一か月経っちゃいました。

3月の公演、ミュージカル「バウムクーヘンとヒロシマ」無事に終演いたしました。
沢山のご来場、本当にありがとうございました。
終演いたしまして、あっという間に一か月が経ってしまいました。

　
終えての感想　ではないのですが、始まった時のことを少しお話しさせてください。

私には、短大の頃からずっと、すげーなと思っている同期の俳優がいます。
卒業後、彼女が所属したことをきっかけに何度か拝見するようになったのが、ＴＯＫＹＯハンバーグさんの舞台でした。
物語も、演出も、出演している俳優の皆様も、照明も音楽も、ものすっごい素敵で、演劇を通して人間の価値観に触れる、というか、立ち止まって考えるきっかけをくれるような作品ばかりで、、、何が言いたいかというと私はＴＯＫＹＯハンバーグさんが大好きなのです。
もちろん、そこに所属して輝いている同期、吉本穂果っていうんですけどね、彼女も最高なんです。出会った時からずっと最高なんですけどね、澄んだ瞳がとても美しいんです。

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イッツフォーリーズの新作ミュージカルの脚本、ＴＯＫＹＯハンバーグの大西さんです！！と聞いたとき、心臓がギュンッてなったのを覚えています。マジで？？？マジで！？！？！？の連続でした。

オーディションで初めてお会いした時は、推しを目の前にしたオタクさながらにキョドってしまい、正直歌もまともに歌えなかったのを覚えています。
歌を習ったことはありますか？と聞かれるほどでした。笑　
笑いごとではない。

だけど、絶対に落ちるわけにはいかないのです。
どうしても受かりたかった理由はまだありました。
演出の磯村純さんです。
イッツフォーリーズに入団する事が決まった３年前の、入団直前に見た作品が、ミュージカル「ナミヤ雑貨店の奇蹟」でした。
話も面白くて歌も素晴らしくて、演出もすごくよくって、終わるころにはドシャドシャに泣いていました。こんな素晴らしいミュージカルが、日本のミュージカルがあったんだ、と感動し、改めて入団できる喜びを噛みしめました。
もちろん当日パンフレットは穴が開くほど見ました。出演者の皆さんやスタッフの皆さんが、誰かに向けて相談を書いて誰かがその悩みにこたえる、という物語の内容に沿った、激ヤバ最高なものでした。
当然のように目に入ってくる演出家の名前、それが磯村さんだったのです。
お名前は当然知っていましたが、演出をされた舞台を見るのは多分、初めてでした。パンフレットもHPもなんども見ましたので、なんどもなんども目に入ってきたお名前です。

そしてオーディション、磯村さんももちろん目の前にいて、私に質問をしている。そんな状況ヤバいので、当然のようにキョドっています。
思っている５００倍フランクな方でした。出身校が同じということもあり、親しみやすい会話をしてくださいました。こちらは全く、まともな受け答えはできておりません。記憶もないです。

ただ、作品を読んで感じた事や、自分がどう向き合っていきたいかは伝えられたような気がします。気がするだけなので真相は定かではありません。

そんな崖っぷちなオーディションが終わり、結果がくるまでの地獄のような日々、忘れられません。
だって絶対に落ちるわけにはいかないのに、普通に考えて落ちそうなんですもん！！！

合格、さらには颯太役で！という連絡がきた時、血の気が引きました。
嬉しいという感情と、本当に？？という感情でおかしくなりそうでした。
ものすごいチャンスを与えていただいたのだな、と思いすぐに返事をしました。

９月のオーディションから稽古開始の１月までも、すごく濃い時間でした。
広島の平和記念資料館に行ったり、似島に行ってバウムクーヘンを焼いたり、ユーハイムさんのＪ－ＷＡＶＥ特番でユーハイムサンタになったり。
そのどれもが貴重で、大切な体験でした。
出会った方々もとても優しくて、素敵な人ばかりでした。
改めて、この公演に関わってくださった方々にお礼を申し上げます。こんな所でいっても届かないと思いますが、皆さんの事が大好きです。

すこしだけでも成長できていたらいいな。

うわー！こんなしっぽりまとめるつもりはなかったのです。話したい事は別にあったのに！！
終演して一か月が経ちましたが、思い返すと止まらなくなってしまいますね。

チャンスをくださった事に感謝です。これからはオーディションでキョドるな。

自己満のまとめでした、最後まで読んでくださった方、いるならば本当にありがとうございました。

写真は、先日作ったキショいグラフです。
気に入りすぎてこれにしてしまいました。