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石仏の話(29)

お寺の主要構成は、木材。
だから火災にあえば、焼失することが多い。
それでも、敷地内の石仏はかなり残る。
寺が焼失した悲しさや自責の念を、残った石仏にぶつける。
または再興の誓いやお願いを、残った石仏にしたことも多々あることと思う。
お寺の本堂などという立派な場所に収められていないけれど、仏としては何ら変わることはない。
石仏は、どんな時でも、苦しむ人の支えとなった歴史を持っている。

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