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[3] 2023(令和5)年春 富山・関西(26) 18きっぷの旅 初日その3

つづきです。

初発でスタートしてから、凡そ10時間弱で高山線の高山駅迄、辿り着く事が出来ました。
それでも高山線はまだ、4割程度残っていました。
乗車時間にすると、2時間強と言った感じですかね。

04月05日(水) 初日その3

高山駅

次列車とのインターバルが少しありましたので、小休止で駅の外に出てみました。
曇天で、寒いと言う程ではありませんでしたが、空気は少し冷たく感じられました。
もう16時近かったですからね。
人の姿は少な目でしたが、平日でホテル等のチェックイン時間も過ぎている頃だったので、そんなものだったのでしょう。
とか思いつつ、駅前のファミマに入ったら、外国人観光客の皆さんで盛況でありました。

高山線2(高山駅〜猪谷駅)

2両編成のワンマン運転で、前の列車と一緒でした。
若干混雑気味でありましたが、飛騨古川駅迄に落ち着きました。
その辺り迄が、高山の都市圏と言う感じですかね。
少し薄暗くなり始めていたので、写真は撮れていませんが、山頂付近に残雪が見られる様になりました。
宮川(神通川)と共に山間を進んで行くと、高山駅から1時間程で、終点の猪谷駅に到着しました。
これにて、JR東海全線完乗と相成りました。

高山駅~猪谷駅 52.8キロ

猪谷駅

高山駅方(左の切欠部は神岡鉄道の名残)
除雪機
縦列停車(接続)もあるそうなので(特急退避?)離れています。
富山駅方

JR東海とJR西日本との境界駅である猪谷駅は、中々広大な駅でしたがホームは細やかでした。(無人駅)
岐阜県のスーパーカミオカンデ(東京大学宇宙線研究所付属神岡宇宙素粒子研究施設)でお馴染みの、神岡鉱山貨物輸送の拠点だった名残が、広大な駅敷地と言う感じでしょうかね。
猪谷駅は、山中ですが富山県最南端駅だそうです。
関東人の私からすると、南側は海で北が山地と言う感覚があるので、ちょっと面白いですね。
そう、12時間掛けて富山県に入っていました。

高山線3(猪谷駅~富山駅)

高山線も残すところ、40キロ弱と言う感じでしたが、乗車時間で言えば高山駅~猪谷駅間との差はありません。
列車にも依るとは思いますが、これが単線の面白いところです。

笹津駅

神通川と共に進んで行くと、笹津駅に到着して列車交換で少し停車しました。
多少標高はあったのかも知れませんが、何時の間にか街に下りて来た感じでした。
実は、笹津駅はかつて富山地方鉄道の路線も乗り入れていたそうで、やはり神岡鉱山の貨物輸送で賑わった街だそうです。
笹津駅を出ますと、車内からの写真は完全に無理でしたが、遠くに立山連峰を望めて、美しい幻想的な風景でありました。
神通川河川敷のきときと空港に着陸する、航空機の灯火も見えました。
空港自体は河岸段丘の向こう側でした。
おわら風の盆で有名な、越中八尾(えっちゅうやつお)駅から混雑が始まり、速星駅や婦中鵜坂駅を経て、富山駅近郊の夕方のラッシュを体感しました。

猪谷駅~富山駅 36.6キロ

富山駅

新潟方面
金沢方面

(JR仕様の)駅名標無いんですね…。
切欠けホームで肩身が狭いと言うか、完全に新幹線の駅です。
そして、高山線完乗でした。
富山駅は北陸新幹線開業前直前に、訪れて以来でした。
寄り道も考えたのですが、時間も考えて今回はスルーとしました。
薄暗いと言うか、夜だし。

あいの風とやま鉄道(富山駅~高岡駅)

4両編成で、ラッシュ時間でしたが、何故か着席出来ました。
既に外は真っ暗で、景色どころではありませんでしが、特に退屈も無かったです。
半分寝てました。

あいの風とやま鉄道
富山駅~高岡駅 18.8キロ 390円
*18きっぷの特例として高山線から氷見線城端線に向かう場合(又はその逆)に於いては運賃発生せず往来可能で富山駅と高山駅に限って途中下車も可能
(今回は該当せず)

高岡駅

初めて、高岡駅に降り立ちました。
結局、訪問は実現しなかったのですが、昔々に少しばかりご縁のあった街でした。
後々になって、こうした形で訪れる事になるとは、何とも不思議な巡り合わせではありました。
まぁ数回、列車で通り過ぎてはいました。
時間も時間でありましたが、あともう一つミッションがありました。

万葉線

高岡駅電停から、万葉線に乗車しました。
クラシカルな車両から、現代風トラム迄バラエティに富む鉄道会社です。
高岡は、ドラえもんの藤子・F・不二雄さんの故郷であります。
駅ビルの下に停留所がありました。
ガラガラでしたが、思いの外ロングランで20分程乗車しました。

米島口電停

米島口には、万葉線の本社や車庫もありました。

こちらに来たのは、鉄道むすめ巡りのスタンプラリーの為でした。
通常は2箇所(駅)ですが、万葉線はこちらの1箇所(2件)で済みました。

米島口電停〜市民病院前電停

更に先へ進んで、一気に万葉線完乗も検討してはいたのですが、今回は無理をせずに、来た道を戻りました。
流石に初日から、無理を重ねる事は出来ませんから、また次の機会を待ちたいですね。
一応、高山線と鉄道むすめが、この日のミッションでありましたから、充分でありました。

そんなこんなで
長い長い、初日が終わりました。

4月5日(水) 初日

JR東日本 JR東海 JR西日本
横浜駅〜富山駅
 593.3キロ 9460円(参考)
 グリーン車 1000円
 乗車整理券 330円

あいの風とやま鉄道
富山駅〜高岡駅
 18.8キロ 390円

万葉線
高岡駅電停〜米島口電停
 4.4キロ 300円
米島口電停〜市民病院前電停
 2.0キロ 200円

つづきます。