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家族と過ごした冬休みを経て、いま思うこと

あけましておめでとうございます。MAIです。
2022年は誰もにとって、ようやく平常化し始めた社会で、新しい生活スタイルに挑戦する年になったのではないでしょうか。

私はというと、2022年8月3日に息子とバンクーバーに移住してから、ちょうど6ヶ月が経ちました。つい先日、ご縁あって信頼する方から車も購入することができ、バンクーバー生活基盤がようやく整いつつあります。車なしでも好きだったバンクーバーが、車を手にして行動範囲が広がって、益々好きになってきた感じ。これまで電車とバスでは躊躇していた場所にも、気軽に行けるようになり、バンクーバーの便利さを痛感しています(DAISOにもT&Tにもサクッといけるなんて感動!)。

2022年の締めくくりが、偶然のきっかけからの車購入だったように、2022年は人とのご縁に恵まれ、助けられた1年でした。

仕事では独立し、スタートアップやベンチャーキャピタルのPR支援を行っていますが、これらも前職や前々職でのご縁をきっかけに、関わらせていただくようになり、感謝の気持ちでいっぱいです。

心から共感し、応援したい素晴らしいサービスや実現を目指すビジョンを持つスタートアップの成長に関われるのは、とてもやりがいがあり、天職だと感じています。今年もこうしたスタートアップの成長に、私ならではの形で関わっていけると嬉しいです。そして地の利を生かして、北米と日本を繋ぐ活動にも挑戦したいと思っています(まだ何も決まっていませんが、気持ちとして)。

生活面では、私とともに、息子も慣れない英語での新しい学校生活を楽しめるようになりました。まだ英語は学び途中ですが、先生や友達、近所の方々の優しさに触れ、「カナディアンって言葉は、優しい人って意味なんだよ」と、息子が言うまでに(実際は違って、カナダ(Canada)の国名の由来は、先住民”Saint-Lawrence Iroquoian”の言語で「Kanata」。Kanataは「settlement」「village」を意味するそう ※参考)。

電車やバスで何度も席を譲ってもらったり、開けた扉を次の人のために押さえていてくれる様子を日常生活で感じたり、クリスマスのシークレットサンタで、クラスメイトから、私達の母国語である日本語で書いた手紙をもらったりした経験は、とても貴重でした。異文化での生活を通して、他者を思いやり想像する力は、私も息子も育めたのではないかなと思います。

2023年には、ぜひ娘もバンクーバーに来てほしいと思っています。本人の心を動かすべく、この冬休みには家族4人でバンクーバーで過ごし、さらには、私が昔留学していたロサンゼルスも訪れ、全力アピールしましたが、「ゲームをやる友達と時差が生じるのがイヤ」との理由で、断られました(涙)。

人の心を動かすのは難しいので、気長に待とうと思います。

ただ滞在中、娘に言われた言葉にドキッとしました。
「どうせママ達は日本に戻らないんでしょ」

冬休みの2週間という短い滞在でしたが、娘は私がこっちの生活の方が心地よいと感じていることを察していました。とても鋭い洞察力を持ち、正直でふわふわしたところがあるけど、中学生になって、少しずつ自分の周りの世界を客観視できるようになった娘。

成田からバンクーバーへのフライトが、大雪のためANAからエアカナダに振替となった際、到着時に「CAさんの態度が白人客に対してはフレンドリーだったのに、自分達にはすごくぶっきらぼうだったわー、ANAとは大違い」と、淡々と核心をつくようなことを呟いていてびっくりしました。

そんな彼女に「ママ達はこっちがいいんでしょ」と言われて、返事に困ってしまいました(笑)。はい、私は今のところ、バンクーバーの生活がとても気に入ってます。だから彼女は、カナダに来る=(こっちの教育に適応しすぎて)日本に戻れない、と思っている様子。

家族の中で誰よりも(一緒に移住している息子よりも)、海外で教育を受ける方が合ってそうな性格の娘だからこそ、一度出てしまったら、日本に戻れないかもしれない、という思いがあるのかもしれません。

そんな彼女は、家が大好きで、バンクーバーでも旅行で訪れたロサンゼルスでも、部屋でゴロゴロ漫画を読んだり、ゲームをしたりして過ごしていたのですが、9年ぶりに訪れた北米の生活は、心に何らかの引っかかりは残せたかなと思います。

「アメリカも意外と普通だね。渋谷を汚くして田舎にした感じ(サンタモニカを訪れた際の感想。渋谷のどことの比較かは謎)」

「カナディアン、めっちゃ優しいな(モールでドアを開けておいてくれたり、こっちが開けておくと笑顔でThank Youと言ってくれるの繰り返しを経験して)」

「カナダ人の英語、キレイやな(カナダの小学校の先生と会話しての感想。日本やインドネシアのインターでは、色んな訛りの先生がいたけど、カナダの小学校の先生の英語は綺麗で聞き取りやすい)」

娘にアメリカもカナダも、意外と普通だと思ってもらえたのは嬉しかった。ときどき、布団の中やカフェで、いろいろ話してくれたのも嬉しかった。モノポリーを家族みんなでやれたのも楽しかった。お世話になった方々とお会いしたり、やりとりしたりして、娘に紹介できたのも良かった。

なんか言葉にすると普通のことばっかりですが、いい冬休みを過ごせました。今週から仕事も学校も通常運転。2023年も自分の心に問いかけながら、スタートアップの成長貢献を目指して挑戦を続けようと思います!


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