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座右の銘

忘れていたことをポロポロ思い出す。

私の以前の座右の銘は「笑う門には福来たる」だったっけ。

今は表情がないことが多い気がする。

小学生の時に、同級生の異性に「無表情だね」って言われたことがきっかけで自覚しはじめ、それから表情を意識しようとし始めた。自分の欠点は指摘されて初めて気づくってどこかで聞いたっけ。まさにそれ。

ショックだったけど、そのおかげで本当に本当に少しずつだけど笑う様に意識できた。ちゃんと自然に笑える様になったのは大学生になってからだからだいぶ時間がかかった。感情の起伏があまりないのだろう。びっくりしたり、怒ったり、喜んだり、そういう感情はあるけど心の中で完結して表情までたどり着かなかったのかな。

大学生になって東京に来て一人になってから、自分の力で何とかしなきゃいけないことが増えた。自己防衛方法も、逆に他人に頼ることも覚えてその中で自然と笑顔が出る様になった。楽しい、嬉しいばっかりだったけど、悲しい時も笑うと必ずいいことがあったから、あのコトワザは本当だと思った。

冷静に、現実的に考えても、暗い顔している人よりも笑っている人の方がいい。何だか自分も嬉しくなったり。負もそうだけどいいことも連鎖する気がする。

だから、もう一度、初心を思い出して笑おう。

私には家族がいて、大事な人がいて、一緒にいる友人がいるし、信頼できる人が周りに沢山いるから、鬱だった(今も完治してないかも知れないけど)分まで出来る限り恩返しをしたい。出来ることはまず、座右の銘を取り戻すこと、としよう。

「笑う門には福来たる」

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