見出し画像

現実逃避に気づく

音声で聞きたい方はこちら↓

世界の仕組みを知って楽に生きるためのメッセージを
YouTubeで音声でもお届けしています。
音声のみなので、
ラジオのような感じで聞き流してください。
YouTubeにアップするにあたって、
少し体系的にまとめています。
このnoteは、文字起こししたものです。

こんにちは。
世界の仕組みを知って楽に生きる
メッセージをお伝えしています、maikoです。

今日は、現実逃避に気づく
というお話をしたいと思います。

1.現実逃避とは

現実逃避ってあれですよ。
夏休みの宿題、
いっぱい残ってるのに、
ゲームばっかりやっちゃう的な(笑)
もちろん、いいんですよ。
夏休みをどう使おうが、
本人の"自由"です。

でもね、
先に宿題をさっさと終わらせて、
スッキリした気持ちで思う存分、
ゲームでも他にやりたいことでも
した方がええやん、
って言いたくなるのが
親心なんですよねえ。

では、
私たちの宿題って何でしょうか。

それは、
本当の自分を知ることです。
自分ではないものを、
自分だと勘違いして、
その自分をどう変えても、
その自分が何を手に入れても、
その自分が何を体験しても、
自分にとって意味はないどころか、
苦しみから逃れられないからです。

悟りのお話は、
先に宿題を終わらせたら、
本当の意味で自由に
夏休みを過ごせるよ!
そういうお話です。

では、現実逃避の話に入っていきます。

2.夢の世界への現実逃避

昔は気づかなかったんですけど、
私たちがやってることって、
ほとんどが現実逃避だな〜って、
今は思うんですよね。

本当の自分を知らない私たちは、
この世界で個別に生きている
と思っています。
だから、
自分を守ることに必死です。
そのために、
色々なものを手に入れようとするし、
もっと価値ある自分になろうとします。
それが私、つまり自我の習性です。

それと同時に、私には、
もう1つ大きな習性があります。
それが、現実逃避です。

自分は消えてなくなる運命だと
思っているので、
常に恐怖を抱えており、
それから逃れるための
現実逃避です。

あるがままの自分でいると、
こんなことしていて大丈夫?
あとで困るんじゃない?!
もっと何かいいことあるんじゃない?
とにかく思考がどんどんやってきて、
落ち着きません。

文字通り、我を忘れて
集中する、夢中になることによって、
その不安や物足りなさから
目をそらすことができる
対象を求めます。

映画や小説、
ゲームやスポーツ、
YouTubeやInstagramなど、
それをやったり見たりしている最中は、
色々と考えなきゃいけない、
しなきゃいけないと思っていることを
忘れさせてくれる。
だからハマります。

そして、
勉強や仕事や恋愛や子育てなど、
夢中になっていれば、
その最中だけは
恐怖を忘れさせてくれるのと同時に、
将来に対してちゃんとやっている
安心感を得られる。
だから一生懸命になります。

お気づきでしょうか。

これって、
私たちの人生そのものではないですか?

現実からの逃避ではなく、
現実への逃避です。
なぜなら、
本当の自分にとっては、
何も起きていない平安そのものが実在で、
全て完璧なたった1つの存在が実在で、
私の現実は夢だからです。
夢の世界に逃げているということです。

3.現実世界での現実逃避

そうやって、
現実逃避しているつもりが、
何も解決できないどころか
さらなる困難と苦しみから逃れられず、
今度は夢の中での、というか、
私にとっては現実の中での、
現実逃避が始まります。

ギャンブルや格闘技や性的なことで、
さらなる強い刺激によって、
生きることの辛さを忘れようとします。

そして、
さらにエスカレートすると、
お酒を飲んだり、
麻薬や覚醒剤をしたりして、
自分や自分が生きている現実を
忘れようとします。

そして、
究極の現実逃避が自殺です。

この世界で個別に生きている
という感覚自体が、
苦悩の根源なので、
それから逃れるために何をやっても、
結局苦悩しか生み出しません。

4.現実逃避をやめられない

でもね、
ここまでお話しして、
「分っかりました〜!
では、これからは、
生きるための最低限のことだけやって、
あとは何もかもぜーんぶやめて、
瞑想だけしまーす!」
とは、ならないですよね。

