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優し「そう」じゃなくって本当に優しくなりたい。理想の自分は自分でつくる

私はよく、

「優しそうだね」

と言っていただけることがある。

たぶん、ややぽっちゃり体型、童顔、丸顔、昔の彼氏からはピカチューとニックネームをつけられていたような人畜無害な顔のおかげだと思う。


そのたびに、

「いやいや、そんなことない!」

と光の速さでその言葉を否定している自分がいる。

謙遜でもなんでもなく、本音である。

というのも、5歳、3歳、0歳の息子とのカオスのような毎日の中で、特に長男、二男に対しては大きな声をだしてしまうことが日常茶飯事だから。

「男の子3人のママにみえないねぇ」

と言ってもらえることもある。そのたびに、自分が鬼のように息子たちを怒ってる姿が目に浮かび、即否定する。

不思議なことに、そんな日にはイライラがつのり、息子たちを必要以上に叱ってしまう。


なんでかな…

私、優しく見えるはずじゃないの?

優し「そう」な人なんじゃないの?


そう自問自答する日々が続き、じわじわと胸が重苦しく、ため息ばかり漏れる。


∞∞∞∞∞


ひとは、自分が考える自分像と、現在の自分がかけ離れている場合、違和感を感じて「自分の考える自分像」に近づいていくものらしい。

だから、「言葉にしたことが本当になる」という言霊についてはよく聞く話で、スピリチュアルなものじゃなく、人間の脳のはたらきによる、極めて科学的な根拠のある事象のようだ(私は理系の人間なので、スピリチュアルなことよりも科学的なことを信じるし、興味もある。)


ああ、これには身に覚えがある。

中学生のときのことだ。

当時、生徒会活動をしていた。

大人気だった生徒会マンガ『天使なんかじゃない』に憧れて始めたが、もちろん晃みたいな彼氏はできなかった。

勉強も、すきだった。

部活は剣道一直線。

目が悪くてメガネだったし、剣道が強いひとに見られたくてショートカットにしていた。


そんな風だったから、マイミはすごく真面目だねって友達にも言われていた。

だけど、当時の私は、まわりから真面目だとかガリ勉って思われたくなくて、わざととぼけたことを言ったり、ガリ勉に思われない言動に気をつけていた。

その結果、おとぼけキャラが板についたように思う。

中学生の頃の自分がなりたかった、おとぼけキャラに、今なってしまっている。

学生の頃は、それでよかったのかもしれない。

ところが、仕事上では、おとぼけでは困る。ミスばかりしていると信用を失う。

今は、もっとしっかりしたいと思う自分がいる。


∞∞∞∞∞


私は、どんな母になりたいのだろう。

そう考えると、少なくとも大きな声で子どもを叱りつける母ではないはずだ。

もちろん、危険なことや子どもが生きていく上で最低限のマナー、誰かを傷つけるかもしれないことは、状況によって伝えていかなくてはと思う。

けれど、子どもの、子どもらしい行動にいちいちイライラしたりせず、子ども自身が成長するチャンスをつぶすことなく、見守っていきたいと思っている。

これは本音だ。

優しいお母さんになりたいと願ってきたことはまちがいない。


じゃあなんで、本当の意味で優しくなれないのか。子どもを叱りつけてしまうのか。

それはきっと、

「人から優しそうにみえるのに、本当は優しくない自分」

というのに、とらわれているからなんじゃないのかな。


「本当は優しくない」

のに

「優しそうと思われる」

ことに違和感を感じ続けた結果、

「本当に優しくないひと」

に近づいていってるんじゃないだろうか?


これに気づいたとき、背筋がひやっとした。

どうせなら、

「本当に優しいひと」

に近づけばいいものを、たぶん、「優しくない」方が楽なんだろう。

それから、「男の子の母は厳しい」という、なんとなくの世間のイメージにひっぱられている気がしてならない。


言霊は、やっぱり存在する。

ひとから褒められたら、200%それを真に受ける!というのを信条にしている友人がいる。

なんて素晴らしいんだろう。

きっと彼女は、ひとからイイと思われてる部分をどんどん伸ばしていけるし、自分の理想も叶えていけるひとなのだ。


私も、楽な方に流されず、本当の意味で優しいひとになりたい。

優し「そう」じゃなくて、本当に優しくなりたい。

怒らな「そう」じゃなくて、本当に感情をコントロールできる人になりたい。


今度から、

「怒ってるとこ、想像できない」

って言われたら、謙遜せず、

「そうなの、あんまり怒らないかな」

って勇気を出して言ってみよう。

それから、おとぼけじゃなく、自分はしっかり者だ!と言い聞かせてみようかな。


ちょっとくらい、ひかれてもいい。

理想の自分の方向へ歩いていけるのは自分の足でしかないのだから。

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