日向まいな🦋青蝶やまい

詩人、文筆家。詩を書く際は「青蝶やまい」名義。日々の言葉を大切にしたい。好きな挨拶は「…

日向まいな🦋青蝶やまい

詩人、文筆家。詩を書く際は「青蝶やまい」名義。日々の言葉を大切にしたい。好きな挨拶は「またね」┆クエスチョニング⚧️ally🏳️‍🌈 ┆アイコンはセロネリ様より頂いた作品です。

記事一覧

詩「チャイナブルー」

🦋 いつもの席 カウンターの端 いつものカクテル 青い海のそれ 味は大して好きじゃない 君は美味しそうに飲んでいたけれど 思い出を海原に浮かべ するりと飲み込む 2…

詩「いづれ死ぬだろう」

🦋 いづれ死ぬだろう 苦悩に苛まれながら 絶望に身を投げながら いづれ死ぬだろう 抗おうとも 流されようとも いづれ死ぬだろう あなたも わたしも いづれ死ぬだろ…

詩「Bump of Burned Born」

🦋 窮屈なのは嫌だ 殻を突き破ったくちばし そのままの勢いで お前を刺し殺す 愛したい 2024.3.3 「Bump of Burned Born」 青蝶やまい

詩「痣」

🦋 綺麗になった君の首元 見知らぬ痣に打ちひしがれて ええいままよと酔わせてみても 冷めた唇もの言わぬ 2018.12.29 「痣」 青蝶やまい

詩「白い朝」

🦋 トタンを叩く雨音 飛沫を上げる車 白い朝 凍える体 ただの水さえ喉につかえる 無理に飲み下した激痛は けれど過去が与える激痛を 和らげて ごまかして 飛沫を上…

詩「叛逆の花」

🦋 苦難に満ちた人生の先 絶望するのが世の定めか それすら踏み越え頂き目指す それこそは人間の示しうる勇気 無謀も 蛮勇も あらゆる謗りを受けようとも 叫べよ 叫…

詩「願い星」

🦋‪ あなたの苦しみが あなたの糧となりますように あなたの勇気が あなたを救いますように どうかあなたの願い星に その手がとどきますように そうあれかし 2024.7…

詩「heven’s feel」

🦋 強迫観念 張り付く笑顔 “良い人であれ” なんて 飽きてんだとっくに 振り下ろすバット ひしゃげる感傷 はしゃぐ感情 天使は堕ちる 放り投げる chill out 地獄…

詩「teller’s terror」

🦋 わたしを見て わたしを見て ほら、こんなことをしたよ ほら、こんなものをつくったよ わたしを見て 怪物にならないように 2023.8.22 「teller’s terror」 青蝶や…

詩「Brave, Faith, laughing」

🦋 わたしの勇気が届くなら 誰かの勇気を呼び覚ますなら 喜んで傷を受けよう 前に進み続けよう それが救いとなるならば それが笑顔に変わるのならば そうあれかし …

詩 『ショータイム、モラトリアム』

🦋 「どうしてそんなに足掻くのだ」 「飢えているんだ」 「何に飢えている」 「何もかも、全てにだ」 「……」 「飢えているんだよ」 2022.6.6 『ショータイム、モ…

詩「NO LIVE, NO LIVE」

🦋 ひとりぼっちの夕暮れに ロックを聴いた 死にたくなった 生きたくなった ひとりぼっちのハコで リズムを刻む ひとりぼっちの夕暮れに 2022.12.26 「NO LIVE, NO L…

詩「感応」

🦋 軋む 軋む 軋む 入り乱れる情景に 掻き鳴らされる雑音に 軋む 軋む 軋む 両眼を抉った 鼓膜を突き破った 消えない 止まない 軋みは激しくなる 脳が 心が…

詩「ギターピック」

🦋 なにもかも遅すぎたんだよ なんて 悔恨 ノイズで掻き散らし て ──…… 2022.12.8 「ギターピック」 青蝶やまい

詩「死にゆく父へ、雨の夜に」

🦋 あのひとに物語を あのひとの物語を それを授けるのは お医者様ではないと思うから 目が見えるうちに 声が聞こえるうちに 手が届くうちに 掴むのはあのひと だから…

