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スキンケアアドバイスシリーズ① 頬、目周りの肌荒れ初期対策

今の時期、乾燥とマスクと、そして花粉の時期が到来して
肌が荒れ始めたり揺らいでいる患者さんが増えています。

特に頬や目周りはバリア機能が弱まりやすく、荒れやすい場所です。
目周りは特にマスクからも見えるので気になりやすいですよね。

今日は私も日々患者さんにアドバイスしている、日々のスキンケアのちょっとした対策で
肌の揺らぎを和らげたり、初期の肌荒れを抑えたりする工夫をお伝えします!


乾燥から肌荒れの境界線は?

この時期は本当に外気の乾燥が強く、肌の乾燥もピークになっています。
基本的な乾燥対策は以前の記事に書いています。


乾燥を通り越して肌荒れにまで進行している場合、
乾燥肌対策と同じように保湿を繰り返してもなかなか改善しないことが多いです。

乾燥や花粉の影響で肌荒れになってしまっているサインは
①肌の手触りがいつもと違いゴワゴワしている
②皮がめくれる、粉が吹いたようになっている
③スキンケアが滲みる
④赤くなってきている

などがわかりやすいです。



肌荒れかも?と思ったらやってみて欲しいこと

上に書いたようなサインがあれば、


①朝の洗顔をやめる、部分洗いにする

今の時期、すでに朝はぬるま湯だけで洗顔をしている方もいるかと思いますが、
そうでない方は一度朝の洗顔で洗顔料を使うのをやめてみてください。
普段は問題ない洗顔料でも、肌荒れの時はさらにバリア機能を弱めたり、
刺激になったりしやすいです。

また、頬や目周りは乾燥するけど、おでこや鼻、顎などは皮脂が多いと感じる方は
その部分だけ洗顔料を使って、他は流すだけにしてみて下さい。

タオルを濡らして電子レンジで20~30秒程度温めたホットタオルで
顔を軽く拭くだけでも大丈夫です。(やけどに注意してくださいね!)
これは目の周りなどの凝り固まった筋肉を緩めてくれてリラックス効果もあります☺


②化粧水を一時的にやめる

これは今使っている化粧水がダメ、というわけではなく
化粧水のようなテクスチャーのサラサラとした水っぽいアイテムは
肌荒れが起こり始めた状態の肌には刺激になってしまうので一時的にお休みするようにアドバイスしています。

初期の肌荒れ状態の皮膚は、表層の角質層の並びがガタガタに乱れていて、
いつも問題なく使えている化粧水が、過剰な刺激になり、悪循環になっていることが多いのです。

こんな時は、洗顔後やスキンケアの時に化粧水はお休みして
乳液やクリームなどのテクスチャーがサラサラしすぎていないものだけにしてみましょう。


③スキンケアを部分使いにする

赤味が強くなってきたり、なかなか治らない場合は、
その部分はスキンケア全てをお休みして、
先にワセリンやバームなどの保護できるものを使い、
その後にそれ以外のところをいつも通りのスキンケアにしてみましょう。


こういったケアでも改善しなかったり、長引いていたり、悪化してくるようであれば皮膚科を受診してくださいね。


これから乾燥と花粉などの外的刺激が続く時期ですが、
スキンケアを工夫したりして、安定した肌になるといいですね☺

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健やかな肌のためにできることを発信していきます!
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自己紹介記事はこちら




<経歴>
滋賀医科大学卒業後、
形成外科・皮膚科勤務医・美容クリニック院長を経て
自身のクリニック「Maiko Holistic Skin Clinic」を開院。

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