現実逃避をしないように
コントロールできる自分は
そもそも存在していません。
現実逃避をしないようにしなきゃ、
そう思うことで、
ますます自分を強めます。
また現実逃避してしまった、
そう自分を責めることで、
ますます自分を強めます。

「何かに夢中になることで
例え一時的に、
恐怖や苦しみから、
目を逸らすことができても、
根本的に何も解決していなかった、

何かに一生懸命取り組んで、
例え一時的に、
達成感や充実感を得ることができても、
自分を永遠に満たしてくれるものでも、
自分を幸せにするものではなかった」

とこの自分が心底分かるまで、
現実逃避することは起きます。

だから、
ただ知ってください、
ただ気付いていてください。

苦悩の根本原因は、
本当の自分ではないものを自分だと思っている
ことからくる恐怖だと。

そして、それから逃れるための
現実逃避のはずが、
人生の目的や目標にすり替わってしまい、
スポーツの勝ち負けや、
SNSの評価や、
大学の合否や、
お金をどれだけ稼ぐかや、
家族や人間関係や、
自分の子どもの人生や、
あれやこれやが
深刻な問題になってしまっていることを。

そしてそもそも
自分がいつかは消えてしまう
という現実を忘れたい
がためにやっていた現実逃避で、
自分の身を滅ぼすかもしれない、
ということを。

そして、
なーにやってんだろ、
ばっかみたい。
って笑ってください。

いつか、自分が、
本当の自分に気づくために
必要なことが起きているだけです。
全て無駄ではないです。
あるがまま
放っておいてください。

そして、
疑ってください。
この現実逃避をしている自分は
自分だと思っていたけど、
本当にそうだろうかと。
そして、
目撃してください。
自分の思考が、行動が、
自動的に起きていることを。

5.現実逃避の本質

もしかしたら、
こんな風に考える方も
おられるかもしれません。

例え99パーセントが苦しくても、
1パーセント素晴らしいことがあれば、
人生それでいいじゃないか。
苦しくても辛くても、
現実の世界で幸せになることを
あきらめてはいけないよ。
現実が幻想だなんて言っていたら、
何のために生きているか
分からないじゃないか。

なるほど、
否定はしません。
そういう考え方もあるでしょう。

でもね、
現実逃避は現実逃避なんですよ。
覚醒剤をやって、
そのやってる最中がどれだけ最高に
気持ちよかったとしても、
薬の効果が切れた時の絶望を
許容できるということには
なりませんよね。
むしろ、
その絶頂が大きければ大きいほど、
失った時の恐怖や不安は、
大きい訳です。
もしくは、
得られる快感が大きければ大きいほど、
肉体的にも経済的にも支払う代償は
大きい訳です。

覚醒剤に限らず、
それが現実逃避の本質です。

ゲームをするなと言っている訳では
ありません。
宿題を終わらせてから、
自由にやればいいんじゃない?
と言っています。

ここでいう自由とは、
この世界で自分の思い通りにする自由
ではありません。
この世界でどんなことが起きても
平安でいる自由です。

夏休み、
宿題が終わらせたら、
あ〜後は何をやってもいい
という解放感がありますよね。
その解放感の中では、
特に何もしなくても
何だか嬉しくて落ち着きます。
あれだけやりたい〜と
思っていたゲームも、
別にどっちでもいいやと
思えてみたり。
そしてゲームをすることも
起きるかもしれませんが、
もはやそれをやるのは
自分ではないことを知っています。
でも、何をやることが起きてきても、
恐怖も不安もありません。
それは自分ではないことも知っているし、
夢であることも知っているからです。

さて、今日は、
現実逃避に気づく、というお話をしました。
いかがでしたか?
これからもこのような
世界の仕組みのお話をしていくので、
もしよければチャンネル登録して
聞いてみてくださいね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?