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自分の意見を持つ方法。


意見を事実のように話す人がいる一方で、一般論ばかりで、自分の意見がない人もいます。

人の話を聞いてあの人自分の意見がないよねと思ったことがある人もいるでしょうし、自分の意見を言うのが苦手だと感じている人もいるでしょう。

意見を一般化して話すのは、知的な態度ではないが、一般論ばかりではつまらない。では、どうすればいいでしょう?

そこでもう少し、「意見と事実」について掘り下げますしょう。

さて、「意見と事実をわけて話そう」と言う話をすると、「感想はどうなるんですか?感じた事は間違いのない事実なのですが」と聞く人がいます。

確かに、その人が感じた事は紛れもない事実です。ただし、それはあくまでも、主観的な事実です。

思ったことを他人に証明できるかと言うと「そう思ったので…」と言うほかありません。

一方で、証明が可能な事実は、客観的事実です。

では、意見はどうでしょう?

意見もあくまでも、個人的な考え、つまり主観です。

ただし、感想ではありません。

意見と言うのは、主観的な事実に根拠を付け加えることで、他の人にも納得できる形になったものです。

例えば、「3月3日に京都で雪が降った」と言うのは、証明可能な客観的事実です。

では、「寒がりの人は京都より大阪に住むべきだ」と言うのは、乾燥でしょうか? 1件でしょうか?

これがただ大阪の人が、冬の京都を歩いていて「寒っ!冬の京都は住めるもんじゃないなぁ」
と思っただけなら、あくまでも感想です。

しかし、大阪に5年、京都に5年住んだ経験からくる話なら、それは、実体験と言う根拠に紐付いた意見になります。

つまり、自分の意見を持つと言うのは、「客観的事実である感想から出発し、根拠を集めることで、他にも納得できる形にすること」といえます。

「それって感想ですよね?」と言われることを恐れて、自分の意見に蓋をしないようにしてください。はじめは皆、主観的事実である感想から出発するのです。

事実を求められているときに、意見を述べない。
意見を事実のように言わない。

を意識しながら、ぜひ、感想を意見に昇華させることを意識してみてください。

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