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仕事、生活、これからのこと

出産を終えて再び仕事を探すことになった。

35歳。この年齢だと、おそらく最後の就職になるのでは?でもこのまま東京にいるとは限らないし・・・

これからの未来のことを考えると、なんだか急にぽかんと穴が空いてしまったみたで不安になった。

というのも出産前は、やりたいことを仕事にして一生懸命進んできた。それを自分自身の人生において大事なこと、中心として捉えていた。

でも、出産を機に育休が取れなかったこともあり仕事を辞めたから、戻る場所はなく、、、子持ちで時短で35歳なんて言ったら探してみたもののなかなか仕事なんて見つからない。

そもそもこんな条件ではやりたい仕事なんかできないんじゃないか。

その前にやりたいし仕事って何?というかやりたい仕事をする必要があるの?

私は出産してから価値観がガラッと変わった。日々の生活も全く変わってしまった。私の人生は仕事だけではなくて、大事な大事な守るものができたから。

だから、はじめてきちんと「生活」に向き合ってみてバランスがよくわからなくなった。

ルーティンの愛おしい毎日。

その中で生活は生きることに必然に密着していて、恥ずかしいけれどそんなことに今頃気づいた。無理をしてがむしゃらに仕事をして眠るためだけに帰るお家では生活なんて気に止めることもなかったのだ。

とは言え、今までやってきた仕事はMDやバイヤーといった好きなものに囲まれていてとても充実していたし満たされていたと思う。今、この状況になって改めて好きな仕事って何?と考えてみると今までもその裏側にはたくさんの人がいた。

忙しい毎日を楽しいと思えていたのは、作り手さんや取引先の人、同じチームの人、共感してくれる人、指摘してくれる人、たくさんの人に支えられていたから。商品自体は勿論大好きで、そこが入り口だった。けれどいつの間にか、この人のために世に出したい、この人と仕事がしたい、そのさきに喜んでくれる人がいる、それが私の支えになっていたんだって気づいた。

出産後、娘や旦那さん、家族とたくさんの時間を共有して慣れない育児の中でも支えてくれる愛しい人がいる。

当たり前のように過ごしていたけれど、いつだって、人との繋がりが私の心を豊かにしてくれていた。

私は欲張りになった。

仕事も自分のこととして大事にしたいし、家庭もできるだけ時間を当てて家族と過ごしたい。そんな生活を目指して自分にフィットする働き方を見つけて行こう。

仕事をし過ぎて心の病になって、人と関わりたくなくなったこともあった。

でも、それをリペアできたのも人の温かさ。

これから先、また人のためにそれが自分のためになるような仕事がしたいと今は思う。余計に見つからないかな。笑






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