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新刊発売記念公開!『わが家は祇園の拝み屋さん』その後の番外編

新刊『京都下鴨 神様のいそうろう』(角川文庫)
発売を記念して『わが家は祇園の拝み屋さん』その後の番外編を掲載させていただきます。
※こちらは友風子先生の複製原画特典に書き下ろしたショートストーリーですが(購入してくださった方に申し訳ないので)目玉であった夫婦のいちゃらぶシーンなどをカットしております。

 EX(16冊目)から数年後のお話です。

装画:友風子先生

[朝] 賀茂家

 彼と結婚して、『幸せ』を実感する瞬間は、たくさんある。
 たとえば、今。
 雨戸の隙間から差し込む朝陽を感じて、目を覚まし、瞼を開けたとき。
 少しだけ視線を上げると、彼の寝顔がそこにある。

 彼はいつも朝が早い。
 そのため、こうして寝顔を見られることは、まずないのだ。いつだって私の方が後に起きて、目を開けると、彼が見守るようにこちらを見詰めている。
 そして、『おはよう、小春』と言って、額にキスをしてくれるのだ。
 その時、私は嬉しさと気恥ずかしさから、思わず俯いてしまう。
『澪人さんは、いつから起きていたんですか?』
『んー、ついさっきやで』
 と、彼は決まって、そう言うのだ。だけど、これはきっと噓。
 もっと早くに起きていて、私の寝顔を見ていたに違いない。
 ほんの少しの悔しさと愛しさを感じながら、私は彼の胸にそっと寄り添う。

 ――それが、いつもの朝だ。
 だけど、今日ばかりは例外だった。
 私の方が先に目覚めて、こうして彼の寝顔を見ている。
 艶やかな黒い髪は、サラサラなためか、少しも乱れていない。
 通った鼻筋、磁器のようにつるりとした白い肌、形の良い唇は少しだけ開いていて、すーすーと寝息を立てている。
 目を瞑っていても、彼はとても美しく、浴衣で寝ているため胸元がはだけていた。
 直視できないような悩ましさに、思わず彼の襟を直してしまいそうになったけれど、それを堪えた。

 きっと触ったら、すぐに目を覚ましてしまうだろう。
 あと、本音を言えば、この無防備な姿をもう少し見ていたい。
 それに今日は、土曜日――休日だ。
 彼も今日は、『表裏休み』だと言っていた。
『表裏休み』というのは大学講師という表の仕事と陰陽師という裏の仕事、どちらも休みであるという、わが家だけに使われる言葉だ。
 ちなみに反対語として、『表裏仕事』もある。
 最近は、随分忙しそうにしていた。
 久々の『表裏休み』、ゆっくり眠ってもらいたい。

 賀茂小春は、自分が着ている浴衣の乱れを整えて、澪人の寝姿をしばし眺める。そこで、ふと、澪人の体の向こうに、目覚まし時計が置いてあるのが見えた。
 小春は、あっ、と声を上げそうになって、それを堪える。
 昨夜、いつもの癖で目覚まし時計をセットしてしまっていたのだ。
 もうすぐでアラームが鳴ってしまう。
 小春は、そっと体を起こして、澪人の体に触れないように気を付けながら、目覚まし時計に向かって腕を伸ばす。
 アラームを解除し、ホッとしたその時、小春の体の下で小さな笑い声が聞こえた。
 ギョッとして見下ろすと、澪人が愉しげに口角を上げている。
「朝から僕の上に覆いかぶさるなんて、うちの奥さんは、時々大胆やね?」
「やっ、その……」
 小春が弾かれたように離れようとするも抱き留められ、澪人の体の上に乗りあげてしまった。
 そのまま、唇が重なり、くすくすと笑い合う。
 互いが求めて、触れ合える喜びは、前世で得られなかったもの。
 こんなに心地良く、幸せなものだとは、思わなかった。

