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ゴードン_閉塞性動脈硬化症_フットケア指導


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【今回の情報】

S情報

・A氏「足の痛みがひどくて歩くのが辛いです。このまま悪化したらどうしよう…」
・妻「主人の足が心配です。きちんと治療を受けられるか不安です」

O情報

・氏名:A氏、性別:男性、年齢:68歳、身長:165cm、体重:70kg、家族構成:妻と二人暮らし、職業:定年退職後無職、性格:真面目で几帳面な性格
・飲酒:機会飲酒程度、喫煙:1日20本を40年間、趣味:散歩とガーデニング
・食事:自宅では1日3食摂取、肉・魚・野菜のバランスは良好、水分は1日1L程度、嚥下力は問題なし。入院後は全粥・軟菜食1800kcalの食事で、水分制限は1日1L
・認知機能:問題なし
・睡眠:自宅では7時間程度の睡眠で熟眠感あり、日中の眠気もない。入院後は痛みのため寝つきが悪く、睡眠が2-3時間程度で中途覚醒を繰り返す
・服薬状況:自己管理可能。内服薬はアムロジピン5mg 1T 1×朝、アスピリン100mg 1T 1×昼、ロスバスタチンOD錠2.5mg 1T 1×夕
・コミュニケーション:問題なし
・排尿・排泄:自宅ではトイレまで自立歩行し排尿・排便可能。入院後は痛みが強く、尿器使用中
・歩行:自宅では問題なし。入院後は両下肢の疼痛が強く、歩行器歩行で数mのみ可能
・移乗:ベッド⇔車椅子への移乗は軽介助
・入浴:清拭対応、着脱:全介助
・アレルギー:特定されたアレルギーなし、信仰:特になし
・入院経緯:2週間前から両下肢の疼痛と冷感が出現し、次第に増悪。歩行困難となり△月□日に緊急入院
・治療経過:入院後血管造影検査を行い、両側総大腿動脈に高度狭窄を認め閉塞性動脈硬化症と診断。△月□日に両側大腿動脈ステント留置術を施行
・既往歴:高血圧、脂質異常症
・バイタルサイン
 - 入院時 BP 142/90mmHg, HR 88回/分, BT 36.7℃, RR 18回/分, SpO2 97%(room air)
 - 入院中 BP 135/82mmHg, HR 76回/分, BT 36.8℃, RR 16回/分, SpO2 96%(room air)
 - 現在 BP 128/75mmHg, HR 68回/分, BT 36.5℃, RR 14回/分, SpO2 98%(room air)
・採血データ(△月□日)
 TP 6.8g/dL, Alb 3.4g/dL, BUN 18mg/dL, eGFR 45mL/min/1.73m2, K 4.2mEq/L,
 Na 142mEq/L, Hb 11.2g/dL, WBC 7800/μL
 その他
 CRP 2.8mg/dL, TG 180mg/dL, HDL-C 42mg/dL, LDL-C 128mg/dL,
 HbA1c 6.8%, CEA 3.2ng/mL, γ-GTP 62U/L, Ca 8.8mg/dL,
 Cl 106mEq/L, Cr 1.1mg/dL, Fe 88μg/dL

・入院経緯:A氏は2週間前から両下肢の疼痛と冷感を自覚し、症状が増悪して歩行困難となったため△月□日に緊急入院となった。
・治療経過:
 - 入院後、NSAIDsの内服を開始し、入院2日目に血管造影検査を実施
 - 両側総大腿動脈の高度狭窄を認め、閉塞性動脈硬化症と診断
 - △月□日(入院2日目)に両側大腿動脈ステント留置術を施行
 - 術後4日目(入院6日目)から理学療法を開始し、歩行器歩行によるリハビリテーションを実施中
 - 現在(入院7日目、術後5日目)、平行棒内歩行が20m程度可能
 - フットケア、禁煙指導、食事療法、内服薬の調整など、包括的な治療を行っている


【アセスメント】

1.健康知覚-健康管理

〇健康状態、受診行動、疾患や治療への理解、運動習慣、服薬状況、身長、体重、BMI、飲酒、喫煙の有無、既往歴

  1. 健康知覚-健康管理

・疾患の簡単な説明
閉塞性動脈硬化症は、動脈硬化により血管が狭窄・閉塞することで、下肢の血流が低下する疾患である。症状として間欠性跛行や安静時疼痛、皮膚潰瘍などを認める。

・健康状態
現在、両下肢の疼痛と冷感を主訴に入院中である。ステント留置術後5日目であり、疼痛は改善傾向にあるが、歩行は平行棒内で20m程度可能な状態である。高血圧、脂質異常症の既往があり、全身的な動脈硬化が進行している可能性がある。

・受診行動、疾患や治療への理解、服薬状況
症状出現から2週間後に緊急入院しており、受診が遅れた可能性がある。疾患や治療については病状説明を受けているが、理解度は確認が必要である。内服薬は自己管理可能だが、アドヒアランスについても確認が必要である。

・身長、体重、BMI、運動習慣
身長165cm、体重70kg、BMI 25.7で過体重である。定年退職後は散歩程度の運動習慣があるが、十分とは言えない。

・呼吸に関するアレルギー、飲酒、喫煙の有無
特定されたアレルギーはない。機会飲酒程度だが、1日20本を40年間喫煙しており、動脈硬化の大きなリスクとなっている。

・既往歴
高血圧、脂質異常症の既往があり、動脈硬化のリスクを複数有している。

看護での課題:
・疾患や治療に対する理解度が不明確であり、アドヒアランスが懸念される。
・40年間の喫煙歴があり、禁煙指導が必要である。
・過体重であり、散歩程度の運動習慣は不十分である。

総合的なアセスメント:
A氏は閉塞性動脈硬化症を発症し、現在ステント留置術後5日目である。高血圧、脂質異常症、喫煙、過体重など動脈硬化のリスクを複数有しているが、自覚症状出現から受診までに2週間を要しており、疾患への理解や健康管理に課題がある可能性が高い。また、68歳と高齢であることから、身体機能の低下や認知機能の変化などの加齢変化についても留意が必要である。疾患管理や再発予防のために、生活習慣の改善が重要である。

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