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自分を好きになる人としか恋愛できなかった理由は

例えば、わたしに好きな人ができたとして、
その人には、よほどのことがない限り近付かない。
そして例えば、わたしを好きになりそうな人がいたとして、その人には、少しずつ近づいていける。
わたしは今までずっとそんな恋愛しかしてこなかった。

わたしが好きになる人は、わたしと違う世界でキラキラ生きる人だし、わたしを好きになる人は暗い世界で寂しく生きる人。光り輝く世界に近づくのは、恥ずかしいし難しいし、恐れ多くて、他の誰もが選びそうにない、ライバルの少ない、傷つく可能性の低い、安易な道を選ぶのだ。

これは、みんなに人気の有名店に入るのは躊躇するけど、馴染みの居酒屋やファストフード店には簡単に入れるのと、同じような話なのだ。異世界への躊躇、恐れ、そして同質なものへの安堵、甘え。

なんで恐れるのか、甘えるのか?
自分より強くて輝くものに近づくと、自分の弱さを認めざるを得なくなるから。弱くて暗いものを見ていると、今のままでも大丈夫だと安心できるから。理由はこんなにしょうもない。

こんなわたしがしている恋は、ただ醜い。変わりたい。変わらないと。

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