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平安に意識を向ける

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世界の仕組みを知って楽に生きるためのメッセージを
YouTubeで音声でもお届けしています。
音声のみなので、
ラジオのような感じで聞き流してください。
YouTubeにアップするにあたって、
少し体系的にまとめています。
このnoteは、文字起こししたものです。

こんにちは、
世界の仕組みを知って楽に生きる
メッセージをお伝えしています、
maiko です。

今日は、
平安に意識を向ける
というお話をしたいと思います。

1.平安に意識を向けるとは?

何の話か分かりやすくするために、
まずは、質問から始めます。

突然ですが、
皆さん、映画は見ますか?

アクション映画や
ホラー映画は
死にそうな思いをしたり、
怖い思いをしたりしても、
好きな人、多いですよね。

私は、
サスペンス映画とか
恋愛映画が好きですが、
ジャンルは違っても、
映画にはドキドキがあります。
だから面白い!と思って、
わざわざ時間とお金をかけて見に行きます。

このドキドキを体験したくて、
刺激のある映画を見ることが、
この現実世界に意識を向けることです。
何しよう、何食べように始まり、
これが嬉しい、これが嫌だ、
とにかく私たちは目の前に起きていることや、
自分に湧き上がる感情・思考を見ています。
意識を向けています。
これは生きている上で、
今まで普通にしていることです。

一方で、
映画館に行って、
映画の映像ではなく、
背景のスクリーンに気を取られて、
全然映画の内容が入ってきませんでした、
っていう人います?
あんまりっていうか絶対いないですよね。
でも、これが平安に意識を向ける、
ということだと考えてもらったら
分かりやすいと思います。

2.平安ではなく刺激を求める私たち

映画の話を続けます。

面白い映画の特徴は、
どんなものがあるでしょうか。

まず、
アクシデントは
日常からかけ離れた
大事件であればあるほど
いいですね。

そして、
少し大変とか苦しいとかではなく、
それは命に関わるようなことだと
よりドラマチックです。

本人が苦難を乗り越えるのもいいですが、
本人がタフであれば、
限りなく大事でかつ弱い人、
つまり妻や娘などに
ピンチがないといけません。

それから、
主役は何かも恵まれた状況だと、
簡単に問題がクリアされてつまらないので、
不利な条件や逆境は
大きければ大きいほどいいです。

そして、
1度でクリアするのはダメで、
何度か挑戦して、
最初は失敗しないといけないし、
その失敗の間に、
大事な仲間の1人や2人は
いなくなるのものです。

とにかく、
落ちるところはとことん落ちた方が、
最後は盛り上がる。

それが、
私たちが面白いと感じる映画です。

おそらく、
世間のほとんどの人が
何となく思っていると思います。
何の刺激もない平凡な人生より、
例え苦労があっても、
達成感などの刺激がある方がいい人生だと。

ただのみんな仲良し
平和な街のパン屋さんの話より、
バイキンマンが悪さする方が
おもしろいと。

それなのに、
戦争とか災害とか、
病気とか貧乏とかが、
自分に起きることは絶対に嫌だし、
世界にあることも許さない、
それが私たちです(笑)
面白いですよね。

私たちが、
現実は幻想だと頭では分かっても、
現実を現実だと思って、
そこから目を離さないのは、
見たいからです。
興味があるからです。
刺激を受けたいからです。
私たち自身が、
その夢を見ることを
求めているからです。
平安より刺激を求めているからです。
だから夢から覚めません。
そして、
私たちが目を離さないから、
目の前のことは
リアルに感じられます。
そして、
深刻に感じられます。
まず、それに気づいてください。

3.スクリーンという平安

面白い映画を見ていると、
ストーリーに入り込んでいきます。
いつの間にか登場人物に
感情移入しています。
映画館で入り込みすぎて、
あっと思わず声が出たり、
手に汗握ったり、
涙が溢れたりすることありますよね?!

でも、
もしあなたがそろそろ
上がったり下がったりのドキドキの映画は
もう見たくないって思っていたら、
少し冷静に見てみてください。

映画に入り込まない時って、
まず、これは映画だって、
つまり作り物のお話だって、
どうせウソでしょって、
客観的に見てますよね。
さらに、
主人公1人に注目しすぎず、
1つの映画の、一連の脚本として
なるほど〜ここでこいつ出てくるか〜
ほほう、このアクシデントは
最後のクライマックスのための伏線ね、
なんて全体的に見ています。

総じて冷めてるんですよ。
目覚めるってことは、
冷めるってことです。

そうしているとね、
映画の中の世界にいるのではなくて、
映画がすごくうわべの映像に感じてきます。
映画館で、
外から入ってきた時に、
映写機からの光のスジが見えていて、
映画ってこうやって映ってるんだあって
見えるときあるじゃないですか。
そうやって映像が光の表面的な動きに見えます。
そうすると、あら不思議、
映像と同時にその奥のスクリーンも
一緒に見えます。
まさに一体となって。

何となく分かりますか?

