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建物に惚れたのは、はじめてです。

Yes, to me being me
"本当のわたしを生きよう"
こんにちは
永松麻衣(ながまつまい)です

そうそう。

2022年1発目の美術館は
松濤美術館でした。

行ったのは一月初旬だから
だいぶ時差投稿ですが。

松濤美術館を手がけた
建築家の白井晟一をたどる
展覧会の第2部である

「Back to 1981 建物公開」を観に。

残念ながら第1部のことは
展示期間が終わってから知ったため
第2部しか観れなかったのだけど。

空間が
建物自体が
纏うもの

その佇や
それを成すもの

展示を観に行くってより
あの建築物が"正に"
だったから
それだけで圧倒された。

ドイツで哲学や美術史を学ぶという
ユニークな経歴を持ち合わせた白井さんの
人生の後期に建てられた建物の一つだそう。

建物に惚れたのは、初めてです。
(惚れた姿を画像におさめたいけど、
なかなか難しいから、ぜひ検索してほしい)

フランス、イタリア、チェコなど
歴史的、世界的建造物も観てきたけど

惚れるって感覚は
はじめてでした。

建物自体が哲学してるかんじで

なんて書く時点で
哲学から
本質から遠ざかるような
気がするんだけど。

それでもあえて
記録のためにも
言葉に残させて頂きます。

それがわたしは好きだったのかな。

白井さんの
内側や在り方が
そのままそこに
投影されたような

優しく
静かに
練り込まれているような

それは押し付けるわけでも
訴えるわけでもなく

ただ在る

建築物としての存在だけではなく
目に見えない何かが
すぅっと心の中に届いて

洗われたような気持ちになった。

ただその空間が
表すもの
発するものに

触れていたい
浸っていたい

出来ることなら
1日中
毎日
その空間に。

そんな感じといったところ。

安心感と
美しさと
感動と
優しさと
あたたかさと

自然と
自分がチューニングされているようだった

疲れない。
満たされる。


いろんな作品を観ると
それぞれに湧き出る感情が
あるけれども。

興奮もあれば
胸が熱くなるものもあったり
鳥肌が立つもの

どれもこれも素晴らしい感覚を
与えてもらうものであることには
変わりない

ただ、
一つの基準として

見終わったあとの
身体の感覚を大切にしてる

衝撃的なものは
それだけ与える影響も大きいから

それはいずれにせよ
反応を与えるもの

すっごくたのしかったー!
けど
めっちゃつかれたー!

ってようなやつ。

コップからお水が
ドバドバ溢れ出しすぎてとまらない
誰か止めてー

ってよりも

表面張力でぷるんぷるんの感じだったり
そこから優しく
湧き出るような
泉のような

ごく自然で在ること

そんな感覚が
わたしは一番心地良い

その感覚を
この松濤美術館の建築が
与えてくれたように思えた。

建築をどうだとか
アートをどうだとか

それを説こうとしているのではなく

その時の
わたしの中に起こったものを

書き出すと言う作業をしたかったのです。

わたしも
松濤美術館のような
人間に。

なんて贅沢知れませんが。
だけど、

ね。

ちなみに
今の展示は今月30日までなので
お時間合う方は是非。
予約しないと入れないので
お気をつけください。

タイミング合わなくても
あの空間に。

ちなみにもう少し詳細覗きたい方は↓

手がける建築のユニークさから「哲学の建築家」とも評された建築家・白井晟一(1905〜83)。白井が手がけた渋谷区立松濤美術館が昨年開館40周年を迎えるにあたり、その活動や思想をたどるために開催される展覧会が「白井晟一 入門」だ。

-美術手帖より引用 詳細はこちらより-

らぶ&はぐ

またあした。

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