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久しぶりの涙

涙が流れた。

東京はこんなに夏のような天気が続いているのに。

反比例に私のココロは緩やかに落ちていく。

執着が嫌で無理にでも頭に理解させたはずなのに。仕事だけが世界ではないし、これからの可能性はたくさんあるのも、いまが大事なのも、いまが仕方ないのも解っている。

執着という憑き物かもしれない。でもどこからみても「憑き物」という名称をつけ難い想いがあって、これは「恋しさ」みたいなもの。対象は私によって悪いものにされてしまっているだけ。

久しぶりの涙。

急に何かが「フツリ」と切れて、流れ出た。

頭の中は、いつもヨガの時にはなかなかできない瞑想ができているかのような無音。だから何の涙かわからない。

ただ、胸のあたりがぎゅーっとして溢れるものを止める理由はそこにはなかった。

そういえば、小さい頃は泣き虫だったな。

と、思い出しつつ明日のために安定剤を1粒だけ増やす。

私はどうやって得体の知れないこれと戦っていけばいいの?



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