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今宵のつれづれ


とあるオンラインショップで、たまたまマスクが売っていた。

まだ本当に小さな子供がいる兄の家族にそれを伝えたら

「うちは洗って使ってるから大丈夫!」

って返ってきた。


そうか。


と思って。


お義姉さんも、兄と同じ考えだ。


そう言えば少し前に私が遊びに行った時に

「まだマスクある?うちは2週間分くらいあるから、持っていく?」

って言ってくれた。


私が就活中な上、咽頭炎病み上がりなのもあって、気遣ってくれた。

既にその時にはマスクは売り切れてばかりいた。


2週間分のマスク。

大人2人で使ったら、どうなるだろう。

しかも仕事して毎日外出する二人ですから、正直、足りないと思う。


それでも気を使ってくれる兄夫婦に、すごくジーンときた。


肝心の坊や1歳は、マスク外しちゃうそうで。

2人が絶対的に守りたい彼は、ウィルスなぞなんのその。

今日もらんらんと輝いた瞳で、丸暗記した絵本の内容を、暗号化された言語で聞かせてくれます。


なんだか、商売の方法って、いろいろなのだなと思う。

人が不便だと思うポイントに対して、フォローするサービスは素敵だと思う。ある意味助けだと思う。思いやりもある。


今回のように、人が困窮している状況が、甘い蜜に思えてしまう感覚は、私にはよくわからない。ビジネスチャンスと言うのだろうか。該当して欲しくない。


私は運を信じているし、言霊も信じている。あくまで私にとってだけれど、後者のサービスは、すごく信念に反してる。


今日、インフルエンザや喘息など、これまで日常的にマスクが必要だった人が買えない状況を見て、何も思わないのだろうか。

花粉がひどい人も、本当に辛いと思う。デスクワークも営業も、たまったもんじゃないと思う。

私の母も、呼吸器系の難病で、酸素チューブを鼻に通してるから、いつもマスクつけてる。チューブを隠す意味もあるけれど、何より雑菌が入らないようにしてる。

ホームレスの人たちは、なおのこと、大丈夫なんだろうか。


わかってほしい。


私は正直、身内として、焦る気持ちを抱いていてる。

それでも、当の本人たちは、「今は個数制限もあるしみんな困っているから」って、洗って使ってる。


そう言う状況があることを、わかってほしい。


なんだかそれを、書きたくなった。

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