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🌷 私の出した決断、不妊治療お休み 〜不妊治療の記録〜



不妊治療をやめるという選択


結婚してから妊活、不妊治療を始めた。

過去の記事にも書いた通り
私は元々生理不順のため高校生の頃から病院へは通っていた。
病院に通い続けること約10年以上。
薬を飲み続けて10年以上。

昨年の5月からピルをやめて、
本格的に妊娠のための治療をして
排卵誘発の内服、注射を何度もトライしてみた。
が。悲しきかな、排卵はしっかり出来なかった。多分。

病院も2回変えた。

『次こそは、次こそは、、』

何度も思った。


周りの妊娠、出産報告に一喜一憂しながら
自分の幸せな未来を思い描いて何度も踏ん張った。
何度も泣いた。


そして私の体質的に体外受精のほうが良いかもしれないとの話があり、
早いことステップアップすることにした。

そして色々な話を聞いた結果、私が出した答え。

病院に通うことも疲れた。
薬を飲むことも、注射を打つことも。
上手くいかなくて泣いて、周りと比べて泣いて。

体外受精にステップアップすると決めた月は
いつにも増して精神的に不安定で。

この先にもっと大変な治療があるのに、
こんなんで大丈夫か自分。。と思いながらも意地だった。


そんなに自分の心と身体を駆使して、さらにこれから
薬をもっともっと使っていくのか?

私は、私を休ませてあげたかった。
高校生の頃から飲み続けたピルからも、
夜勤前や夜勤明け、休みの日の通院からも、
上手くいかない自分、できない自分と感じる日々からも。

これを見ている方、もっともっと大変な治療をしている方がたくさんいて
辛い経験をしている方、それを乗り越えてきている方がたくさんいて
そんな方々からしたら、それっぽっちの気持ちだったのかと思われるかも知れない。
子どもを授かりたい気持ちは変わらない。
だけど、ずっと走りっぱなしで、周りが見えなくなっていて
自分の心が置いてけぼりになっていた。
今は、自分と主人の我が子よりも、自分と主人との穏やかな日常を選んだ。



決めたら気持ちが楽になった


そうと決めたらもう、気持ちが軽く、楽になった。

頑張った未来に良い結果があるかも知れない
だから頑張る。


と、思っていた自分はどこへやら。


今現在の私が出来ること、やりたいこと、
やってみたかったことに挑戦できるじゃない。
ずっとやってみたかった仕事がある。
それは看護師ではなくまた別の職業で、
不妊治療をお休みすると決めたら、私の気持ちの切り替えは早かった。
今出来ること、私が自由に動ける身体だからこそ、やってみようと思えた。

(この話はまた後日したいと思う。)




家族にはいろいろな形があっていい。

何も必ずしも結婚したら、妊娠、子どもが産まれ家族が増え…

そんな当たり前?と言われている家族の形じゃなくても
いいじゃないかと思えるようになった。

私たちは私たちの人生があるし
当たり前なんてものはない。世界は広い。

何よりも自分たちが健やかに、穏やかに暮らしていけることが
何よりの幸せなのだと気付いた。


有難いことに主人のご両親も、私の両親も
孫はまだか?子供は?なんて急かすような人は誰もいないし、
私の健康が1番だと話してくれた。
主人なんて治療やめると言ったらホッとしていた。
ゆっくり休んだ方が身体によっぽどいい。
むしろ私が元気なことが1番だと後押ししてくれた。
こんなに周りが温かいことにも気付くことができた。



ということで、私は今もう薬を飲んでいない。(なんて楽!)

もし2ヶ月生理が来なければ薬を飲んで生理を起こす。
3ヶ月に一回は生理を起こした方が良いのでそこは薬に頼ろうと思うし、
自力で来ることもあるかも知れないし、排卵も出来る時があるかも知れないし。
それはわたしの身体次第。ストレスがあったらそれも上手くいかないよね。

妊娠しやすい身体作りというか、
健康的な生活や食事は続けていこうと思うし
来年は夜勤もやめようと思っている。(拍手)
どれだけリズム整うかな、楽しみだな。笑


今も治療を続けている方々、心も身体もどうか大事にしてほしいです。
もうそれだけです。お母さんが穏やかなことが1番だと思います。
そんな方々には必ず幸あれ。お願いだ神様。
頑張っている素敵な未来のお母さんたちに幸あれ!!!

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