詩「熱帯夜、凪ぐ」

🦋 朧月夜にカラス哭く マグリットの街灯に 朝寝を待つことも失く 窓辺に耽る 2022.7.21 「熱帯夜、凪ぐ」 青蝶やまい

詩「チャイナブルー」

詩「チャイナブルー」

🦋

いつもの席
カウンターの端

いつものカクテル
青い海のそれ

味は大して好きじゃない
君は美味しそうに飲んでいたけれど

思い出を海原に浮かべ
するりと飲み込む

2019.2.12
「チャイナブルー」
青蝶やまい

詩「いづれ死ぬだろう」

詩「いづれ死ぬだろう」

🦋

いづれ死ぬだろう

苦悩に苛まれながら
絶望に身を投げながら

いづれ死ぬだろう

抗おうとも
流されようとも

いづれ死ぬだろう

あなたも
わたしも

いづれ死ぬだろう

悲しみのなかで
喜びとともに

いづれ死ぬのだから
いづれ死ぬとしても

さあ、朝日は昇った

2021.10.25
「いづれ死ぬだろう」
青蝶やまい

詩「Bump of Burned Born」

詩「Bump of Burned Born」

🦋

窮屈なのは嫌だ

殻を突き破ったくちばし

そのままの勢いで

お前を刺し殺す

愛したい

2024.3.3
「Bump of Burned Born」
青蝶やまい

詩「痣」

詩「痣」

🦋

綺麗になった君の首元

見知らぬ痣に打ちひしがれて

ええいままよと酔わせてみても

冷めた唇もの言わぬ

2018.12.29
「痣」
青蝶やまい

詩「白い朝」

詩「白い朝」

🦋

トタンを叩く雨音
飛沫を上げる車

白い朝

凍える体
ただの水さえ喉につかえる

無理に飲み下した激痛は
けれど過去が与える激痛を

和らげて

ごまかして

飛沫を上げる車
トタンを叩く雨音

2018.6.11
「白い朝」
青蝶やまい

詩「叛逆の花」

詩「叛逆の花」

🦋

苦難に満ちた人生の先
絶望するのが世の定めか

それすら踏み越え頂き目指す
それこそは人間の示しうる勇気

無謀も

蛮勇も

あらゆる謗りを受けようとも

叫べよ

叫べよ

声を枯らせ
つぼみを枯らすな

2020.10.26
「叛逆の花」
青蝶やまい

詩「願い星」

詩「願い星」

🦋‪

あなたの苦しみが
あなたの糧となりますように

あなたの勇気が
あなたを救いますように

どうかあなたの願い星に
その手がとどきますように

そうあれかし

2024.7.7
「願い星」
青蝶やまい / 叶蛇トカ

詩「heven’s feel」

詩「heven’s feel」

🦋

強迫観念
張り付く笑顔

“良い人であれ” なんて

飽きてんだとっくに

振り下ろすバット

ひしゃげる感傷
はしゃぐ感情

天使は堕ちる

放り投げる chill out

地獄の扉

knock knock knock

2023.1.21
「heven’s feel」
青蝶やまい

詩「teller’s terror」

詩「teller’s terror」

🦋

わたしを見て
わたしを見て

ほら、こんなことをしたよ
ほら、こんなものをつくったよ

わたしを見て

怪物にならないように

2023.8.22
「teller’s terror」
青蝶やまい

詩「Brave, Faith, laughing」

詩「Brave, Faith, laughing」

🦋

わたしの勇気が届くなら

誰かの勇気を呼び覚ますなら

喜んで傷を受けよう

前に進み続けよう

それが救いとなるならば

それが笑顔に変わるのならば

そうあれかし

2020.11.6
「Brave, Faith, laughing」
青蝶やまい

詩 『ショータイム、モラトリアム』

詩 『ショータイム、モラトリアム』

🦋

「どうしてそんなに足掻くのだ」

「飢えているんだ」

「何に飢えている」

「何もかも、全てにだ」

「……」

「飢えているんだよ」

2022.6.6
『ショータイム、モラトリアム』
青蝶やまい

詩「NO LIVE, NO LIVE」

詩「NO LIVE, NO LIVE」

🦋

ひとりぼっちの夕暮れに
ロックを聴いた

死にたくなった
生きたくなった

ひとりぼっちのハコで
リズムを刻む

ひとりぼっちの夕暮れに

2022.12.26
「NO LIVE, NO LIVE」
青蝶やまい

詩「感応」

詩「感応」

🦋

軋む 軋む 軋む

入り乱れる情景に

掻き鳴らされる雑音に

軋む 軋む 軋む

両眼を抉った

鼓膜を突き破った

消えない

止まない

軋みは激しくなる

脳が 心が 魂が

軋む 軋む 軋む

2020.6.25
「感応」
青蝶やまい

詩「ギターピック」

詩「ギターピック」

🦋

なにもかも遅すぎたんだよ

なんて

悔恨

ノイズで掻き散らし



──……

2022.12.8
「ギターピック」
青蝶やまい

詩「死にゆく父へ、雨の夜に」

詩「死にゆく父へ、雨の夜に」

🦋

あのひとに物語を
あのひとの物語を

それを授けるのは
お医者様ではないと思うから

目が見えるうちに
声が聞こえるうちに
手が届くうちに

掴むのはあのひと
だからせめて
わたしは

あのひとに物語を
あのひとの物語を

2022.6.6
「死にゆく父へ、雨の夜に」
青蝶やまい

詩「熱帯夜、凪ぐ」

詩「熱帯夜、凪ぐ」

🦋

朧月夜にカラス哭く

マグリットの街灯に

朝寝を待つことも失く

窓辺に耽る

2022.7.21
「熱帯夜、凪ぐ」
青蝶やまい