 寄り添っていると、廊下の向こうから足音が聞こえてきて、澪人と小春は動きを止めた。
 小さな足音は、部屋の前まで来て、ぴたりと止まる。
 とんとん、と小さなノック音が響いた。
「父上、母上、入っても良いですか?」
 澪人は小春は、すぐさま乱れた浴衣を直して、「どうぞ」と声をそろえる。
 そっと襖が開き、
「おはようございます」
 と、幼年の男の子がひょこっと顔を出した。
理龍りりょう、おはよう」
 名前は、賀茂理龍。小春と澪人の長男だ。
 黒髪に白い肌、形の良い目、整った顔立ちは、澪人に瓜二つだと言われた。
 理龍は、時代劇を観るのが好きで、そのためか年齢の割に大人びた、古臭い話し方をしている。
 両親が教えたわけではないのに、お父さんお母さんでも、パパママでもなく、父上、母上と呼んでいた。

「もう目を覚ましたの? 今朝は肌寒いでしょう。こっちにいらっしゃい」
 小春の呼びかけに、理龍はこくりとうなずいて、小春に抱き着いた。
「怖い夢を見たんです。抱っこしてください」
 小春は、理龍を抱き締めながら、背中を撫でた。
「可哀相に。やっぱり、一人部屋はまだ早かったんじゃない?」
「そうかもしれません。背伸びをしてしまいました」
 理龍はそう言って、小春の膝の上に乗って、ぎゅっとしがみつく。
 澪人は、理龍の幼い頭を優しく撫でる。
「理龍、一体、どないな夢を?」
「どんな夢だったか忘れてしまいました」
 しおらしく言っているようで、理龍は澪人にだけ見えるように、ニッと笑った。
「…………」
 澪人は顔を引きつらせながら、理龍を見やる。
「ちょっと待ってね。雨戸を開けるわ。朝陽が入ると怖いのなんて、吹き飛んじゃうから」
 小春はいそいそと体を起こして、窓際へと向かう。
 こういう場合、普段の澪人ならば『僕がやるし』と率先して動くのだが、今は確かめたいことがあった。

「もしかして、今は若宮様?」
 澪人が小声で訊ねると、理龍はいたずらっぽく舌を出した。
「バレてしまいましたか?」
「あえて、バレるようにしてはるやろ。邪魔しにきたんやな」
 澪人が肩を下げると、理龍は、ふふっと笑う。
「夫婦の時間はとても大切です。ですので邪魔するつもりはなかったんですが、今朝、たまたまシンクロしましてね。まぁ、今日ばかりは、このくらいの意地悪は許していただけたらと」

 理龍は、黒龍だった若宮の記憶を引き継いだ、若宮の分け御霊だ。
 小春は、理龍の魂を受け継いでいることを知らずにいる。
 というのも、理龍は普段、同年代の子よりも少し大人びてはいるが、あくまで普通の子どもだ。
 だが、時々、若宮の意識が降りてくることがあった。
 澪人も元々は、若宮の力を分け与えられた存在であり、そのため、理龍の中に潜む若宮のエネルギーを感じ取っていた。
 ふっ、と澪人は頬を緩ませて、理龍の頭を撫でる。

「ほんまやな。今日は特別な日やな」
「ええ、本当に」
 そんな話をしていると、雨戸を開け終えた小春が振り返る。
「理龍、お誕生日おめでとう。今日はみんなお祝いに来てくれるからね。私も張り切って、ご馳走作るから」
 笑顔で小春がそう言うと、理龍は立ち上がり、小春の体に抱き着いた。
「ありがとうございます、楽しみです」
 本日、四月五日は、賀茂理龍、四歳の誕生日だ。
 しあわせな一日は、こうしてスタートする。

