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決断を迷っている人へ

私は、

夫と私の連れ子である息子との関係が良くないときに、

子どもたちを連れて、夫と別居しようか迷っていました。

夫との関係は息子のこと以外では良かったし、

夫との間に娘も生まれていたので、

離婚はしたくなかったのですが、

夫も息子もそれぞれに辛い状況だったし、

私も大切な2人が苦しんでいるのがとても苦しくて、

息子は自分で出ていくことができないのだから、

母親である私が別の居場所を作るべきなのか、

と感じていました。

でも、

別居という形をとれば、

物理的に、

夫婦や父娘のコミュニケーションの量は減りますし、

心理的にも、

夫や娘より、息子を優先させたということで、

夫婦関係にも支障をきたし、

離婚への道につながりかねないことも

分かっていました。

なので、ずっと決断できずにいました。

でも、真理のメッセージに出会って

決断する必要はないということが分かり、

楽になりました。

そのことについて書こうと思います。

1.決断は”する”ものではなく、”起きる”もの

結婚・離婚・転職・起業など、

人生には決断が必要な時があるように思えます。

でも、真理は、

決断はするものではなく、起きるものです。

どういうことかというと、

私たち人間は、

与えられた環境において周囲からの入力が決まり、

与えられた遺伝情報と肉体においてプログラムが決まっているので、

思考や感情がそのプログラムに従って湧き起こり、

それに基づき判断と行動が出力されます。

ですから、

私たちが思っているような自由意思はありません。

だから、結論を出した方がいいと分かっていても、

その選択をするという覚悟が決まらない限り、

決断できません。

決断ができた人は、

迷っているけど決断をしたのではなく、

覚悟が決まったから迷いがなくなり決断できたに過ぎません。

つまり、

迷っているうちは、決断する必要はないということです。

決断するときは、迷いはありません。

決断するときは逆に、

理屈で考えればやめた方がいいけど体が勝手に動く、

ぐらいのときです。

それが起きるべきことなら、必ず起きるので、

決断が起きないうちに、

早く決断しないと〜などと、

焦ったり、自分を責めたりする必要はありません。

だから、私は、

頭で考えずに体が動くくらい、つまり、

衝動的に子どもたちを連れて家を出る、

くらいになるまで、

別居の決断は先送りにすることにしました。

2.必要なことだから起きる、必要なことしか起きない

再婚してから、

息子にとっても、継父との生活は試練でしたし、

夫にとっても、継子との生活は試練でした。

今まで共に過ごした家族の歴史や時間もなく、

そして夫婦としての信頼関係や男女の情熱もなく、

いきなり家族として一緒に過ごす、

というのは、

経験したものしか分からない大変さがあると思います。

そして、息子は子どもで他に行く場所もないため、

嫌なら自分で出ていくことができませんから、

私は親としての責任を感じていました。

一方で、

父親との関係の試練が、

暴力であったり、理不尽なものであったりしたら、

それこそ一緒に出ていくことに迷う余地もありませんが、

遅かれ早かれ乗り越えなくてはいけない

社会の厳しさを教えてくれるものであり、

私だけでは教えることのできなかったものであり、

息子に成長してほしい部分でもありました。

感情的に、

子どもに辛い思いをさせたくない気持ちと、

頭では、

試練を乗り越えて成長してほしい気持ちが

葛藤していました。

そのときに、

必要なことだから起きる、

必要なことしか起きない

という真理に救われました。

私の再婚という選択に巻き込まれたわけでもなく、

私の意図とは関係なく、

息子の人生には、息子の人生に必要なことが起きる、

ということが分かったからです。

もし、今私が父親から離したとしても、

形を変えて、時期を変えて、

必ず息子に乗り越えなければならない試練として、

それはやってきます。

だから、私は息子のためにではなく、

自分がどうしたいかで決断していいということです。

3.覚悟が決まれば、状況が変わる

現実は私たちの心を現します。

というより、

真理は、

実は私たちの心の中も外側もなく、それらは一体

ということなのです。

上記の通り、

感情的には息子に辛い思いをさせたくないという気持ちと、

頭では息子が試練を乗り越えてほしいという考えで、

私の中で葛藤がありました。

そして、どこかで、

再婚した夫と別れ、娘を手放してでも、息子を選ぶのか、

それとも息子を犠牲にして、夫をとるのか、

という葛藤がありました。

どんな試練も乗り越えて、

離婚は絶対しないと硬く心に誓って再婚したつもりでしたが、

心のどこかに離婚も選択肢にあったということです。

でもそんな風に私の心が揺れているから、

息子が甘えてわがままを言ったり、

夫がそれに応じて厳しい態度をとったり、

息子が離婚してくれと言ってきたり、

夫が家を出ていくと言ってきたりしました。

でも、色々経験して、

私の中で覚悟が決まりました。

息子に今は嫌われてもいいから、

息子がこの試練を乗り越えられるようにしよう。

成長することをサポートしよう。

夫も娘も息子と同じくらい大切だから、

絶対に見捨てない、絶対私がそばにいる。

夫も息子も娘も絶対一緒に暮らす、離婚しない。

そんな風に心が決まったら、

息子がシャキッとしだしました。

それに応じて夫が厳しい態度をとることもなくなりました。

でもこれは、覚悟を決めたら問題がなくなるから、

覚悟を決めましょう、決断しましょう

という話ではありません。

先ほども言った通り、

覚悟はするものではなく、

起きるものですから。

だから、あなたは迷っているなら、

そのままでいいんですよ、ということです。

起きるべきことが起きます。

覚悟や決断が起きるまで、

問題は起き続けますが、

それは起きるべきだから起きていることなので、

安心してください。


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