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飴色の玉ねぎ失敗の巻

今日も今日とて黒焦げ玉ねぎ。

飴色の玉ねぎを成功させたこと一度もありません。もう5回は挑戦してるのに。いっつも君は私を裏切るんだ。

今日なんて途中まではうまくいっていた。玉ねぎ一個分を使って、油も多めに入れて、弱めの中火で炒めてたのに。玉ねぎから水分も出てて超いい感じだったのに。

途中暇になってコールスロー作り始めちゃったのが、運命の曲がり角だったんだなあ。ばかばか。

キャベツ切って、ちょっと目を離した隙に君は変わってしまった。

よそ見しちゃだめだよってか。一瞬だよ?大体一分くらいだよ?体感で。

私は君に失望したよ。私を困らせて楽しんでいるんでしょう。ふん、もういいわ。君がいなくったっておいしいカレーは作れるの。

さよなら。

君が三角コーナーを曲がった後、少し涙が流れた。もう少し構ってあげればこんなことにはならなかったのに――。


あーあ、玉ねぎ一個と一時間を無駄にしちゃったよおおおおお。自分に怒りのふて寝。


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