[昼]祇園・櫻井家

 うわあああん、と甲高い泣き声が、祇園の櫻井家に響く。
 続いて、ドタバタと駆け足がし、古い家が振動に揺れていた。
 一階の店舗でのんびり店番をしていた櫻井吉乃は、おやおや、と天井を仰いだ。
「また、始まった」
 対面には昔馴染みの友人・西村弥生の姿があり、ぷぷっと笑う。
「安寿ちゃんやな。元気やなぁ」
 そうやね、と吉乃はうなずく。
「また、風駕ふうがと喧嘩したんやろ」
 櫻井宗次朗と杏奈の娘、安寿あんじゅは十歳、風駕は六歳になっていた。
「相変わらず、風駕ちゃんは、やんちゃなんやな」
「そやねん。体力を持て余してるんやろな。片時もジッとしてられへん。ほんで、よう安寿に構ってほしくて、突進していくんや」
「ほんで、安寿ちゃんは大泣きするんやな」
「そやねん。ほんま、風雅を見てると、宗次朗が小さい頃を思い出すし」
 と、吉乃は息を吐くように言う。
「そうそう、宗ちゃんは、暴れん坊やったなぁ。うんと年上やった兄の宗一ちゃんがやりこめられて。まるであの頃の再現やね……」
 ほんまや、と吉乃と弥生は笑い合う。

 一方、二階では、安寿がベッドに伏せて、うわああん、と泣いていた。
「もう、安寿ってばどうしたの?」
 母親の杏奈が顔を出すと、安寿は弾かれたように顔だけを上げた。
「理龍に誕生日プレゼントを作ったのに、風駕が壊したの!」
 すると風雅が「ちげーよ」と声を上げる。
「姉ちゃんが、『最強の剣を作った』って言うから、俺が強度を試してやったんだ!」
 部屋の床には手製の『剣』が半分に折られた状態で転がっていた。
 段ボールを切り取り、ガムテープとアルミホイルなどを使ったものだが小学生が作ったとは思えない、なかなかの力作だ。
 杏奈は、ふう、と息をついて、風駕を見た。
「風雅、安寿の作った『最強の剣』の強度を試してみたくなったのはどうして?」
 思いもしない質問だったのか、風駕は「えっ」と声を上げた。
「それは、姉ちゃんが『最強の剣』だって言うから……」
 うん、と杏奈は相槌をうって、次の言葉を待つ。
「持ってみたくなった」
 そっか、と杏奈は大きく首を縦に振って、風駕の頭を撫でる。
「安寿の作った剣がカッコよかったから、風駕も持ってみたいくなったんだね?」
 風雅は戸惑いながらも、こくり、と首を縦に振った。
 真相を知り、満更でもなかったのだろう。
 安寿は泣くのをやめて、むくりと体を起こした。
「それならそう言えばいいのに」
「だって、姉ちゃんは、理龍のだって」
「あんたのだって、作ってあげるよ」
「ほんとに?」
 躊躇いがちに訊ねる風雅に、安寿は、うん、と花が咲くように笑う。
「どんなのがいい?」
「カッコいいやつ」
 姉弟喧嘩か収まり、きゃっきゃっと新しい剣を作り始めている。
 やれやれ、と杏奈が肩をすくめていると、宗次朗がやってきて小さく笑った。
「すげーな。さすが、『名裁判官』だ」
 杏奈は大人気だった『医師探偵シリーズ』を卒業し、今は『女流裁判官は競わない』という新たなドラマシリーズの主演を務めている。
 杏奈は振り返って、口を尖らせる。
「私は話を聞いていただけで、何もしてないけど?」
「だから、『すげーな』なんだよ」
 宗次朗はニッと笑って、杏奈の頭を撫でる。
「そう言う宗ちゃんは、相変わらず反則」
 杏奈は頬を赤らめながら、撫でられた頭に手を当てた。

