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美しすぎる砂糖菓子 コンフィズリー エスパス・キンゾー

なんとも美しいお菓子を手に入れました。
ひと月に4日しかオープンしていない「コンフィズリー エスパス・キンゾー」

パティスリー オ・グルニエ・ドールの元シェフと聞けば、スイーツ好きの方なら分かるかもしれません。
京都で伝説的なパティスリーで、私も何度も通いました。
シェフはご年齢等を理由にパティスリーを引退、閉店後
2019年にすぐ近くでコンフィズリーを始められました。
(オ・グルニエ・ドールだった場所では現在、息子さんがナンポルトクワという新しいパティスリーを営業されています。)

琥珀糖はボックス(2種類)のみ

季節の素材を使い、限られた個数しか販売できないお菓子を求めて、遠方からもお客さまが来られます。
(この日は10時から配布の整理券38番でしたが、ギリギリ最後の一箱を買えた感じです。)

蓋を開けるとまるで、鉱石標本のよう

美しさに思わずため息が出ます。

いつまでも眺めていたい美しさ

久しぶりに、本当に久しぶりに
美しすぎて食べるのがもったいない、と思いました。
どんなにきれいで可愛くても、食べ物なのだから味わってみたいという気持ちが上回るのですが…。笑

お味の解説です

日本のお菓子である琥珀糖を、フランス菓子のエッセンスで作られた、エスパス・キンゾーだけのお菓子。
お味も和素材と洋素材があり、楽しく食べ飽きないボックスです。
極限まで薄く結晶した外側と、驚くほど柔らかくとろりとした内側のゼリー。
どれほど丁寧な仕事が必要になるか、私には計り知れません。
それが、一口の間に溶けてなくなっていく儚さ。

特にパッションフルーツのパート・ド・フリュイ(果汁のゼリー)と、薄い琥珀糖がタルトのように重なった一粒はキャラメルのような香ばしさもあり、パッションフルーツのみずみずしい酸味もあり、とても美味しかったです。


光によって美しさを増します

丁寧に丁寧に時間をかけて煮詰められたお砂糖菓子はシェフがこれまで歩まれてきた長い時間の結晶のようにも思えました。

私はいつまでも、本物のお菓子の美しさには辿り着けないのだなあという寂しさと
だからこそ憧れ、作りたくなるという創作意欲の灯火をいただきました。

コンフィズリー エスパス・キンゾー
〒604-8127 京都府京都市中京区菊屋町519−2
https://goo.gl/maps/YrEQRKa2wwJR7QFZ9

Googleマップ(リンクが上手くいきませんでした)

◆2022年9月現在の情報
※第二第四の土日のみ営業(但し夏季休業などもあり)
※朝10時頃〜入店整理券配布(約50枚)、13時〜オープン
※整理券をもらっても、購入は確約されません
※お店、また近隣にご迷惑にならないようお気をつけください

エスパス・キンゾーでは、乳製品を使わない絶品ソルベもイートインできるのですが
それまた別のお話で…。

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