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【ストレングスファインダー】自分の「強み」がストレスの原因になっていたことを理解した話

この記事は「ストレングス・ファインダー」の読書感想文かつ実践活用事例。ストレングスファインダーは強みを強みを育てて活かすためのツールだが、ストレス要因分析にも使えるということに気づいたので投稿する。

誰にでも、どんな仕事にも、ストレスは、ある。

「適度なストレスは人間を成長させる」とはいうものの、やはり、心にも体にもよくない類のストレスは、できるだけ回避することが望ましい。しかしストレスの発生源や状況が特定できないと、回避は難しい。

私は、業務自体や人間関係だとかそういったことは問題がないのに、いやむしろ好ましいくらいなのに、ストレスを抱えることがあった。しかも、ストレスの感じ方は似ているのだが、要因や状況については再現性があるようなないような・・・。

さて、「それ」と思われるストレスを感じていたある日、ストレングスファインダーの結果を眺めていたら、このストレスが「強みから生じる葛藤・矛盾」に起因していることに気づいたので、ここに記録しておく。

STEP1:ストレングスファインダーを受ける

2021年6月下旬、ストレングスファインダーを受けた。今回は、①個別化、②学習欲、③最上志向、④達成欲、⑤着想がトップ5だった。

以前にもストレングスファインダーを受けたことがある。振り返ると、常に「個別化」「学習欲」は1位2位で常連と化している。「最上志向」と「着想」も入ったり入らなかったりする。

1位の「個別化」は「人間関係構築力」だが、2位「学習欲」と5位「着想」が「戦略的思考力」に分類されるので、分類としては「戦略的思考力」が最も強いことになる。

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STEP2:ストレスの要因に気づく ー「個別化」が他の強みと矛盾と葛藤を生み出していた

私の上位の強みたちは、普段は良い方向で発揮されていると思う。

例えば、個人で請け負っているコンサルティングでは、クライアントにグッと踏み込んで問題解決の提案をしたり、ユーザリサーチでは解像度高く個別のストーリーを理解した上で効果的な施策を設計する時などに役立っている。また、新人教育でも一人一人に合わせて課題を設定し、最大限以上に成長させられたと自負している。常に学びながら、何かを形にして効率的に成果を出すのは楽しい。

一方で、例えば同僚からの頼まれごとなどで「相手は嬉しいかもしれないが、全体としては効果ない、むしろやるだけ無駄だな」という場面がある。引き受けたところで、学びもないし、効果も低いし、何も生みださないようなことだと、瞬時に結論が出ている。しかし、最大の強みである「個別化」が拒否権を発動し、相手を喜ばせようと動き出してしまう。

そう。「依頼主は喜ぶかもしれないが、効果がないとわかりきっていることをやってしまう自分」が、ストレスの原因だった。

STEP3:分析結果を活かす ー相手にとっても効果的な案を

ところで、私が「相手は喜ぶかもしれないが、効果がないとわかりきっていること」をやったところで、依頼主は本当に嬉しいだろうか。

依頼主としても、わざわざ私に頼んでまで効果がないことをしたいはずはない(私の体力と時間を奪うことが目的でない限り)。

そこで、依頼されたものの(偉そうに申し訳ないけど)実際は効果が低いことが見積もれる場合は、より効果が見込める代替案を提案すればいいことに気づいた。
今のところ、この方法でうまく乗り切っている。

まとめると、依頼を受けるという状況では、私は個別最適に陥りやすく、全体最適が失われやすいという傾向があった。
ふむ。
自分のことはわからないものだ(しみじみ)。

原因不明のストレスを抱えている方は、ストレングスファインダーから「矛盾・葛藤」が生じる状況を探ってみてはどうだろう。



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