[夕]上賀茂・賀茂邸

 理龍は今日、満四歳であり 数えで五歳となる。
 今年は特別な七五三のお祝いだ。
 午前二時、澪人が率いる陰陽師たちによる、祝いの祈祷が行われ、
 午後三時になって、賀茂邸の扉は開かれた。
 襖が取り払われ、大広間となった和室とそこから続く中庭が宴会場だ。
 中庭には、吉乃と安寿と風駕が楽しそうに桜の木を眺め、その側には今や大学生である新生OGM、一ノ瀬寿々、葉山透、海藤剛士が、見守っている。
 藤原千歳は、組織の陰陽師となって、今回の祈祷に参加していた。
 理龍の祈祷を終えた陰陽師たちは、ぞろぞろと大広間に移動をしてきていた。
 その中に三善朔也の姿もあった。
 廊下で水原愛衣の見付けるなり、あっ、と声を上げた。
「愛衣ちゃん、もう来てたんだ。仕事は?」
「今日は早上がりしちゃった。それにしてもすごい陰陽師の数」
「だよね。俺たちの婚約祝いよりも、盛大な気がしない?」
 微かに肩をすくめる朔也に、愛衣は笑う。
 するとすぐ側にいた和人が白い歯を見せた。
「愛衣さんと朔也くんの結婚式となったら、この誕生日よりも盛大だから大丈夫だよ」
「おっ、説得力ありますね」
 と、朔也は冷やかすように言う。
 和人は、去年由里子と結婚式を挙げているのだ。
 話を聞いていた由里子ははにかんで、大広間を見回す。既に祝い膳が並んでいて、既に着席している西の本部長をはじめ、名の知れた陰陽師の姿があった。
「さすが『運命の子』ねぇ」
『運命の子』とは、西の本部長の言葉だった。
 小春が出産した際、西の本部長は、『運命の子やな』と洩らしたという。
 由里子の言葉を聞き、和人が、うんうん、とうなずく。
「澪人そっくりなあの姿は、尊い以外の何者でもないよね」
 本当ね、由里子が微笑んだ。
 千歳を含む陰陽師たちが大広間に揃ったことで、中庭にいた者たち、そして愛衣、朔也、由里子、和人もすぐに着席する。

 ドォン、と和太鼓の音と共に、理龍、澪人、小春が廊下から、大広間に姿を現した。
 三人とも和服だ。理龍は紋付羽織に袴という、いわゆる『七五三』スタイルだった。
 だが、凛とした立ち居振る舞いは風格があり、決して着せられている感じはしない。
 その美しい立ち姿に、おおっ、と会場から熱いため息が漏れる。
 撮影会をしたい、と皆は思ったが、声に出さない。しかし、
「えっ、どうしよう、甥っ子尊い」
「本当ね、甥っ子、たまらないわ」
 と、声に出してしまっている姉弟(杏奈・和人)もいた。
 理龍は皆の前に立ち、ぺこりとお辞儀をする。
「皆さま、今日は僕の誕生日にお越しくださいまして、本当にありがとうございます。父と母がたくさんお酒を用意しているそうなので、たくさん飲んでいってください」
 そんな理龍の少しませた挨拶に、笑い声が起こる。
 続いて、澪人が頭を下げる。

「ほんまにおおきにありがとうございます。生まれてしばらくは、体が弱くて何度も危険な目に遭うた子です。それが、健やかに成長して、皆様にこうして祝うてもろて、嬉しゅう思います。これからも賀茂一家をよろしゅうお頼申します」

 強い力を持って生まれたがために、それを抱えきれないバランスから、理龍の体は弱かった。こうして生きながらえたのは、時折若宮が出てきて、調整をしていたためだ。そのことを知っているのは、澪人だけだ。澪人の挨拶を聞いて、大変だった頃を思い出した小春は、目に涙を滲ませながら、会釈をする。
「本当に……こうして今日を迎えられて幸せです。一緒に祝ってくださって、ありがとうございます。あっ、理龍も言っていましたが、たくさんお酒を用意しているので、楽しんでいってください」
 二人の挨拶を聞いて、皆は大きな拍手をし、宴会がスタートした。
 そこからは、もういつもの宴だ。澪人の母と吉乃がしみじみと語らい、旧OGMと新生OGMが陰陽師たちの間に入って、近況報告をしている。
 理龍は、安寿、風駕と共に、中庭で遊んでいた。

