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【連載】息子の日本語教育3~4歳編


2歳のうちに、ひらがながほとんど読めるようになってしまった息子。文字への興味は衰えず、放っておいても勝手に学んでくれるようになりました。

3歳、語彙が爆発的に増え、カタカナを認識

3歳の誕生日にこちら↓のおもちゃを奮発して購入。

このおもちゃ、すごいんです!英語にも日本語にも切り替えられて、ペンでタッチするだけで両方教えてくれるんです!(回し者ではありません)
本人も肌身離さず持ち歩いてました。

アンパンマンカルタも大好きで、3歳のうちに文字札をスラスラ読めるようになり、絵札を私が取る…という遊びにしょっちゅう付き合わされました笑

日本語保育園でも文字札を読む係に任命され、先生が「助かります~」とよく言ってくださいました。

アンパンマン愛にあふれすぎて、気づけばアンパンマンばかり描く日々…

ひらがなができるようになってからは、カタカナの認識はあっという間でした。本人が理解している語彙がかなり増えていたためだと思います。

やはりこちらの公文のカードでよく遊んでいました。私が付き合ってあげなくても、一人カルタ&フラッシュカードで遊んでいました。

英語名があるお子さんなら、カタカナを先に教えるのもアリだと思います。
ひらがなより線もまっすぐで書きやすいですし。
英語とは微妙に違う発音のカタカナ語…その違いを意識するきっかけになるかもしれません。

日本人のオーペアさんに助けられる

息子が2歳のうちから、非常勤講師を二つかけ持ち、さらに自分でプライベート&グループレッスン開講するなど、フルタイム並みに忙しく働いていたのですが、夫は家事育児が苦手だったので、うまく頼ることができず、全部背負ってしまいました…
結果、高熱を出して1週間も寝込む、という経験をしました。

そこで息子が3歳頃から利用したのがオーペア(AuPair)さん=住み込みのお手伝いさんです。お手伝いさんと聞くと、よほどお金持ちと思われるかもですが、ワーキングホリデーで来ている日本人女性に部屋と食事を無料で提供し、家事育児を手伝ってもらうシステム。

ベビーシッターを雇うと時給$20程度と数時間で保育園より高額になってしまいますし、家事まではお願いしにくいですが、オーペアなら食費や消耗品が少し余計にかかるくらいで、雑用を色々とお願いできます。

うちは週15時間までお願いし、もしそれを超えるようならアルバイト代を渡していました。オーペアでうちに来る方も無料で住めて私から色々と情報が得られるし、win-winの関係だったと思います。私が家事に関して完璧主義じゃないのもよかったのかもしれません。

4歳、ポケモンに夢中になる

息子が4歳のときに来てくれたオーペアさんがポケモンGO!をやっていて、息子と遊んでいるときに教えてくれたそうで、彼もポケモンにハマってしまいました。
ポケモンはオーストラリアでも大人気のアニメです(名前は英語名で違いますが)。それまであまり英語のアニメに興味を示さなかった息子も、保育園の子と共通の話題ができてよかったです。

カタカナを覚えていたので、ポケモン図鑑を買ってあげたら、どんどん名前を覚えていき、特性などの説明の部分も読むのが大好きになり、よくポケモンクイズに付き合わされたので私も詳しくなりました。

こちらのウェブサイトもおススメ!タブレットがあればゲームができます。カタカナの並び替えでポケモンの名前を作るゲームは特にカタカナの定着に役立ちます。楽しすぎてスクリーンタイムが増えるの要注意ですが…

会話力の発達は少し遅め?

さて、文字の習得ばかりにフォーカスしていますが、会話力はどうだったか?
正直、3歳ごろは少し発達が遅めだったように感じていました。私とはそれなりに意思の疎通が図れていましたが、他の子と比べてしまうと、日本語も英語もあまり正しい文を話せていないような気がしていました。

本人の性格がおとなしく、シャイなので、誰とでも仲良くなるというよりは、数人と深く付き合うタイプ。また、言語もしっかり頭で理解してからでないと話したくないタイプだと思います。 

英語はさらに話すのに躊躇することがあり、夫が話しかけても無言だったり、返事に時間がかかったりと、コミュニケーションがうまく行かないことが最大の不安でした。

保育園の先生に様子を聞くと「ちゃんと話を聞けるし、指示通りに動くから問題ないですよ」と日本語の方でもローカルの方でも言われていましたし、多言語環境にあると文法ルールの確立がモノリンガルの子よりは遅いこともわかっていたのですが、それでも我が子のことはちょっと心配…「文字を先に入れちゃったのが悪かったかな…」なんて思ったりも。

しかし、4歳ごろになって、日本語に関しては特にアクセントも問題なく長い文を話したり書いたりできるようになってきました。

英語の問題も4歳ごろローカルの保育園で親友ができて、ずいぶんと改善しました。お父さんが日本人、お母さんがオーストラリア人なので英語の方が強いけれど、アンパンマンやウルトラマンなどの日本のキャラクターを知っていたので打ち解けられたみたいです。

ルー大柴さんのように英語を混ぜて話すことも今でもほとんどありません。

言語発達の面で個人差が目に見えてくるこの時期、親として色々と心配してしまうのは仕方ないですが、本人のペースというものがあります。

たとえば日本語でなんというかわからず英語で話してしまうことがあっても「ほら、日本語で話して!」と押し付けたり否定したりせず、日本語で「〇〇って言いたいのかな?」とさりげなく言い直してあげると会話からインプットが増えます。また間違えても親に否定されないという安心感から、そのうちアウトプットにつながっていくと思います。

周りと比べず焦らず見守っていきたいですね。

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