[2] 2023(令和5)年春 富山・関西(26) 18きっぷの旅 初日その2
つづきです。
一先ず、岐阜駅迄到達しましたが、勝手知ったる東海道線西下は、プロローグの様なものであります。
旅立ちから7時間程で、この日のメインイベントを迎えました。
04月05日(水) 初日その2
高山線(岐阜駅〜高山駅)
実は、暮れの名松線(松阪駅〜伊勢奥津駅)乗車も、今回の高山線乗車の布石だったのですが、岐阜駅から美濃太田駅の間は既に乗車済みでありました。
列車は、2両編成のワンマン運転で、ロングシート仕様でありました。
座席が埋まる程度で、列車は岐阜駅を出発して、終点の高山駅へと向かいました。
鵜沼駅迄は、岐阜市近郊の雰囲気もあって、名鉄線も乗り入れていますから、比較的都市部の趣もありましたが、木曽川が見えて、美濃太田駅に到着するとローカル色が強くなった気がしました。
太多線(美濃太田駅〜多治見駅)の一部列車も、岐阜駅へ乗り入れたりしていますから、未乗の美濃太田駅からの区間こそが、高山線の本丸だったのかも知れません。
美濃太田駅から下呂駅の間は、ワンマン運転ですが、車掌さんも乗車しました。
古井(こび)駅では、高校生(美濃加茂高?)が多数乗車してプチラッシュ状態となりましたが、白川口駅で多数の下車があって、車内も落ち着きました。
また、白川口駅手前の上麻生駅付近では、飛騨川の飛水峡も見る事が出来ました。
高山線は飛騨川に沿って、高山駅方面へと向かいました。
比較的駅間距離が長い区間には、幾つか信号所が設けられていて、福来信号場では特急との離合がありました。
基本単線でありますから、駅での特急退避や列車交換もありましたが、やはり人気の観光地が多く、優等列車(特急)運行もそれなりにありますから、その頻度が多かったです。
そう言えばこの辺りでは、車内検札も行われて、優等列車でも撤廃の流れ(管理デバイスの進化)の中で、何とも懐かしい感じもありました。
温泉で有名な下呂駅では、多少纏まった下車があり、ここまでで一番の観光地であり、大きな街でありました。
車掌さんともお別れでしたね。
下呂駅を出て、ラストスパートと言いたいところですが、最後に高山線の洗礼がありました。
久々野駅では、JTBの時刻表でも到着時刻の注記が入る程長い、30分程の停車となりました。
特急退避と列車交換2本(特急と普通)でしたが、美濃太田駅でも同じ形で20分程停車していました。
本来、ワンマン運転の無人駅等では、車両を出てホームに降りた時点で改札外と見做されますが、私は18きっぷを所持していましたし、安全に撮影をしていましたから、特に確認を求められる事も無く、大目に見てくれていたのかも知れません。
上り特急を見送り、上り普通列車の到着で、久々野駅を出発して今度こそラストスパートでした。
長いトンネル(宮トンネル2080M)だなと思っていたら、その先には家々が現れました。
渡った川も宮川で、長いトンネルが分水嶺だった様です。
「氷菓」(米澤穂信さん)の舞台や〜。
飛騨一ノ宮駅を経て、高山駅に到着しました。
長かった(3時間46分)かと言われれば、短くはなかったですが、退屈する事無く楽しかったです。
まだ高山線は、先へと続いて行きますが、少しインターバルがあったので、改札の外に出てみました。
岐阜駅~高山駅 136.4キロ
つづきます。