「これ、誕生日プレゼントなの」
 安寿は微笑んで、手製の剣を差し出す。
「理龍、俺とお揃いなんだぜ!」
 と、風駕がすかさず声を上げた。
 理龍は、まるで騎士のように片膝を立てて、その剣を受け取った。
「ありがとう、安寿。カッコイイね。風駕とお揃いなのも嬉しい」
 にっこりと笑って言う理龍を前に、安寿と風駕は揃って頬を赤らめる。
 照れくさくなった二人は、逃げるように大広間へと向かった。
 理龍は、そんな二人の背中を見送りながら、ふふっ、と笑う。
「お可愛らしい……」

「──若宮様?」

 背後で声がして、理龍は振り返る。
 そこには、藤原千歳が立ち尽くしていた。
 白銀の髪にグレーの瞳が神秘的で美しい青年に成長している。
 気配を感じさせないのは、相変わらずだった。

「やっぱり、若宮様なんですよね?」
 千歳が詰め寄ったその時、理龍は唇の前に人差し指を立てる。
 その瞬間、千歳は理龍の気持ちを察したような表情を見せた。
「……あの、これだけ言わせてください。また、お会いできて嬉しいです」
「僕もずっとそう思っていましたよ」
 理龍の言葉に、千歳は泣きそうになって目をそらす。
 ちょうど澪人が近付いてきたことを感じ取り、千歳はそそくさとその場を離れた。
「理龍」
 声がした方向に顔を向けると、澪人がこちらに歩み寄っている。
「父上」
「千歳くんに気付かれましたか?」
「いえ、違います、気付かせました」
 なるほど、と澪人は納得しながら、理龍の体を抱き上げる。
「もし、僕が普通の子どもだったなら、あなたは純粋にメロメロになれたでしょうに、少し申し訳なく思っていますよ」
 腕の中で、少し気まずそうに言う理龍を見て、澪人はぷっと笑った。
「あなたも意外に鈍感やな。僕はもう十二分にメロメロやし、何より……」
 うん? と理龍は視線を合わせる。
「あなたを育てられる役目を与えてくれたこと、光栄に思てます。ほんまにおおきに」
 桜の花びらが舞い散る下、澪人は清々しい笑みを見せた。
 理龍は驚いたように目を見開くも、すぐに嬉しそうに微笑んだ。
「あなたは僕が見込んだ人ですから」
 そう言って、澪人の首に手を回して、ぎゅっと抱き締める。
 その時、「澪人さん、理龍」と小春が手を振りながら、中庭にやってきた。
「せっかくだから、記念撮影をしようって」
「よろしいね。その前に、三人の姿を撮ってもらおか」
 と、澪人は、理龍を片手で抱き上げたまま、駆け寄ってきた小春の肩に手を回す。
「あっ、うん、でも、誰に?」
「あそこにいてるし」
 縁側には、愛衣、朔也、由里子、和人がいて、大きく手を振った後に、指でOKの形を作っていた。そして一斉にスマホを構える。
「それじゃあ、撮るよ」
 皆の連写を受けながら、「まるで記者会見」と小春は恥ずかしがって、澪人の肩の影に顔を隠す。
「あー、小春、隠れちゃ駄目だって」
「そうよ、小春さん」
 愛衣と由里子の容赦のない声と、笑い声が響く。
 それは、しあわせな一日だった。

~Fin~

新作『京都下鴨 神様のいそうろう』は
ここからさらに先のお話。
理龍は大学生になっております。

\どうぞよろしくお願いいたします/


装画:しらまめ先生
2024年8月23日頃発売

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