League of Legendsについて

こんばんは。

私がずっと昔からやっているこのLeague of Legends(以下LOL)。
日本では全く普及していないと言っていいので知らない人のほうが多い。

しかしLOLはアジアを中心として世界中で流行しており、ここ最近人気を博しているFPSタイトルよりもビッグネームのゲームである。約一億人がプレイしているといわれており、2021年の同時接続数は世界で2位。1位はフォートナイト。
ただLOLはPC専用のゲームであるという点に留意したい。フォートナイトはPCはもちろんのこと家庭用ゲーム機でも広く遊ばれているため単純比較することはできないが、少なくとも同等の人気があると言えるだろう。
またLOLは2009年のゲームだ。これだけ息が長く最新のゲームにも負けずとも劣らないというのは世界的に見ても異常である。ちなみに2009年に発売されたゲームはドラゴンクエスト9、ポケモンHG/SS、モンハン3などがある。
昔のゲームなので高性能PCは不要で、ノートパソコンでも十分にプレイできるという利点もある。

ゲームの基本的なルールは、5vs5のチーム対抗戦で相手の本拠地を壊したら勝ちというものだ。シンプルなルールながら、多彩なキャラクターと装備品があるため奥深さは他に類を見ないほどの完成度となっている。
ランクマッチというオンライン対戦モードで遊んでいると自分の実力にあったランクに上がっていけるのだが、全9区分あるランクで真ん中より少し下のゴールドランクまで行くのも非常に難しい。人によっては一生辿り着けないとも言われている。

LOLをプレイしている有名人といえばケインコスギさん。TVのイメージだとスポーツ万能のさわやかイケメンだが、実はゲーム好きだそう。もともとLOLをプレイしていたきっかけからゴールドランクを目指すこととなり1年かけて到達した。反射神経やとっさの判断が求められる場面が多いゲームではあるが40代でも十分に遊べると証明してくださった日本LOL界の有名人だ。

つい先日までWCSという世界大会も行われていた。
ワールドカップと同じような方式でグループ予選と本戦があり、アメリカ、南アメリカ、東欧、西欧、アジアと世界中からプロプレイヤーが集まった。
2022年の賞金総額は3億円以上、2019年は7億円以上とかなり大きな規模で行われていることが分かるだろう。

特にLOLが流行しているアジア圏ではプロプレイヤーが全国放送のCMに出ていたり、コンビニに広告が出されていたりと人々の生活の中に浸透しているそうだ。日本でいうとマリオくらいの認知度と人気があるといっても過言ではない。

ではなぜ日本ではLOLが遊ばれないのか?
これはいくつか理由があると考えられる。

まず初めに私が誤解していた1点目から話したい。
1試合のゲームの長さが原因…と思っていた時期が私にもあった。最短でも20分前後、長い試合だと60分を超えることも珍しくないLOL。PCゲーム自体がまだまだ根付いていない日本ではそんなに時間かけてられないプレイヤー多いと思っていた。しかし、最近とても流行しているValorantも1試合の時間は非常に長い。どうやら時間は原因ではないらしい。

では他に考えられる理由はなんだろうか?
2点目は非インスタント性だ。近年のゲームはチュートリアルなど見なくても直感で遊ぶことができるものが多いように感じる。もちろん遊びつくすとなれば別であるが。
ただLOLはチュートリアルを飛ばした場合、まともに遊ぶこともできないだろう。それどころか、ゲーム内チュートリアルが不足しているためライトゲーマーは本来持っておくべき知識が分からないという事態に陥ることもある。FPSで言えばグレネードの存在を知らない、RPGならば装備を購入できることを知らない、みたいなことだろうか。
まずゲームが始まった瞬間にどこに行けばよいかも分からないだろう。アイテムを購入してから本拠地を離れなきゃいけないことも気づかないだろう。
というように、一回学べばなんてことない事柄だが直感的に分からないという問題があるため自学を必要とするゲームなのだ。

3点目として民度の問題もよく話題に上がる。
LOLといえば罵詈雑言・バッドマナーのかたまりのゲームだ。LOLという素晴らしいゲームの中で唯一にして最大の欠点ともいえる。1時間プレイして負けたら悔しさのあまりつい文句を言いたくなる時もあるだろう。LOLプレイヤーはそれを包み隠さず相手に伝えるという悪しき文化がある。
チャットで言われるだけなのでミュートしておけばそういったものが目に触れることもないが、チャットをミュートしたほうが良いということもまた自学しなければならない。
私も両親ごと家を燃やされそうになったこともあるが幸いにも未だ実行に移されたことはない。

ということでLOLについて所感を述べてきたが、最後に言いたいのは面白いゲームであるということに間違いはないということだ。上記のような負の側面も持っているが、それらを跳ね返すだけの魅力を持っているからこそこれだけ長く多くの人に愛されているのだ。

少し興味はあるけど実際にやるのは面倒だ、怖い、という方も多いだろう。
そんな方こそ騙されてみると思って食わず嫌いせずに一度試してみてほしい。

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