「怒り」を持続させない自分式アプローチ
パワハラが職場で広く認識されるようになって以来、「怒り」を直接出したり見たりする機会は減少している。
しかし先日、自分が言ったと相手が主張することが事実とは違っていたため、その否定の際に、声を荒げて「怒り」をぶつけてしまった。
幸い、この「怒り」は長くは続かず、すぐに冷静に戻れたのだが、ここまで「怒り」状態になったのは、自分としては久しぶりだった。
実は、自分は20代の時、割と怒りっぽくて、さらに一度怒るとかなりの時間、怒りが続く時期があったのだ。
一番酷かった22歳の冬、友人とスキー場に行った時、大雪で事前に送った宅配便の到着が3日ほど遅れた時には、真夜中に宅配便に電話し、怒りに任せて、一時間超、苦情に声を涸らしたこともあった。
この頃の自分は、自分の期待通りにならない状態や相手の言動に対して、「怒り」という形で強く反応してしまったのだと思う。
それでも、ある時から、「怒り」が生じてもすぐに鎮火するようになった。
そのきっかけは、とある自己啓発セミナーで学んだ、
「怒っている自分を認識して受け入れれば、その怒りは消える」
という方法を実践したことにある。
後付けで調べたことだが、これは、マインドフルネスや認知行動療法などの心理療法でしばしば用いられる手法だった。
怒りを認識し、受容することで、怒りを和らげるプロセス、今風に言えばアンガーマネジメントの一つだった。
幸運にも、自分に合ったアプローチだったらしい。
この辺りから、「怒り」は持続しないようになり、発現頻度も稀になった。
ただ、冒頭のケースのように、今の自分の「怒り」は、非難されるなど自分自身の価値が侵害されたと感じた時に生じるようだ。
「怒り」を感じる瞬間は、人それぞれ異なり、その成長とともに変化する。
頻度と持続時間は大幅に減ったが、こんなことで「怒り」を見せるとは、まだまだ、ココロの修行が足らないということだろう。
あなたは、どんな場面で「怒り」を発現させるのだろうか。
自分の「戒め」のためにも、コメントで共有してくれたら嬉しい。
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