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オランジェット研究会 第三回テイスティング記録

これは二人のオランジェット好きが
手に入る全てのオランジェットを食べ比べたいという欲望のままに発足した研究会である。

※感想には一部、辛口なものも含め正直に書いておりますが、中傷する意図はございません。
 また、オランジェットは繊細なお菓子ですので、生産時期や保存環境によって変化があるかもしれません。
 この回のテイスティング評価=ブランドの評価とは考えておりませんのでご了承ください。
※また、価格や容量は正確でない場合がありますのであくまで参考値とします。

第三回オランジェット研究会
2022年1月27日

今回は国内外のビーントゥバーメーカー(カカオ豆からチョコレート作りまでを一貫して生産するメーカー)も含めた3種類。
アトリエうかいなどレストラン発のブランドも含めるなど、これまでの回とはまた違った顔ぶれとなった。

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◆エリタージュ
1430円 50g(約8本) 袋入り
長さ約8cm
厚さ約8〜10mm
食感:サクサク、砕いたフィアンティーヌ(薄いクレープ生地を焼いたもの)が少しチョコに混ざっており、時おりパリッとなる。
甘さ★★★⭐︎⭐︎
ビター★★★⭐︎⭐︎
オレンジ★★★★⭐︎
チョコレート★★★★★
総合評価★★★★★
カカオの香りが強く、チョコの厚みがほどよく均一で美味しい。オレンジの香りも良い。
「どうぞ美味しいチョコレート食べてください、オレンジで!」というイメージ。
考え尽くされ、完成されている。
開封時にカカオの良い香りに混ざってキャラメルのような香りを感じた。フィアンティーヌの香りか。


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◆グリーンビーントゥバー
550円 35g(約5本) 入り
長さ約6.5cm
厚さ約10mm
食感:硬い、柔らかいが混在?
甘さ★★★⭐︎⭐︎
ビター★★★★⭐︎
オレンジ★⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
チョコレート★★★★★
総合評価★★★⭐︎⭐︎
チョコの味が強く、オレンジがあまり感じられない。
チョコレートは美味しいが、オランジェットとしては少し物足りなさを感じる。
オレンジの食感などにバラつきを感じる。

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◆アトリエうかい
※伊予柑の果皮
1800円 一本約6g 箱入り
※ショコラセレクションの中に3本入り
※伊予柑オランジェットの他に、ボンボンショコラ2種各1粒、クッキー2種各1枚
長さ約5.5cm
厚さ約10mm
食感:サクサク、砂糖のシャリシャリあり
甘さ★★★⭐︎⭐︎
ビター★⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
オレンジ★★★★⭐︎
チョコレート★★⭐︎⭐︎⭐︎
総合評価★★★★⭐︎
一口で伊予柑と分かる香り。グラッセされているのか、シャリシャリしていて楽しい食感。
ミルクチョコも甘さがほどよくバランス良し。
上品にまとまっている印象。


三回目総評
これまで第一回での「ティーカール」以来の星5が、ビーントゥバーメーカー「エリタージュ 」に。
カカオへのこだわり以上にオレンジへ果皮の丁寧な加工も感じられ、
オレンジの食感で言えば、ねっりちもっちりとしたティーカールの方が好みだが、チョコレート自体の香りや美味しさ、フィアンティーヌ入りでの全体のバランスではエリタージュのクオリティは随一。
伊予柑、且つミルクチョコレートという異質でありながら、アトリエうかいの伊予柑オランジェットは日本人好みの上品な味で
もしこれが単品で発売されたら伊予柑のファンも後をたたないだろう。

→第一回目の記事はこちら
https://note.com/mainerochoco/n/ne290b3594ffc
(#オランジェット研究会のタグで、過去の記事もぜひお読みください。)


・エリタージュ
(トモエサヴール内ブランドページ)
https://t-sav.com/brand/erithaj/
・グリーンビーントゥバー
https://greenchocolate.jp
・アトリエうかい
https://www.ukai.co.jp/atelier/

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