March comes in like a lion and goes out like a lamb.

「3月は荒々しいライオンのようにやってきて、穏やかなひつじのように去っていく」。
荒々しい気候からだんだんと穏やかになっていく3月の気候を表現した、イギリスのことわざ。

昨日、春一番が吹きました。
季節をがらりと変えるあの強い風に吹かれると、いつもこの言葉が浮かんできます。

陰から陽に転じる時って、ものすごいエネルギーが生まれます。
真逆のエネルギーになるのだもの、それはそれはすごいパワー。
それまでの冬の空気(陰)を吹き飛ばして、新しい春の空気(陽)に入れ替えるのが春一番。
あの強く吹きすさぶ風が吹いて、そこから新しい季節が始まります。

春は荒々しい風と共にやってくるから、その風に自分の内側がざわざわして、沸き立って、いつも私はこの時期にいろいろ出ます。
ココロにもカラダにも。それも変容のための過程。

ひつじのような穏やかな空気になる頃には、みんないい感じに芽吹いているはず、変容しているはず。

そしてこれ。

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「3月のライオン」
大きな川や、水の中に潜っていく描写が多いからかな。
読んでいると心の深いところが、潜在意識が揺れる物語。

桐山くん、最初は孤独で心が荒々しいライオンのようでした。
いろんなことを経て、だんだんと穏やかに、温かく。
裏表紙にあるように「様々な人間が、何かを取り戻していく優しい物語」。

5巻ラストの、時空間を越えて桐山くんに大きな癒しが起こるシーン。
読んでいる人にも癒しが起こっているね、きっと。
こういうのをヒーリングって言うんだろうな。
痛いけど、とっても素敵な場面です。

「差が縮まらないからといって、それが自分が進まない理由にはならない。抜けないことがあきらかだからって、努力しなくていいって事にはならない。」
私の一番好きな台詞。けっこう「木」な台詞だわ。
くじけそうな時、穴に落ちた時、この言葉がいつも私を鼓舞してくれる。

島田八段、髪が薄くても、胃痛持ちでも、素敵です♡
(このかっこいい台詞の後も胃痛でひぃーひぃー言ってたなー。)

#3月のライオン #春一番 #春 #木 #陰陽五行 #日記


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