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Day2 亀に乗って揺られてる

前回、あなたには大波押し寄せ、変化の激しいこの大海を一緒に航海するパートナー、「亀」がいるとお話ししました。

では、あなたと航海する亀はどんなものでしょうか?

ミドリガメ?
ウミガメ?
それともガラパゴスゾウガメ?

いいえ、ちがいます。

あなたと航海する亀、その名前はザラタン、伝説の獣です

島と見間違うような大きな亀であるザラタン。あなたは大海に浮いている、この亀に乗って航海しているのです。

ここからはこのザラタンのことをカメ島と呼びましょう。

カメ島とあなたの関係は

本能(カメ島)と理性(あなた)

ようなものです。もう少し詳しく言うなら『ファスト&スロー』で出てくる

システム1(カメ島)とシステム2(あなた)

のような関係ともいえるでしょう。

あなたに限らず、わたしたちはこのカメ島の上で生きています。

わたしたちはこのカメ島の管理人です。

しかしカメ島は伝説の獣です。完全にコントロールできるわけではありません。

カメ島は自由です。流れに身を任せて、ひたすらに流されることもありますし、ちょっとした刺激に激怒することもあります。

急に向きを変えることもありますし、下手をすると海に潜ろうとすることもあります。

昨日は南へ一直線だったのに、今日になったら1ミリも動かなくなる、そんなことも日常茶飯事。

そんな自由な存在、それがカメ島です。

わたしたちにできるのは、すこし方向を変えてやったり、カメ島を落ち着かせたりすることだけです。

コントロールしようとするのではなく、うまく付き合っていくという感覚が必要でしょう。

まずはこのカメ島のことを知らなければ、大海をうまく航海などできません。

ではどうすればカメ島のことを知ることができるのでしょうか?

そう、ここでやっとでてくるのが日記です。

カメ島とうまく付き合っていくためのツール、日記にはそんな側面があります。

日記を使って、カメ島の上に何があるのか、カメ島はどんな習性をもっているのか、まずはそれを知りましょう。

カメ島のことを知ることは、大海を航海する、手助けとなります。

情報の大波へ対処するためにまずはカメ島のことを知りましょう。

カメ島の地図を作るのです。(続く)

◆ ◆ ◆

この連載は倉下さんとの共同連載です。


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