私たちは、
真理のメッセージを聞いて、
だんだん現実に興味がなくなり、
現実を冷静に見始めています。

現実は、
私たちの意識の投影された
映像のようなものです。
それらは、
一瞬先には変化し消えていく幻想です。
そして、私たちは、
個別に自由に考え行動しているのではなく、
他の人や環境との関わりの中で、
決められたセリフを言っている
全体の中の1人にすぎません。
そうやって、
世界にも私のストーリーにも
入り込まないでいると、
現実の目に映るものが、
映画みたいに上部だけの映像に見えて、
中に意思を持った主体や、
確固たる物質が
ないように感じてきます。
現実に現実味がなくなってきます。

そうすると、その時、同時に
これらの幻想が起きている
何もないスペースを感じます。
沈黙の音が聞こえます。

スクリーンとその上の映像が、
両方見えているようなそんな感じです。
最初は、それに意識が向けられるのは、
ほんのわずかな時間かもしれません。
でもだんだんその時間が増えてくることも
あるかもしれません。
でも重要なのは今、この瞬間、
何に意識を向けているかです。

もちろん、現実で起きていることも
目に耳に入ってきているのですが、
その奥のベースのスペースや沈黙に、
焦点を合わせてみてください。
それが、
平安に意識を向けるということです。

4.平安を選択する

そんなことはやってられない、
もしくは、
そんなベースは全然感じられない、
という方。
映画を見ていて大丈夫です。
ただ、映画に入りこみすぎて苦しくなったら、
これは映画だったと思い出してください。
それだけで楽になりますから。

これらは、
瞑想しなきゃだめ、とか、
思考を止めなきゃだめ、とか、
自分がコントロールするのとは、
違います。

ただ、今この瞬間に、
快楽はあっても苦しみから逃れられない
変化し消えていく幻想に意識を向けるか、
無であり全てである本当の自分
平和と安心に意識を向けるか、
それだけです。

他に難しいことを考える必要はありません。

そして、時間や空間は必要ありません。
今、この瞬間、
意識を向けるかどうかです。
何分やったかとか、
何時間できたかとか、
今までやこれからのことは
考えなくて大丈夫です。

これが、
目の前の現実で何が起きても
平安でいられる自由です。
この世界で楽に生きるということだと、
思います。

私が今お伝えできる【悟り】のお話は
ここまでです。
今日まで1から8と音声を上げてきましたが、
今回でこのシリーズは一区切りとなります。

これから、また私がお伝えできることができたら、
随時、音声を上げていくつもりです。

私自身は、
ヘルメス・J・シャンブさんの
『知るべき知識の全てI』
という本を読んで、
真理のメッセージに触れることができました。

とにかくこの真理のメッセージを、
できるだけ多くの人に知ってほしい、
そして私のように
楽に生きられるようになる人が増えたら嬉しい、
その一心で、私は私なりの言葉で、
多くの人に伝わるように
と願ってお伝えしていますが、
私の解釈が入っていることもありますから、
皆さんの方でも
ぜひ読んでいただけたらいいな
と思います。
概要欄にリンクを貼っておきますね。

さて、
この世界も、
この世界で生きていると思っている自我も、
夢の中のお話で本当はないのですが、
このメッセージを聞いているのは
紛れもなく夢の中の自分、自我なので、
その自我に聞こえるように
お話ししてきました。

それは、私自身が、
ヘルメスさんの本で、
私は行為者ではなく、
全て自動的に決まっている。
だけど、
私たちは平安を選択できる、
という言葉に救われたからです。
選択できる私もいないし、
選択できる自由もないけど、
苦しんでいる私には、
その言葉が必要でした。
この真意が伝わり、
少しでも皆さんも生きるのが楽になってくれたら
嬉しいなと思っています。

次回からは、テーマを変えてこれからも、
世界の仕組みを知って楽に生きるメッセージを
お伝えしていきますので、
よかったらチャンネル登録して
聞いてみてくださいね。


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