所の職員の労働環境をよりよくすることが目的だ。そして、1人でも多くの子どもたちに、児童相談所職員によってより良いケアが届くようにしたいという想いからだ。 2 全ての

      • なぜ「子どもをケアする人をケアする」なのか

        1 「子どもをケアする人をケアする」意味 今を生きる子どもたちは、生きる壁に何度もぶつかっている。いじめ・虐待・事件・事故など、子どもたちの周りには多くの危険が蔓延っている。そこで負った「傷」を抱えながら子どもたちは、なんとか今を生きようとしている。  ここで負った「傷」は、社会の歪みの象徴だ。社会が変化するとともに、歪みは大きくなってきた。その歪みは、次第に立場の弱い人たちにしわよせとなって、現れてくる。子どもたちだけでなく、若者、障害にぶつかる人たち、年を重ねてきた人たち

        • 児童相談所職員になるまでの就職活動体験談

          0 はじめに私は福祉系の大学を出ているわけではなかったので、福祉系の就職活動については全くよくわかりませんでした。就職活動自体は5年以上前ですので、参考になるかわからないですが、お役に立てば幸いです。 記事の元は、数年前に就職活動について聞かれた際に作成した資料をもとにしているので、少し至らない点などあるかと思いますが、ご了承ください。 1 私の就活の概要2015.2 元々公務員の行政職を希望 2015.12 大学院進学に進路変更 2018. 1 自分の活動を振り返っ

        「誰かが死なないと変わらない社会」で生きる 事件から5年

          ライター 飯島章太ポートフォリオ

          0  詳しいポートフォリオはこちらも1 基本情報名前:飯島章太(いいじましょうた) 生年月日:1993年10月19日生まれ(満30歳) 出身在住:千葉県柏市 経歴:中央大学法学部法律学科→中央大学大学院社会学専攻修士課程修了⇨児童相談所職員→フリーライター(2021年12月〜) Twitter:https://twitter.com/shotaiijima ブログ:けあけあ〜子どもをケアする人がケアされる社会に  2 実績・執筆ジャンル・拙著『図解ポケット ヤングケア

          ライター 飯島章太ポートフォリオ

          子どもを大切にする人たちも、大切にされる社会を目指して(ブログの導入文)

          1 はじめに このサイトは、子どもをケアする人が自分をケアできようにサポートする目的で始めました。子どもを大切にする人もまた、大切にされるべきだという思いからはじまっています。  子ども福祉業界に入ってみたいという人や、子ども福祉業界に入って頑張っている方、今は業界から離れているけれど情報を追う中で関わり続けたいなど考える人に読んでほしいなと思っています。 2 子ども福祉業界とは 私が子ども福祉業界と言うときには、「子どもに関わる人たちが働く業界」について指しています。  

          子どもを大切にする人たちも、大切にされる社会を目指して(ブログの導入文)